悩める介護士
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 今の自分に転職は必要なのか分かる。
- 転職で失敗しないための大前提の知識が学べる
- 人間関係で悩まない職場を見抜くための情報収集8つのポイントが分かる
私はこちら(Care’sUp)のサービスを運営するにあたり
100社以上もの事業所の求人情報を読み、230人以上の介護スタッフさんの生の声を聴いてきた経験があります。
転職経験のある多くの介護士さんからのアンケートを元に求人情報と照らし合わせ何百パターンもの転職の成功事例や失敗事例を知っています。
そんな、自分の家族や友達にも自信を持って紹介できる人間関係で悩まない職場選びのノウハウをこの記事で全部さらけ出すことにしました。
この記事1本見終わるころには、これから何年も人間関係で悩まない職場環境を手に入れるための知識がすべて手に入っています。
あとはあなたの行動次第で今までの人間関係の悩みから解放され、介護士として楽しく低ストレスで働けるようになります。
この記事は有料記事として執筆しましたが、無料で公開することにしました。
ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
転職は、いくら人間関係で悩んでても軽い気持ちでできるものではないですよね。
かと言って我慢しすぎるのも良くない。
では、どうやって転職するかしないか判断するの?
こう思う人もいると思います。
なので今のあなたに転職が必要なのか、まだ時期尚早なのか判断する明確な基準をお伝えします。
3か月がんばって無理なら転職する
結論です。
3ヶ月間、人間関係改善に努めてダメなら転職しましょう。
もうちょっと詳しく説明すると
3か月の間に
- 介護の仕事で信頼を勝ち取るためにがんばってみる
- 悩みを上司に相談してみる
- 異動願を出しみる。
この3つをやってみてダメなら転職を決断しましょう。
なぜ3か月頑張っても人間関係が改善しないと転職すべきなのか
なぜかというと介護業界で10年以上働いてきた経験から、3ヶ月頑張って人間関係の悩みが改善しなかったら今後も改善する可能性はかなり低いからです。
人間関係で悩むパターンは大きく2つあります。
- 仕事が出来なくて人間関係が悪化するパターン。
- 単純に好き嫌いとか相性で人間関係が悪化するパターン。
この2つです。
仕事が出来なくて人間関係が悪化しているパターンなら、3ヶ月間頑張って仕事を覚えて誰よりも仕事をこなせば信頼も回復できるし、人間関係って修復されます。
ただ一方で、仕事をがんばっているのにネチネチ攻撃されたり嫌がらせをされる、文句を言われる、アラ探しをされる、パワハラやイジメを受ける。
これは、仕事できるできないの話ではなく、その人が好きか嫌いかの問題です。
このような人は別に仕事を頑張ったからといって関係が良くなる訳ではなく、今後もずーっと嫌な関係のままです。
それなら諦めて転職した方が時間とかメンタルの無駄になりません。
だから3ヶ月を目安に辞める辞めないの判断をしても良い。
ということです。
よしあき
経験談|環境が変われば全てが変わる
自分は人間関係で悩んでいた当時、
悩める介護士
と、自分なりに試行錯誤しながら1ヶ月2ヶ月3ヶ月と努力をしてきました。
例えば、
- 本を読んで人間関係について学んだ
- 大変な仕事は積極的に請け負った
- 残業を積極的にやった
- 困っている同僚のサポートをした
- 上司にも何度も相談した
色んなことを思いつく限りしてきました。
しかし、嫌な同僚からのネチネチトゲトゲ攻撃も高圧的な言葉も止まらず、そのせいでかなりメンタルを消耗していたんです。
そんな僕に転機が訪れました。
配属先が変わるという転機が来たんです。
ずっと胃が痛いし、朝出勤前にシフト表をみて嫌なやつと同じシフトと分かったとたんお腹が痛くなってトイレから出れなくなる。
そんなボロボロな状況でも働く場所が変わっただけで、まるで違う世界に来たと思えるくらいネチネチ攻撃されることもなくなり、高圧的な態度を取られることもなくなりました。
むしろ仕事ぶりを褒めてくれたり認めてくれる先輩がいて、かなり仕事がやりやすくなりました。
自分は何も変わっていません。
ただ働く場所が変わっただけでこんなにも劇的な変化がありました。
びっくりですよね。
そんな経験から思ったのは3か月以上関係改善のために頑張っても報われない。
上司に相談してもなにも解決しない。
むしろ頑張れば頑張るだけ報われないという気持ちが増していってストレスも増えていく。
例えるなら、もがくほど落ちてゆく蟻地獄みたいな職場環境っていうのがある。
一方で、
仕事をきちんとやっていれば認めてくれる人がいたり頑張りが報われてストレスも感じないし、むしろ楽しく働けるようになる環境もある。
これを学びました。
だから
- 仕事をがんばっても信頼されない
- 上司に相談しても悩みが消えない
- 異動もできない
このように3ヶ月間頑張っても成果が出ていない人は転職しちゃって大丈夫なんです。
あのウォルト・ディズニーも言ってます。
失敗したからって何?失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか。
本当そのとおりだと思います。
確かに人間関係や職場選びで失敗してしまった。
でもあなたはその悩みを解決するために、もがいて頑張りましたよね。
例えその頑張りが報われなくても
その経験っていうのは次の職場で必ず生きてきます。
失敗は挑戦した証だから大丈夫なんです。
3カ月間頑張っても無理ならスパッと割り切って自信を持って次の職場に移りましょう。
よしあき
石の上には3年いないとダメという意見に関する結論
とはいえここまで聞いた方で
悩める介護士
そんな短い期間でコロコロ職場を変えてると成長もしないし諦め癖が付くし周りからの評価も落ちるじゃないですか?
