『もう明日から仕事に行けません。
すいません。』
10年以上の介護士歴を持つ僕が、病院のベッドから職場に電話をした時の言葉です。
この瞬間、僕の正社員介護士としてのキャリアが終わりました。
僕は一生懸命職場に尽くしてきました。
- 先輩からイビられても負けず
- 毎日残業 ・休日も呼び出しがあれば駆けつけ
- 委員会や係を複数掛け持ちし
- シフト作りなどの雑務もこなし
- イベントの企画/準備/実施まで
誰よりも頑張った。
「よしあき君は頑張り屋だね」
「この施設には絶対必要な人材だよ」
そう言われるたびに、
「もっと頑張らなきゃ…。」
いつしか、そう思うようになりました。
でも…あと何年この働き方を続けるんだ…
その言葉が、心の底から湧き上がってくる。
自分でも驚くほど、虚ろな心の声。
そうして気づいたら、点滴の管がぶら下がっている。
「過労です。しばらく安静にしてください」
医師の言葉が、どこか遠くから聞こえてくる。
そうか…ついに、限界が来たんだ。
でも、このどん底で気づいたんです。
このまま頑張り続けても、
僕の人生は変わらない。
と。
いや、むしろ、さらにどん底に突き落とされる。
…と。
そんなことを、考えていました。
人生ではじめて感じた、どうしようもない行き詰まり感。
泥の中に沈んでいく感覚。
そんな経験をして、僕は新しい価値観を見つけることができました。
それが、
「ラクに働く」
ということ。
今、あなたも心の奥底では気付いているはずです。
このままじゃダメだって。
「今の環境じゃ、ただ疲弊するだけ…」
「このまま歳を重ねていったら…」
「でも、この先どうすれば…」
何をしたらよいのか分からないから、
とりあえず、黙って毎日職場に行く。
でも、その「とりあえず」の選択。
あなたは、それで満足するでしょうか？
人生が良くなるでしょうか？
僕は、その「とりあえずの選択」で、
どん底へと突き落とされたのです。
しかし今は、残業も一切なく、給料は1.5倍に
しかも、人間関係の悩みゼロ
という”理想的な働き方”を実現できています。
その秘訣は、意外にもシンプル。
“徹底的なリサーチと転職”
たったこれだけです。
この記事でお伝えすることは、
- 介護の職場で悩んでいる
- 本気で人生の幸せを掴みたい
- せっかく一度きりの人生、最高のものにしたい
そんな人たち “全員” に読んでほしい、
僕のメッセージです。
僕は、倒れたのちに誓いました。
「二度と、頑張りすぎて倒れる介護士を出したくない」と。
「時給が高い所に行けば、良い暮らしができるようになります。」
こんな軽い言葉で転職をオススメするのではなく
自分自身の「本当にピッタリ合った職場」を見つけて、
真に生きててよかったと思えるための、
「転職」の極意とは何か！？
そんな想いの詰まった秘密を、今、この場で全て、明らかにします。
もくじ
介護士がホワイト施設を射抜く転職法５つのステップ
ホワイト施設を射抜く５つのステップ
それでは早速、優良介護施設に転職するための５STEPをお伝えします。
- 自分が希望する介護施設形態を明確にする。
- 複数の介護専門転職エージェントに登録する。
- 転職候補先の情報を徹底的に収集する。
- 口コミを収集して施設の評判を確認する。
- 施設見学/面接で実際の雰囲気と管理者の性格を確認しよう
この５STEPは、ただの机上の空論ではありません。
これは、僕のYouTubeチャンネルを通じて出会った、数多くの介護士さんたちとの対話から生まれました。
彼らの悩み、試行錯誤、そして成功体験。
それらを丁寧に紐解き
体系化したものです。
つまりこれは、他の転職ノウハウとは大きく違い、
- 介護士に特化した内容を
- 実践→改良→実践→改良と繰り返し
- 記事として練り直したもの
になっているため、かなり実用的かつ体型的なノウハウになっています。
今回紹介する方法を順番通りに確実に実践していけば、
周りと比べて転職の満足度に大きな差がつくのは間違いありません。
ただの転職ノウハウではなく、
ラクに働けることにフォーカスし、
なんなら、人生すら好転させる。
そんな方法を学んでいきましょう。
STEP 1：自分が希望する介護施設形態を明確にする
STEP 1では、自分が希望する介護施設形態を明確にしましょう。
以下から、最低でも２つは、自分に合っていそうな事業所形態を決めておきましょう。
- 特別養護老人ホーム（特養）
- 介護老人保健施設（老健）
- グループホーム
- 有料老人ホーム
- デイサービスセンター
- サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）
- 訪問介護
(↓タブをタップすると詳細が見れます。)
特別養護老人ホーム（特養）での転職者ニーズには、以下のようなものがあります。
- 安定した職場で長く働きたい
特養は重度の要介護者が多く、利用者が長期入所するため、職員も長期的に安定した雇用が期待されます。このため「安定した職場」を求める人にとって人気の施設形態です。 - 終末期ケアや重度の介護に興味がある
特養では日常生活全般のサポートに加え、終末期ケアが必要となるケースが多いため、重度の介護技術や知識を深めたい人、終末期ケアに関心がある人に適しています。 - スキルアップの機会が豊富
特養では医療・看護と連携する場面も多く、食事、入浴、排泄などの介護スキルが求められます。介護技術を磨き、実務経験を積みたい人にとって特養は成長の場となりやすいです。 - 充実した福利厚生とキャリアサポートを希望
特養は比較的大きな組織で運営されていることが多く、福利厚生や研修制度が整っている場合が多いです。安定した雇用とともに、キャリアアップを目指す人にも人気があります。
特養への転職は、介護技術を高め、長く安定して働きたいと考える介護士に向いていると言えるでしょう。
介護老人保健施設（老健）への転職者のニーズは、以下のようなポイントが挙げられます。
- リハビリテーションと在宅復帰支援への関心
老健では、利用者の在宅復帰を目標にリハビリが重要視されるため、リハビリや機能訓練のスキルを高めたい人や、リハビリを通じて利用者の回復を支援したいと考える人に適しています。老健での経験はリハビリに関する専門知識を深める機会にもなります。 - 短期ケアで多様な利用者と関わりたい
老健の利用者は比較的短期間で退所することが多いため、多様な利用者と幅広く関わりたい、またはさまざまなケースに対応する経験を積みたいと考える人に適しています。異なる状況や背景を持つ利用者と関わることで、幅広い介護スキルを得られます。 - 医療・看護との密な連携
老健では、医師や看護師との連携が重要です。医療チームの一員として利用者の健康管理を支えるため、医療や看護に興味があり、より専門的なチームケアを学びたいと考える人に向いています。医療現場の視点を取り入れた介護スキルを磨ける点も老健の特徴です。 - キャリアアップと資格取得の支援
老健では多くの施設が職員のキャリアアップを支援する制度を導入しており、研修や資格取得の補助が充実している施設も多いです。そのため、介護福祉士やケアマネジャーの資格取得を目指しながら働きたい人にも人気があります。
老健への転職は、リハビリや医療連携に興味があり、短期ケアを通じて多様な利用者と関わりたいと考える介護士に適しています。
グループホームへの転職を考える介護士には、次のようなニーズがあります。
- 認知症ケアに対する関心
グループホームは認知症の高齢者を対象とし、少人数の利用者に対する介護を行います。認知症ケアを重視したい、専門的な認知症の知識やスキルを高めたいと考える人には理想的な職場です。少人数のケアで利用者一人ひとりとじっくり向き合えるため、認知症ケアに深く関わりたい介護士に向いています。 - 家庭的な雰囲気でのケア
グループホームは「家庭的な環境」で利用者が共同生活を送るため、家庭的で親しみやすい雰囲気が特徴です。このため、利用者や同僚と温かい関係を築き、落ち着いた環境でケアを提供したいと考える人に適しています。 - 少人数ケアの実践
グループホームの利用者数は通常5〜9人程度と少人数であるため、利用者の生活に密接に関わりながらきめ細やかなケアを実践できます。利用者の個性やニーズに合わせたサポートがしたい人、利用者一人ひとりの変化に気づきながらケアを提供したいと考える人にとっては、働きがいが大きい施設です。 - 柔軟な働き方を希望する人に適している
グループホームでは夜勤や交代勤務があるものの、家庭的な環境での勤務形態が特徴的であり、柔軟な働き方ができる場合も多いです。日常生活支援の延長として、利用者と共に過ごす時間が多いため、厳しい医療的対応よりも日常生活に寄り添ったケアを行いたい人に向いています。
グループホームは、認知症ケアのスキルを磨きながら、家庭的で温かい環境で働きたい介護士に人気がある施設です。
有料老人ホームへの転職を考える介護士には、以下のようなニーズがあります。