そう思った人もいると思うのでお答えしていきます。
というご意見や感想に関しては否定します。
なぜなら
長く続ける=成長
というのは必ずしも結びつかないからです。
例えば介護歴1年のスタッフと介護歴2年のスタッフは大きな差がありますよね。
車を運転したことがない人と1年間車を運転した経験がある人くらい違います。
しかし、運転歴10年と運転歴11年の人では、ほとんど差がないように、
介護歴10年の人と11年の人ってほとんど差がない。
極端な話、介護歴2年と介護歴3年ですらほとんど差がないこともザラにありますよね。
つまり、同じ会社で同じ仕事をしていると勤続年数が長くなれば長くなるほど成長の速度は鈍化していきます。
だから
「石の上にも3年いないと成長しないぞ」
という意見は間違っているし
むしろ逆で、
新しい環境で働いた方が人間って成長していくもの
なんですよね。
「他のところに行ってもまたすぐ辞めることになるぞ」
この言葉を
- 諦め癖と取るのか
- 損切行動力と取るのか
これは個人の主観的な話でしかありません。
もっというと諦め癖はダメと言っている人に対して
「じゃあしがみつき癖」はどうなの?
とも思う訳で・・。
これは個人の価値観の話になってきます。
だから、諦め癖だけを強調してくる人は、あきらめる=悪みたいな印象操作をして退職させないようにしているか、損切り行動力がないだけです。
ですので、もし諦め癖が付くぞと言ってくる人がいたら、
その人は損切的な行動ができない、しがみ付く系の人だと思って気にしない。
または、もし自分でそう思っているのならそれは視野が狭くなってしまっているから
- 自分はただ職場にしがみ付こうとしているだけなのか?
- それとも損切行動力を発揮して輝ける場所を探すのか?
この2つのどちらが良いのか。
これを考えてください。
「人間関係で辞めた経歴がある人は信用されない」
「根性がないやつだと思われる」
と思って心配する人もいると思いますが、全く問題ありません。
なぜなら、あなたの実力と周りからの評価はまったく違うものだからです。
例え人間関係で悩んで3か月で今の職場を辞めたとしても、
次の職場が自分が活躍できる環境であれば周りからの評価なんて一切関係ありません。
周りからの評価が影響するは正直面接くらいで、その面接だって介護業界自体の人手不足具合から言っても前向きな働く気持ちをしっかり伝えられれば別に問題ありません。
実際に1ヶ月で仕事を辞めて1年ニートしてから再就職して介護リーダーまで上り詰めた人もいます。
だから「3か月で仕事を辞めたら信用されない」
そんなみかんの薄皮みたいなペラペラの薄い正論っぽい理屈なんて気にせず、
新しい自分の実力を思いっきり発揮できる介護施設で仕事した方が、周りの評価を気にするよりよっぽど幸せな働き方だ。
と思うんです。
確かに、何も考えずにその時の自分の気分によって色々な職場を渡り歩いている人は目の前の嫌なことから逃げ続けている人かもしれません。
ですが、人間関係を改善するために頑張ってきたし、自分の仕事もしっかり責任を持ってやっているのに
ずっと攻撃されたり嫌がらせをされる、文句を言われる、アラ探しをされる、パワハラやイジメを受ける。
こんな人が転職を決断するのは逃げではないです。
むしろ努力が報われない、自分の働きが正当に評価されない環境から飛び出して、自分が輝ける場所を探すということは至極まっとうな行動です。
真面目な人が損をして、頑張る人がメンタルを病み、傷ついた側なのに責められる。
こんな職場はおかしいです。
だから、頑張っているけど報われないおかしな職場にいる人は石の上に3年もいなくて良いです。
3カ月で転職してもOKなんです。
よしあき
結局どちらが正解なのか
でもこの話を聞いて
悩める介護士
こう迷う人もいると思います。
この疑問にお答えすると
転職をするしない、どちらをとるにしても大事なのはその決断を下した後です。
なぜなら、転職は今の人間関係の悩みを解決するためのただの手段でしかなく、今の職場に残るにしろ職場を変えるにしろ、その決断をしたあとの自分の行動で結果が決まるからです。
具体的には
- 今の職場で続ける決断をしたなら、信頼を積み上げられるように仕事を死ぬ気で頑張る
- 転職をする決断をしたなら新しい環境で信頼を得られるように死ぬ気で頑張る
これが本当に大切なことです。
海外の名門クラブを渡り歩いてきたサッカーの本田圭佑選手もこういうことを言っています。
僕は正しい選択肢を選んできたわけじゃなくて、選んだ選択肢を正解にしてきた
まさにこの言葉にすべて詰まっています。
転職するのが正解なのか間違いなのか、どっちが正しいのか。
これを考えるのは本質ではありません。
自分の力を発揮できる場所は今の職場なのか。
それとも他にあるのか。
どっちの選択肢の方が正解にしやすいのかを考えるのが大事ということです。
以下を考えてください。
あなたは、今の人間関係の悩みを解決するために今の職場で頑張ることが正解にしやすいですか?