- 幅広いケアの提供
有料老人ホームは、比較的介護度が低い利用者から重度の利用者まで幅広く受け入れているため、多様な介護スキルを活かしたい人に向いています。また、生活支援やレクリエーションなど、利用者の生活全体を支えるケアが求められることが多いです。 - 高いサービスレベルを求める環境で働きたい
有料老人ホームはサービスレベルが高く、利用者や家族からの期待も大きいため、接遇スキルやホスピタリティに力を入れたいと考える介護士に適しています。介護だけでなく、利用者に対する心遣いや細やかなサービス提供が重視される点が特徴です。 - キャリアアップの機会が豊富
有料老人ホームでは、資格取得支援や研修制度が整っているところが多く、キャリアアップを目指す介護士にとっては成長のチャンスが豊富です。介護福祉士やケアマネジャーの資格を目指す人や、将来的に管理職を目指す人にも適しています。 - 良好な勤務環境や福利厚生の充実
大手法人が運営する施設が多いため、福利厚生や労働環境が充実しているケースが多いです。働きやすさを重視し、安定した雇用環境を希望する介護士に人気のある職場形態です。
有料老人ホームは、幅広いケアと高いサービスレベルを提供しながらキャリアを積み、安定した勤務環境を求める介護士に適しています。
デイサービス（通所介護）への転職を考える介護士の主なニーズは以下の通りです。
- 日勤のみの勤務
デイサービスは日中のみの勤務がほとんどで、夜勤がないため、プライベートの時間を確保しやすいです。そのため、ワークライフバランスを重視したい人や、家族と過ごす時間を増やしたいと考える人に人気があります。 - リハビリやレクリエーションの提供に興味がある
デイサービスでは、リハビリやレクリエーション活動が重要な役割を占めています。利用者の身体機能向上を支援したり、楽しさを提供するケアをしたいと考える介護士に向いています。 - 利用者と短期で関わることができる
デイサービスの利用者は日帰りのため、長期入所の施設とは異なり、短期的な関わりを持つことができます。利用者が日ごとに異なることも多く、さまざまな利用者と接したいと考える人に向いています。 - 利用者の自立支援を目指したい
デイサービスでは、在宅生活を支える役割が求められ、利用者が自立した生活を維持できるよう支援します。日常生活動作のサポートを通じて利用者の自立をサポートしたい人に適しています。
デイサービスは、夜勤なしの働き方を希望し、利用者のリハビリや生活の自立支援に興味がある介護士にとって理想的な職場です。
サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）に転職を考える介護士のニーズには、以下のようなものがあります。
- 軽度の介護負担を希望
サ高住は、比較的介護度が低く自立した生活を送れる利用者が多い施設です。重度のケアよりも生活支援や見守りが中心となるため、身体的負担が少なく働きやすい環境を求める介護士に適しています。 - 自立支援に関心がある
サ高住では、利用者ができる限り自分で日常生活を送れるように支援することが目的です。利用者の自立を促し、必要に応じて軽度のサポートを行うため、介護士としてのスキルを活かしながらも、自立支援に重きを置きたい人に向いています。 - コミュニケーション重視のケア
サ高住では、利用者とのコミュニケーションが重要です。日常生活の中でのサポートや交流が多く、利用者との信頼関係を築きながら、ゆったりとした雰囲気で働きたい介護士に適しています。 - 安定した勤務環境と福利厚生
サ高住は大手の運営会社によって管理されていることも多く、福利厚生や労働環境が整っている施設が多いです。安定した雇用環境で、長く働きたい人にも向いています。
サ高住は、軽度の支援を通じて利用者の自立生活を支え、穏やかな環境で働きたいと考える介護士にとって魅力的な職場です。
訪問介護への転職を考える介護士のニーズは以下のような点が挙げられます。
- 個別ケアに集中できる
訪問介護では利用者一人ひとりの自宅に伺い、個別にサポートを行います。そのため、施設と違って利用者にじっくり向き合いたい、個々のニーズに応じたきめ細かいケアを提供したいと考える介護士に向いています。 - 柔軟な働き方が可能
訪問介護は勤務時間やスケジュールの調整が比較的しやすい点が特徴です。自分のライフスタイルに合わせた働き方がしやすいため、家庭やプライベートの都合に合わせた柔軟な勤務を希望する人にとって理想的です。 - 身体介護よりも生活支援に興味がある
訪問介護では、身体介護だけでなく生活援助（掃除、買い物、料理など）も多く含まれます。利用者の日常生活を支えることに重きを置きたい、生活支援にやりがいを感じる介護士に向いています。 - コミュニケーション重視のケア
訪問介護では利用者の自宅に定期的に訪れるため、信頼関係が築かれやすいです。利用者と深い信頼関係を築きながら支援を行いたい方には、訪問介護は特に適しています。
訪問介護は、利用者に個別に向き合いながら、柔軟な働き方や生活支援を重視したい介護士にとって非常に魅力的な職場です。
ここで診断できるよ。
（※）診断結果はあくまで参考までに。
【まとめ】この章でやるべきこと
- 希望する事業所形態を“最低２つ”は決めておこう。
STEP 2：複数の介護専門転職エージェントに登録しよう
正直に言います。
エージェントを使わずに転職して後悔する人を、私は何人も見てきました。
今や転職希望の介護士の約3人に1人が転職エージェントを利用している時代。
おすすめ介護系転職エージェント３選
【カイゴジョブ】累計会員数No１の国内最大級の介護専門求人サイト
【レバウェル介護(旧きらケア)】アドバイザーの丁寧な対応で口コミ総合評価No１
【かいご畑】初心者でも働きながら０円で資格が取れちゃうサポート付き
おすすめ介護系転職エージェント３選
【レバウェル介護派遣】内部の雰囲気や人間関係も熟知している口コミ総合満足度No.1の派遣会社
【介護ワーカー】３年連続、楽天リサーチNo1の支持率
【かいご畑】無資格未経験でも働きながら０円で資格が取れちゃうサポート付き
介護士がエージェントを使うべき決定的な3つの理由
「え？なんで転職エージェントに登録する必要があるの？」
「求人サイトや広告で探せば十分では？」
確かにその通りです。
介護業界は人手不足ですから
転職する“だけ”ならエージェントを使う必要は、まったくありません。
ただ、この記事の趣旨は、
自分自身に「本当にピッタリ合った職場」を見つけて、
真に生きててよかったと思えるための、転職を実現することです。
介護の転職において、必ずしもエージェントを使う必要はありませんが、
エージェントが道筋を示してくれることで、
僕の病院のベッドでの後悔を、あなたが繰り返さなくて済むのです。
なぜ、そうと言えるのか？
【非公開求人にアクセスできる】
求人サイトに載っている情報は氷山の一角。
実は介護業界の求人の多くは非公開です。
良質なエージェントを通すことで、
これらの良質な非公開求人の情報を手にいれる事ができます。
【条件交渉を代行してもらえる】
給与や勤務時間の交渉は苦手という方も多いはず。
ですが、エージェントは交渉のプロ。
あなたの希望を最大限叶えるため、施設側と粘り強く交渉してくれます。
ちなみに、僕は、「夜勤専門で働きたい」というワガママを、
交渉によって、こじ開けてくれました。
【施設の内部情報を知ることができる】
「求人票の情報だけで、本当にその施設が自分に合っているか分かるのかな…」
これは当然の不安です。
エージェントは実際に施設を訪問したり、以前の転職者から情報を貰って、
職場の雰囲気や人間関係、責任者の性格、といった内部情報まで把握しています。
だから転職を検討している人にとって、エージェントは必須のツールになっていますし、
僕が推している理由でもあります。
転職エージェントに対する不安点
とはいえ、エージェントの利用を迷う方の多くが、様々な不安を抱えていることも理解しています。
これらの点について、
正直にお話ししたいと思います。
「エージェントは紹介料目当てなのでは？」
確かにエージェントは、転職が成功した際に、施設側から紹介料を受け取ります。
だからこそ、
「とにかく早く決めさせようとするのでは？」
という不安を感じる方も多いでしょう。
しかし、実はここに大きな誤解があります。
エージェントにとって最も大事なのは
「長期的な信頼関係」です。
なぜなら…。
- 転職者が早期退職すると紹介料が返還となる
- 満足度の高い転職を実現できないとクチコミで評判が下がる
- 施設側からの信頼も失い、今後の取引に影響する
つまり、エージェントには
「あなたが長く働ける、ホワイトな職場を紹介しなければならない」
という動機があるのです。
「情報を登録したら、しつこく連絡が来るのでは？」
これは正直、エージェントによって対応が分かれます。
中には「ノルマ達成のため」に執拗に連絡してくるところも実際あります。