それとも転職をして人間関係を一回リセットしてから再スタートしたほうが正解にしやすいですか?
ここにあなたが転職を決断すべきかの答えがあります。
これを3ヶ月を目安に考えてみましょう。
よしあき
ちなみに補足として、イジメやパワハラやそれに近い攻撃を受けている。またはそれを見て見ぬふりをして放置している無能上司がいる介護施設は論外なので今すぐ転職してOKです。
体に異常が出始めてしまった人も頑張らないで良いので転職して下さい。
一番大事なのは仕事でもお金でもなく自分の体や心です。
自分の体や心を壊してまで無理をする必要はありません。
自分の体調を最優先に考えてください。
悩める介護士
悩める介護士
このように、どうしても悩んだり不安にになってしまうと思います。
自分も昔は色んな不安を抱えて転職活動をしていたので心細かったのを覚えていますが、
そんな不安を抱えたまま転職活動をしても良い結果は得られにくいですし、失敗する可能性も高くなってしまいます。
でも全然大丈夫です。
そんな不安や悩みは介護専門の転職サイトに複数登録しておくことで解決します。
なぜかと言うと、自分で職場を探すよりも、何百人何千人もの介護士さんの職場選びを成功させてきた転職のプロの専門家にサポートしてもらえるからです。
なぜそう言えるのかというと、この7つのメリットがあるからです。
- 効率よくスピーディーにラクに転職活動ができる
- 自分の希望に合った求人が見つかりやすい
- 他の求人媒体では探せないレアな非公開求人を紹介してもらえる
- 書類作成や面接のフォローを受けられる
- 条件の交渉や調整をしてもらえる
- アドバイザーに悩みの相談ができる
- 転職サイトのサービスは無料で利用できる
転職サイトに登録するメリット
悩める介護士
っていう人でも、転職サイトを利用すれば効率的に転職活動ができます。
だから焦ってブラックな職場に就職してしまうという失敗をすることがなくなります。
しかも、ヒアリングした内容を元に
担当者
と、介護業界に詳しいアドバイザーが希望に沿った職場を無料で紹介してくれます。
中にはそのサイトに登録しないと得られない限定のレアな非公開求人を紹介してもらえることもあります。
それだけ、ではなく、応募や面接日程の調整や給与やシフト条件の交渉まで読者さんの代わりに担当の人が段取りや調整をしてくれるので
つまりは、登録だけしておけば待ってるだけでOKで、しかも確実で効率的。
ということです。
また、転職するときのよくある悩みとして
悩める介護士
悩める介護士
このように、あなたが抱えている不安や悩みも介護業界をよく知っているプロのアドバイザーに相談できるのが転職サイトを利用する大きなメリットです。
複数の転職サイトに登録すべき理由
さらにもう1つ付け加えておくと、
1つの転職サイトだけだと持っている求人の件数が限られてくるので複数の転職サイトに登録しておくべきです。
なぜなら、多くの選択肢の中から自分にあった介護施設を比べることができません。
また、人間関係で悩まないホワイトな介護施設を見つけることは同じ地域に住んでる他の求職者との早い者勝ちの競争でもあるからです。
例えるなら、
料理が10種類しかないバイキングより、料理が100種類あるバイキングの方が人気の料理が残っている確率は高いですし、自分が食べたいものが多く見つかるので嬉しいですよね。
職場選びもこれと全く一緒です。
悩める介護士
こんなことになってしまったら大きな機会損失ですし悲しいですよね?