だからこそ、前述した「おすすめ転職エージェント（派遣）3選」を提示しているわけです。
僕がおすすめする3社は、以下のような特徴があります。
- 最初の面談で希望する連絡頻度を確認
- 基本的にメールやLINEベースでのやり取りが可能
- 「今は様子見たい」という意向も尊重
実際に、人間関係で悩み消耗していた方とお話しする機会がありましたが、
転職エージェントを紹介した結果、以下の動画のように、無事に人間関係で悩まない職場を見つけた方もいらっしゃいます。
口コミレビュー動画
＼転職エージェントのメリットデメリットとは？／
ですので使わない理由は特に見当たらないのです。
でも今じゃない…
「もう少し考えてからにしよう…」
「タイミングは今じゃないかな…」
そう思われる気持ち、よく分かります。
慎重に判断したいというのは、とても賢明な考えですよね。
ただ、ちょっと考えてみてください。
今この瞬間も、無慈悲に時間は流れ、
あなたにピッタリ合った非公開求人は、
誰かに紹介され続けています。
今、エージェントに相談するとして、あなたが失うものは何かありますか？
- 時間？ → 最初の相談は10分程度
- お金？ → 完全無料
- 義務？→ 相談後の転職は自由
つまり、相談することで失うものは何もない。
でも逆に、相談しないことで失うかもしれないものは？
- 今だけの非公開求人の情報
- より良い条件の可能性
- 無慈悲に流れるあなたが悩む時間
待つことで得られるものは少ないのに、
失うかもしれないものは意外と多いのです。
冒頭のお話を覚えていますでしょうか？
僕は過労で倒れて以降、いろいろと考えました。
「もっと早く動いていれば…」
「あの時、勇気を出していれば…」
でも、時すでに遅し。
10年間の自己犠牲的な働き方が、僕の体を蝕んでいました。
「でも、まだ大丈夫…」
その「でも」が、
あなたの人生から大切な時間を奪っているかもしれません。
僕も10年間、その「でも」に縛られ続けました。
その結果が、冒頭でお伝えした病院からの電話です。
僕は、みんなに同じ想いはして欲しくありません。
だからこそ、“今”行動してみてください。
そうすることで、僕の病院のベッドでの後悔を、あなたが繰り返さなくて済むのです。
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【かいご畑】無資格未経験でも働きながら０円で資格が取れちゃうサポート付き
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【まとめ】この章でやるべきこと
- 転職エージェント、または、派遣会社に“複数”登録しよう。
- 転職エージェント、または、派遣会社に自分の希望を伝えよう。
STEP 3：転職候補先の情報を徹底的に収集する
情報をたくさん集めよう
前章では、転職エージェントに複数登録しようというお話をしました。
なぜ複数社に登録する必要があるのか？
それは、より多くの”可能性”を手に入れるためです。
食べ放題のバイキングに例えると分かりやすいかもしれません。
- 10種類の料理を提供するお店
- 30種類の料理を提供するお店
どちらが自分の好みのメニューに出会える可能性が高いでしょうか？
答えは明らかです。
ただし、ここで大切な注意点があります。
上記で僕がお勧めした転職エージェントでさえ、
必ずしも全ての求人が「理想的な職場」というわけではありません。
むしろ、たくさんの情報を集めるからこそ、
その中から“本当に自分に合った環境を見極める目”が必要になってきます。
多くの介護士さんが転職で失敗する原因は、選択肢が少なすぎたからなのです。
だからこそ、複数の転職エージェントに登録して、
可能な限り多くの選択肢を集めることが、
あなたの理想の職場を見つけるための第一歩となります。
この工程をサボると…
次章でお伝えする「理想の職場の見極め方」が機能しなくなってしまいます。
結果、また「我慢できる程度の環境」を選んでしまう可能性が高くなってしまうのです。
まずは、可能性を最大限に広げることから始めましょう。
情報をたくさん集める方法
求人情報をたくさん集めるには
「こんな条件の求人をたくさん教えてください」
「こんな働き方ができる施設をたくさん教えてください」
とエージェントに伝えましょう。
「こんな要望をしたら迷惑かな…」
そんな遠慮は、可能性を狭めるだけです。
むしろ、具体的な希望を伝えられる人ほど成功率が高くなります。