だから複数の転職サイトに登録しておいて常に情報が自分の所に来るようにしておくのが大事なんです。
とはいえなんですけど
怒る介護士
こう思う人もいると思います。
確かにこういう微妙なサイトだったり悪質なサイトも実際に存在します。
でも大丈夫です。
しっかりと厚生労働省に認可されていて信頼できる多くの人が利用している、そして実績もある転職サイトっていうのも複数存在してます。
そして転職を希望する時期を伝えておけば無理な営業メールや電話で転職を勧められるようなこともありません。
ちなみにMarketing Media Labというメディアの調査結果によると
転職活動中または転職に興味がある人の、70%が転職サービスを利用していて一人あたりの転職サービス利用数は4社で、複数のサービスを使い分けている。
ということが分かっています。
また、マイナビ転職動向調査2023年版のデータによると、転職サイトの存在を知っている人が
- 情報収集源として活用する割合が75.8%
- 応募するために活用している割合も63.7%
と他の求人媒体に比べて頭ひとつ抜けている状態です。
ですので、
転職サイトを複数活用し情報収集することがいかに多くの人の常識になっているか
が、このデータから分かりますよね。
しかも無料で利用できますし登録も1分で済むので「自分には合ってなかった」と思っても1円たりとも損しないのでリスクは完全にゼロです。
だから「転職するからには絶対に失敗したくない!」という人が利用するのは必須です。
半年後に転職できれば良いなと思っている人から
悩める介護士
もう人間関係で悩みたくないんだ!
という真剣で本気な介護士さんまで、転職を検討している介護士さんならどなたでも大丈夫ですので、失敗したくない人は後悔する前に登録するようにしてください。
オススメの介護専門の転職サイトは以下を参考にしてください。
よしあき
悩める介護士
以下ではこの疑問についてお答えします。
これからご紹介するホワイトな介護施設を見抜くポイントを押さえておくかおかないかで転職が成功するかしないかを左右します。
情報収集をサボることは、裸で得体の知れない怪物に特攻するのと同じ。
そんな無謀なことをしても負けるのは火を見るよりも明らかです。
そんな大事な人間関係で悩まない介護施設を見極める情報収集8つのポイントは次の通りです。
- 厚生労働省のデータベースを活用し離職率や人材潤い率を見る
- 社内相談窓口があるか確認する
- 嘘の情報を掲載している介護施設を見破る
- 基本給から人材を大事にする施設か判断する
- 求人の情報量と具体性があるかを見る
- 長く頻繁に求人情報を掲載していないか確認する
- 求人情報に無資格OK未経験歓迎と記載されていないか確認する
- クチコミなどの評判を見る
①厚生労働省のデータベースを活用する。
当然ながら、離職率の高い介護施設は働いている介護士さんが辞めてしまう確率が高いということなので「人間関係や職場環境に問題があるのではないか」と推測することができます。
しかしながら、
悩める介護士
こういう疑問が湧きますよね。
介護施設のホームページに掲載されてあれば簡単に分かりますが、そもそも自社の離職率を掲載している介護施設は少ないです。
だから離職率を調べる方法がわからない。
そういう風に思ってる人もいると思うんですけど、
実は誰でも気になっている介護施設の離職率を調べることができるってご存知ですか?
各介護施設の離職率は厚生労働省が発表している「介護事業所生活関連情報」というデータベースを見ることで誰でも簡単に調べることができます。
厚生労働省が発表しているデータですので信頼性がかなり高く、詳細な情報も分かるのでこれだけで内部の雰囲気をある程度推察することが可能です。
気になるあの介護施設の内部情報が無料で全部筒抜けで丸わかりできるのでかなり有益です。
活用しないと重要な情報を見落とすので絶対に活用するようにしてください。
では実際に興味がある事業所の人材データを見る具体的な方法を紹介していきます。
▼事業所の概要・事業所の特色・事業所の詳細のタブから細かなデータが見れます。
▼従事者情報
▼従事者の勤続年数別の人数
▼従事者の男女比や年齢構成
▼雇用管理に関する情報|離職率
このように気になった事業所の人材データを確認することができます。
このデータを見る時に注目して欲しいのは、
- 離職率
- 常勤換算
この2つが重要です。
令和3年度の介護業界の離職率の全国平均は14.3%です。
ですので、離職率14.3%よりあまりにも高い事業所はスタッフが定着しない理由だったり問題があるのかなと思ってしまいますよね。
ですので14.3%を基準に高いか、それとも低いかを見ることで良い職場環境か悪い職場環境かを推察することができます。
ただし、このデータベースを見てると離職率を載せていない事業所もあります。
そういう時は自分で計算する必要があります。
離職率の計算の仕方は簡単です。
ある期間の離職者数÷ある期間の従業員数×100
この計算式で求めることができるので、先ほどのこの画像を例に計算してみると
離職者数が2で在籍数が20なので2÷20×100で
この介護事業所の離職率は10%ということが分かります。
10%という数字は14.3%よりも低いのでスタッフの定着率は良いということが分かります。
このように、自分の気になる事業所の離職率を調べていけば職場ガチャで当たりを引ける確率を上げることができます。
よしあき
常勤換算員数を見ることでその事業所がどのくらい人材が潤っているのかを判断できるので、人間関係の良し悪しを推察することができます。
常勤換算というのは施設で働くスタッフの勤務時間を、通常の常勤のスタッフが働く時間に換算することです。
カンタンに言い直すと、その事業所のスタッフ全員の働く時間を合わせて均すと「この事業所は何人分の労働力がある」
というのを表す数値です。
すごくザックリ言うと常勤換算人数が多ければ多いほどスタッフが充実しているっていうことです。
ただし、事業所の大小によって適切なスタッフの人数が異なってくるので、そのまま他の事業所と比較することはできません。
例えば常勤換算20人の事業所と常勤換算10人の事業所では利用している高齢者の人数が同じとは限りません。
だから、必ずしも単純に比較したときに20人の方の事業所の方が10人の事業所よりも人材が整っているといえるわけではないんですよね。
ではどうすれば良いのかというと、入居者の人数から常勤換算人数を割ります。
入居者数÷常勤換算人数 =スタッフ1人あたりの入居者の人数
この計算をすることによって、施設ごとの平均的なスタッフ数を入居者数に対して比較することができます。
言い方を変えるとスタッフ1人当たりのケアの負担率が分かるということです
もちろん今回ご紹介した、離職率も常勤換算(ケア負担率)も人間関係が良い介護施設なのか、悩みにくい職場なのかを判断するための材料としては推察の域を出るものではありません。
ですが、このデータを見て複数の職場を比較検討することで人間関係の良い職場を引き当てる確率を大きく高めることができます。
ちなみに、これらの情報のまとめ方や比較の仕方や離職率、ケア負担率を自動で計算できるツールとして、
『ホワイト介護施設比較検討シート』こちらを読者様に無料プレゼントします。
これを利用すれば、
カンタンに転職候補先の離職率や人材の潤い率を一覧で一目瞭然で比較検討できるようになっています。
ですので、わざわざ電卓を使わなくてもこのシート1枚で人間関係で悩まない介護施設選びの比較表が完成します。
ただし、こちらのツールの配布は予告なく終了しますので特典がなくなってしまう前にお早めにお受け取りいただければ幸いです。
②社内に悩み相談窓口があるか
社内に悩み相談窓口がある介護施設は人間関係の悩みが少なく定着率も良いということが分かっています。
もし悪口やいじめやパワハラがあった場合でも社内の相談窓口に相談することで問題解決のために動いてくれる体制が整っていたり
相談窓口自体が、新しい人間関係のトラブルを起こさせにくくする抑止力にもなっているからです。
実際に介護労働安定センターが発表してる「令和2年度介護労働実態調査の結果」のデータを見てみると、社内に相談窓口が設置されている介護施設は職員のあらゆる悩みが少なく、しかも人間関係の悩みに関しては19.2%も低い傾向があります。
昔僕が勤めていた介護施設も相談窓口が設置されていて、直属の上司や施設長を通さなくても直接本部へ悩みを相談できる仕組みが整っていました。
そのおかげか、人間関係で悩んで辞めてしまたって人はほとんど見ていません。
そもそも社内に相談窓口があるおかげでパワハラをする人はいませんでした。
つまり相談窓口が抑止力として働いてくれていたということです。
ですので今から介護施設を転職する人は求人情報を見て社内の相談窓口が設置されているのか、それとも設置されていないかしっかりとチェックしておきましょう。
そうすれば転職先で人間関係で悩んでしまうという失敗を避けることができます。
よしあき
③嘘の情報を掲載している介護施設を見破れ
人間関係が悪く労働環境が悪い介護施設は嘘情報を掲載する、いわゆる釣り求人を出していることがあるので絶対に騙されないようにしてください。
人間関係の悪い介護施設は猫の手も借りたいほど慢性的な人手不足ですので、魅力的に見える条件を掲載して必死になって介護士を集めようとしている場合があります。
“魅力的すぎる条件”はただの撒き餌で、実態とは異なる場合があるのです。
人材を集める側になった時を想像して下さい。
もうスタッフがいなすぎてめちゃめちゃやばい、スタッフも苦しんでる、どうしよう。
そんな時に
黒い人
このように思ってしまう人がいるのも仕方ないと思いませんか?