せっかく登録したのです。
最大限活用しない手はありません。
バシバシ使い倒し、求人情報を集めましょう。
【まとめ】この章でやるべきこと
- 転職エージェント(派遣会社)から、できるだけ多くの求人情報を貰おう。
STEP ４：理想の職場の見極め方
実は、ここから本番。
求人情報を集めたら、
次は「理想の職場」を見極めていく必要があります。
実は、多くの介護士が「表面的な条件」だけで判断してしまい、後悔することになります。
「給与が良かったから…」
「通勤時間が短かったから…」
「施設がキレイだったから…」
…そんな理由で選んでも、
本当の意味での「働きやすさ」は手に入りません。
僕自身、10年間必死に頑張ってきた介護の現場で、
数え切れないほどの「ミスマッチ転職」を目にしてきました。
希望に胸を膨らませて入職したものの、
数ヶ月で退職していく仲間たち。
彼らに共通していたのは、
「見極めるべきポイント」を見落としていた。
…ということ。
言い方を変えれば、
ここが勝負の分かれ目です。
ここからは、表面的な求人情報の裏側にある、
本当の「働きやすさ」を見極めるための具体的な方法をお伝えしていきます。
厚生労働省のサービスで“離職率”を調べよう
「この施設、本当に働きやすいのかな…」
そんな不安を抱えながら転職を決めてしまう必要は、もうありません。
実は、各介護施設の”内部の実態”を示す重要なデータが、誰でも無料で見られるのです。
それが、厚生労働省が公開している「介護事業所生活関連情報」。
このデータベースを使えば、施設の「本当の姿」が見えてきます。
具体的に何が分かるのでしょうか？
- 職員の男女比
- 年齢比
- 在籍年数
など色々な情報が敬礼されていますが、
最も注目すべき指標の一つが、
「職員の離職率」です。
簡単に言えば、「どれだけの職員が長く働けているか」を示す数値。
これは、その施設の「働きやすさ」を如実に表すバロメーターなのです。
では実際に興味がある事業所の離職率などの人材データを見る具体的な方法を紹介していきます。
以下のたった3分の作業で、
あなたは施設の「本当の姿」を知ることができます。
興味がある事業所の離職率を調べる方法
【施設名+介護サービス情報公開システム】と検索。
離職率の計算式は、
（離職率＝（離職者数÷総従業員数）×100）
です。
一応、計算ツールもご用意しておきましたので使ってみてください。
（半角数字で入力して下さい。）
結構カンタンですよね。
ちなみに、2024年度の介護職の平均離職率は13.1%。
この数字を超えている施設は、要注意サインと考えてよいでしょう。
このように気になった事業所のデータを徹底的に収集して下さい。
たった5分の作業で、あなたは「見えない不安」から解放されるはずです。
調べた数字は後で比較検討するので、必ずメモに残しておいてくださいね。
スマホで各事業所のデータをまとめたい場合は↓のスプレッドシートをお使い下さい。
配布リンク スプレッドシート｜ホワイト介護施設比較検討シート
（※使い方）ご自身のスプレッドシートにコピーしてお使い下さい。
離職率を参考にする際の注意点
ただし、この離職率だけを見て判断するのは危険です。
なぜなら…
リアルタイムの情報ではないから
施設形態や規模による違いもある
だからこそ、次章でお伝えする「口コミ分析」と組み合わせることで、
より正確な判断ができるようになります。
Gensparkを使って職場の口コミを一瞬で集めよう
よく転職ノウハウで調べると
「口コミを調べましょう」
という毒にも薬にもならないアドバイスを見ます。
確かにそうなのですが。ネット上には星の数ほどの口コミが散らばっています。
その中から、信頼できる情報を見つけるのは至難の業。
１つ１つ確認するのはとても骨が折れます。
ここで登場するのがAIを活用した情報収集ツール「Genspark」です。
Gensparkを使えばたった30秒もあれば一瞬で気になった介護事業所の”リアルな評判”を収集することができます。
「AI？難しそう…」
そんな心配は無用です。
スマホが使えれば、誰でも簡単に活用できます。
使い方は以下です。
- Gensparkにアクセス(無料で使えます)
- 検索窓に【 [施設名] の転職者目線の良い口コミと悪い口コミを教えて】と入力。
- 待つこと10～20秒。AIが膨大な情報源から信頼できる口コミを抽出してまとめてくれます。（情報ソースも出してくれます。）
実演!!