だから僕たち介護士は、このように焦って出している偽情報釣り情報は当たり前にあるものだと理解し、後で後悔しないために求人広告に関するリテラシーを持っておくことがとても大事なんです。
では、具体的に人間関係が悪い介護施設は、どんな情報を盛るのかウソ情報を出すのか、またその見極め方を100社以上の求人情報と230人以上の介護スタッフの生の声を聞いてきた経験からお伝えしていきます。
よくある例として
- 給与
- 残業
- 通勤時間や通勤距離
この辺の情報は盛られやすいです。
求人情報に掲載されている給与が同じ地域の他の介護施設に比べて明らかに高い場合は釣り求人である可能性が高いです。
介護士へ支払われる給与は国から支給される介護報酬で賄われています。
ですが、その介護報酬は一定の上限が定められています。
ですので、一般の会社のように企業努力によって売り上げをアップさせて社員に還元するということができにくいのです。
つまり、介護士の平均給与が23~25万円の地域にも関わらず28~30万円のような明らかに高額な給与を提示している介護施設は
『なぜ高い給与が払えるのか』
という理由がしっかり説明されていない限りは“人手不足が慢性化していて、その背景には人間関係の悪さがあるかもしれない”と推察することができます。
よく介護施設の求人情報で『残業はありません、または少ないです』というアピールを見かけますが、これも信じない方が良いです。
もしかしたら本当に残業は無いのかもしれませんが、人手不足が慢性化している介護業界で本当に残業がない介護施設は限られています。
実際に『介護労働実態調査』のデータを見ても、介護士の正社員のひと月の時間外労働の平均が10.2時間であるということが分かっています。
このようなデータがあるのに残業が全くないというのは違和感しかありません。
さらに、冒頭でお伝えしたサービスを運営していくにあたり、その介護施設のスタッフさんの生の声を聴く機会がありましたが
残業無しと書いてあるのに「え?全然残業ありますよ」と普通に裏切られることも多いです。
ですので、基本的には残業なしと書いてあっても簡単には信じない方が良いということです。
ただし、
- 介護記録の電子化を採用し、記入時間や申し送りの効率化を図り時短に努めた結果、残業の削減を実現しました。
- やむを得ず月に2~3時間の残業をお願いすることがあります。
このように残業を削減できた具体的な解決策だったり、正直に残業時間を書いてある会社については信頼できるかなと思います。
駅から徒歩何分。
バス何分。
このような数字を実際よりも10分以上短く記載して、あたかも駅から近いと誤解を招くような記載をしている事業所もあります。
このような嘘情報を出している事業所には絶対応募しないようにしてください。
- 実際にマップアプリなどで、出勤ルートの距離を測ってみて本当に記載されてる情報が正しいのか
- 実際にバスに乗ってみたりネットで時刻表を確認して本当に記載通りの時間で到着するのか
これらを確認してください。
ちなみに不動産の情報記載に関する法律では80メートルで徒歩1分計算ですので、マップアプリで確認する際は注意してください。
このような細かい情報からその介護事業所がウソを付いているいないなどの、求職者への誠実度が分かります。
ホワイトな介護施設なのか?
それとも情弱な求職者をダマそうとしているのか?
このような細かい情報からでもしっかり見極めて職場選びをしていきましょう。
絶対に騙されないようにしてください。
よしあき
④基本給から人材を大事にしているか読み取る
実は給与の内訳を見ると「その会社がスタッフのことを大事にしているのか」を、ある程度推察することができます。
ですので転職する際は必ず基本給の額を気にしてください。
手取りではなく基本給です。
これがめちゃめちゃ大事です。
なぜかというと、基本給が低くく、手当で手取りを量増ししている事業所はボーナスも残業代も退職金もかなり低くなってしまうからです。
この低くなってしまう仕組みはボーナスも残業代も退職金もすべて基本給を算定して計算しているからです。
どれくらい基本給が低いことによって損するかというと
- 基本給12万の人ならボーナス2.5ヶ月分でボーナスが30万円
- 基本給20万の人でボーナスが2、5ヶ月分ならボーナスは50万円
つまり基本給が12万の人と20万の人のボーナスの差額はなんと20万円になります。
同じだけ働いててもです。
同じだけ働いてても職場が違うだけで1ヶ月分働くか働かないかの差が出てしまうということです。
残業代や退職金も損していることを考えると単純計算で3年も働けば100万円以上損することになります。
黒い人
こんな会社は言葉を選ばずに言うと、無知なスタッフを低賃金でコキ使うケチな会社ということ。
黒い人
このような気持ちが基本給の額から透けて見えます。
こんなイジワルでケチな会社が僕たち現場の介護士を大事にしてくれると思いますか?
そうは思わないですよね。
逆に、
だからボーナスも残業代もケチらないで出すよ。
担当者
こんな介護施設の方がスタッフを大事にしてくれると思えるし信頼もできるじゃないですか。
なので
気になった介護事業所のなかで比較してみてできるだけ基本給が高いところを選ぶようにする。
これを意識してみてください。
ちなみに「令和3年度介護従事者処遇等調査結果」によると、 介護士さんの全国の平均基本給が(187,180円)なので基本給が約19万以上の事業所に行くと平均以上の良い結果が得られます。
必ず基本給の額を確認して比較して、できれば基本給19万円以上のところへ行くようにしましょう。
よしあき
⑤求人情報に具体的な表現がなく情報量も少ないところは避ける
アットホームな職場です。
イキイキと働いていて活気に満ちています。
やりがいのある仕事です。
こんな良く見る
黒い人
というアピールをそのまま信じるのは絶対NGです。
なぜならアットホームな職場です。
イキイキ働けます。
この言葉から得られる情報の内容に具体性が一切ないからです。
「アットホームな職場です」という使い古されたされたワードが悪いわけではなく、アットホームな職場ですとアピールしているのであれば
じゃあどんな風にアットホームなのか?
なぜアットホームな職場環境を作れたのか?
「イキイキ働いています」とアピールしているのであれば
じゃあどんな風にイキイキ働いているのか。
職員がイキイキ働けるためにどんな工夫をしているのか?
その具体的な内容が書かれていないのであれば特別にアピールできるものがないから、とりあえずテンプレ的な響きの良い文章を書いてあるだけという可能性が高いです。
例を挙げるとすると
最寄り駅○○駅|通勤手段車通勤OK|給与: 当社規定による|勤務時間9:00~17:00|福利厚生完備|やりがいのある職場です。ぜひお待ちしています。
これだけだと情報が少なすぎてどんな介護施設なのか良く分からないですよね。
一方で、良い例としては
- タブレット端末やインカム等のICT活用や見守り機器等の介護ロボットやセンサー等の導入による業務量や残業の縮減、また腰痛対策の実施をしています。
- 業務管理の手法の1つである5s活動の実践による職場環境の整備や業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減をし働きやすい環境改善に努めています。
このように具体的な取り組みが詳しく書かれていたり
- 離職率
- 有休消化率
- 職員の男女比率
- 職員の年齢の比率
- 生の職員の声の掲載
このように
悩める介護士
と思えるくらい情報が掲載されている介護施設なら、自社の運営に自信を感じられるし安心できますよね。
想像してください。
あなたがもし求人を出す立場だったらどうしますか?
自分の会社に人材を集めるためにどんな文章を書きますか?
ほとんどの人は求職者が興味関心を持ってもらえるように
- 自分の職場ではこんな風にスタッフを大事にしてるよ。
- こんな取り組みをして働きやすい職場づくりをしてるよ。
こういう事を自然とアピールしたくなりますよね。
ではなぜ求人情報に具体的な取り組みや工夫を書かず響きの良い言葉でごまかす介護施設が存在するのか。
書かないんじゃないんです。
書けるものがないんです。
アットホームな職場です
イキイキ働いています
やりがいのある仕事です
これらの表現自体が悪い訳ではありません。
ですが、なぜそうと言い切れるのか具体的な理由を添えて書かれていない介護施設は求職者へアピールできる取り組みや工夫がないんです。
だから、
- 求人情報に具体的な表現がなく情報量も少ないところは避けて、スタッフをどれだけ大事にしているのか、また実態が伴っているか見る
- 求人媒体や募集ページにしっかりと求職者目線で欲しい情報が掲載されているかも注目して見る
これらを意識して中身のない求人情報に騙されないようにしましょう。
よしあき
⑥複数の媒体に長く求人情報を掲載している介護施設はNG
複数の媒体に長く、求人を掲載している介護施設は人間関係も良くないのだろうと推測することができます。
なぜかというと、
多くの媒体に長く求人を掲載している介護施設は人間関係が悪いが故に離職が進んでおり、人手不足が深刻化している可能性があるからです。
人間関係が良くて離職も進んでいない介護施設であれば、求人を出す必要も限られてくるので求人を出す量も限られるはずですよね。
だからそもそもコストを多くかけて求人をたくさん出す必要はありません。
ですが、人間関係が悪くて人材の流出が止まらない介護施設の場合は、いろんな媒体から長い間人材をかき集め続けないと業務が間に合わなくなってしまう。
それが求人を出す長さや媒体数に現れてしまっています。
頭の中で介護施設という名前のバケツを想像して下さい。
人間関係が良くて働きやすくて定着率の良い介護施設というのは、バケツの底に穴が空いていなくて、新しく水を入れなくても、常にバケツには満タンに水がある状態です。
これは別に問題がないですよね。
一方で、
人間関係が悪くて、人材がどんどん辞めてしまう介護施設というのは
バケツの底に穴が開いていて、そこから水がどんどん流れていってしまっている状態です。
ですので、バケツに水をたくさん溜めておくには流れ出る量と同じだけ、蛇口から水を注ぐ必要があります。
しかし、蛇口から出る水の量は限られています。
では、どうするか?