＼実際にGensparkで口コミを調べてみた／
数ある口コミの中から、”真実”を見抜くこと。
それは簡単なことではありません。
これらを活用することで、あなたは30秒で施設の”本当の姿”に近づくことができます。
理想の職場で、本来の介護の喜びを感じながら働ける日々。
その実現のための一歩として、ぜひ活用してみてください。
口コミ情報を見るときの注意点
口コミを見る際の重要なポイントをお伝えします。
■要注意な口コミパターン
- 極端な褒め言葉ばかり 「全てが完璧！」 「まったく問題ありません！」 …実は要注意サインかもしれません。
- ネガティブ一色の投稿 「最悪です」 「絶対やめとけ」 …この手の感情的な口コミも注意が必要です。
- 具体性に欠ける内容 「雰囲気が良い」 「働きやすい」 …どう良いのか？が書かれていない口コミは参考になりません。
■信頼できる口コミの特徴
良質な口コミには、必ず以下の要素が含まれています。
- 具体的なエピソード。
- 良い面と悪い面の両方 「人間関係は良好だが、急な勤務変更が多い」 「給与は高めだが、その分業務量も多い」
- 数字での説明 「夜勤は月4-5回」 「昼休憩は確実に1時間取得可」
離職率の時と同じく、
メモや、スプレッドシートに記録しておきましょう。
面接に行く事業所を2~3つに絞ろう
ここまで、STEP通りにやっていれば、10か所ほどの事業所のデータが集まっているはずです。
ここから、
- 給与
- 通勤時間
- 離職率
- 口コミ
などのデータから最終候補を2~3つに絞って、
見学＆面接に応募して下さい。
【まとめ】この章でやるべきこと
- “介護事業所生活関連情報”で離職率を調べよう。
- “Genspark”で、超効率的に口コミを集めよう。
- 面接に行く事業所を2~3つに絞ろう。
参考リンク ≫介護事業所生活関連情報
参考リンク ≫Genspark
STEP 5：施設見学/面接で実際の雰囲気と管理者の性格を確認しよう
施設見学＆面接時のチェックリスト
施設見学や面接の機会は、職場の実際の雰囲気や働きやすさを確認するために非常に重要です。
以下のようなポイントを押さえて見学/面接を行うと、職場の実情を把握しやすくなります。
管理者やスタッフや利用者の雰囲気
- 【重要】管理者の人柄（雰囲気、性格、スタッフへの接し方、話しやすさ、フィーリングなど）
- スタッフの利用者への対応（親しみやすさ、丁寧さ）
- スタッフ同士のコミュニケーションやチームワーク
- 利用者がリラックスし安心しているかどうか
特に、管理者の人柄は重要です。
介護業界で1番の問題は
— よしあき@介護士としてラクに生きてく人 (@haru22312) November 2, 2024
仕事ができない職員じゃなくて
自分のせいで皆が辞めていることに全く気づいていないアホ上司です。
やはりイイネ数を見ると、みんな上司の人柄が大事だと思ってるようです。
実際、上司の性格で、全てが変わります。
給与が良くても、設備が整っていても、
どんな福利厚生があっても、
管理者次第で職場の雰囲気は激変します。
面接で良く聞かれる質問９選とその対策
介護の面接で良く聞かれる質問⑨選
— よしあき@介護士としてラクに生きてく人 (@haru22312) October 18, 2024
＆回答例
①自己紹介をお願いします
②これまでの経歴を教えてください
③前職の退職理由は何ですか？
④介護職を選んだ理由は何ですか？
⑤この施設を選んだ志望動機は？
⑥夜勤は可能ですか？
⑦今まで仕事で嬉しかったことは何ですか？…
参考リンク >>面接で聞かれる質問とその対策
見学＆面接は複数の施設で行おう
施設の特徴を比較しやすい
施設ごとにケア方針、雰囲気、働きやすさには違いがあります。一つの施設だけを見て判断するのではなく、複数の施設を見学することで、自分に最適な環境を見極めやすくなります。また、特に重視したいポイント（例えば夜勤の頻度や研修制度）を基準に、各施設がどの程度満たしているかを比較できます
自分に合った雰囲気を知る
職場の雰囲気やスタッフ同士のコミュニケーションの様子は、見学を通じて初めて見えてくるものです。職員同士の関係やチームワークの雰囲気を知るには、複数の職場を訪問し、それぞれの環境を比較することが効果的です
面接のスキルが向上する
複数の面接を受けることで、自分の志望動機や経験をよりスムーズに伝えられるようになります。異なる施設で面接を受けることで質問内容や対応方法のバリエーションがわかり、より的確に対応できるようになります。また、エージェントを利用している場合は面接対策のフィードバックを受けながら改善していくと効果的です
条件交渉がしやすくなる
複数の施設からのオファーがあると、希望する条件で働ける可能性が高まります。複数のオファーを持つことで、給与や待遇面での交渉をしやすくなり、自分に合った条件で働きやすくなります。また、選択肢があることで転職の決定に対する安心感も生まれます
施設の信頼性や実態が見える
施設見学の際、実際の業務環境や管理者の人柄、設備の状態など、求人情報だけではわからない点を直接確認できます。施設見学を通じて、各施設の違いを実際に見比べることで、信頼できる施設かどうかを判断する材料になります。
【まとめ】この章でやるべきこと
- 施設見学と面接で実際の雰囲気と管理者の性格をチェックしよう。
- 面接対策はしっかりしておこう。
- 複数の介護施設に見学/面接を行っていこう。
最後に：内定後の注意点
退職したい介護士が多い一方、スムーズに退職できずトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
そんなトラブルを避けるために、以下の点に注意して退職をしてください。
引き留められてしまう原因
介護士が退職をスムーズにできない一因は、職場への「優しさ」から本音の理由を正直に話してしまうことです。
人間関係や業務負担を伝えると、職場は「改善する」と引き留めてくることが多く、辞めづらい状況に陥りがちです。
「職場には解決できない退職理由」を伝えよう
確実に辞めるためには「次の転職先が決まっている」など、職場では解決できない理由を伝えるのが効果的です。「○月○日に入社が決まっている」と明確に伝えれば、引き留められる余地がなくなります。
引継ぎはしっかりやろう
引継ぎは退職する際のマナーとして重要です。
次の担当者がスムーズに業務を行えるよう、自分が抱えていた仕事はしっかり引継ぎしましょう。
また、同僚や利用者に迷惑がかからないよう、しっかりとサポートし、質問にも丁寧に答えることで、職場全体に良い印象を残せます。
まとめ
今回は、優良介護施設に転職するための５STEPをお伝えしました。
- 自分が希望する介護施設形態を明確にする。
- 複数の介護専門転職エージェントに登録する。
- 転職候補先の情報を徹底的に収集する。
- 口コミを収集して施設の評判を確認する。
- 施設見学/面接で実際の雰囲気と管理者の性格を確認しよう
この５STEPは、ただの机上の空論ではありません。
これは、僕のYouTubeチャンネルを通じて出会った、数多くの介護士さんたちとの対話から生まれました。
彼らの悩み、試行錯誤、そして成功体験。
それらを丁寧に紐解き
体系化したものです。
つまりこれは、他の転職ノウハウとは大きく違い、
- 介護士に特化した内容を
- 実践→改良→実践→改良と繰り返し
- 記事として練り直したもの
になっているため、
今回紹介する方法を順番通りに確実に実践していけば、
周りと比べて転職の満足度に大きな差がつくのは間違いありません。
ただの転職ノウハウではなく、
ラクに働けることにフォーカスし、
なんなら、人生すら好転させる。
そんな転職を実践いきましょう。