長い期間、複数の蛇口から水をどんどん入れ続けないといけないわけです。
つまり、多くの蛇口から長い期間、水をどんどん取り入れる介護施設。
要は、長くかつ、複数の求人媒体で情報を出し続けている介護施設は人材の流出が止まらないくらい人間関係が悪くてブラックな可能性がある。
このように推測できるわけです。
とはいえこの話を聞いてこう思いませんか?
悩める介護士
こう思いますよね?
ですが大丈夫です。
複数の転職サイトに登録しておくと、複数の転職サイトが同じ介護施設の求人情報を提供してくれた時に「あ、この介護施設はいろんな媒体に求人を出しているんだ」というのが一発で分かります。
また、登録しておけば、そのサイトしか持っていないレアな非公開求人を紹介してもらえます。
非公開求人という名前からも分かる通り、一般には公開されていない求人情報ですので、焦って募集している感が無く、その介護施設の余裕さを感じられますよね。
余裕があるということは、バケツの底に穴の空いてない人材の流出の少ないホワイトな求人情報の可能性が高いということです。
そういう意味でも転職サイトを有効活用することができるんです。
ですので、転職サイトを活用しつつできるだけレアな求人を狙うようにしましょう。
よしあき
⑦求人情報に無資格未経験歓迎と記載されている
- やる気さえあれば資格がなくても大丈夫です
- 未経験でも頑張る人を応援します
この様な求人情報を出している介護施設はなるべく避けるようにしましょう。
一見すると「未経験や無資格でも受け入れてくれる良い介護施設なんだな」と思うかもしれません。
しかし、未経験歓迎という言葉を言い換えると「ぶっちゃけ誰でもいいから来て」という意味になります。
つまり、現実は人手不足で現場がピリピリしていて“誰でもいいからとにかく人が来てほしい”と思っている介護施設の可能性があります。
それよりも経験者歓迎・経験者優遇と記載してある方が条件が絞られている分、介護施設の余裕さを感じられますよね。
そんな余裕さが見られるところなら、安定した施設運営ができていると想像できますし、面倒な人間関係もないのかなと思えます。
極端な例えをするなら、
プロのサッカーチームが「未経験でもサッカーやりたい人募集中」と言い始めたらどう思いますか?
多くの人は「え?このプロチーム大丈夫なの?」と思いますよね。
一方で、厳しい条件で選手を募集した方が「このチームはちゃんと運営されているんだな」と思えますよね。
それと一緒で、介護経験がある人が転職する場合は、未経験や無資格歓迎の介護施設ではなく経験者優遇と記載してある介護施設を選ぶようにしましょう。
その方が健全で安定した運営ができている事業所である可能性が高いです。
もちろん、本当に未経験の人は未経験歓迎と書いてある介護施設でもOKです。
ただし、そういう時でも今回の記事で紹介しているような他の判断基準を踏まえて総合的に判断するようにしてください。
よしあき
⑧クチコミサイトで評判を見る
介護施設の口コミや評判を得ることは人間関係で悩まない職場を見つけるための大きな助けになります。
クチコミを調べることでその介護施設に勤めている、または勤めていた介護スタッフの生の声が聴けるので、外からではわからないその事業所のリアルな内部情報を事前に知ることができるからです。
例えば
このような生の情報が手に入ります。
クチコミが見れるおすすめのサイトとしては
- 企業専門クチコミサイトで最大級のLighthouse(ライトハウス)
- 介護専門の口コミサイトで一番有名なスタッフボイス
この2択か両方を活用してもらえれば間違いないと思います。
クチコミを見るときのポイントとしては
- 一つの意見だけじゃなく複数のクチコミに目を通すこと。
- 良いクチコミも悪いクチコミも両方集めて精査すること。
- 評価が極端に高い、または低い時は、自作自演または個人的な恨みつらみによる偏り(かたより)がある可能性を考慮しておくこと。
- 簡潔なものより、具体的な体験や問題点、長所・短所を含めた情報量の多いクチコミを参考にすること。
- クチコミを信頼し過ぎずに、いろいろな情報源からの情報を総合的に見て判断していくこと。
これらが大事です。
ちなみにクチコミの収集をするのにSNS主にX(旧Twitter)などで検索をかけるのはやめておきましょう。
SNSは気楽に投稿できるがゆえに信頼性は低くなりがちだからです。
ですので先ほど紹介したライトハウスかスタッフボイスのように、多くの人が使っていて、しかもしっかり管理運営されている信頼できる情報源を活用してください。
口コミを参考にする際のデメリットとしては。小さな事業所の場合は情報がなかったり少ない可能性があります。
ですので分からなければ、転職サイトの担当者に話を聞いたり、先でご紹介した厚生労働省のデータベースなど、その他もろもろの判断基準をを併用して総合的に判断してください。
応募する前にしっかりクチコミサイトを確認して事前に内部の情報をしっかり手に入れておく。
そうすることで「うわーこの介護施設に来なきゃよかった」と後悔してしまう可能性を劇的に減らせます。
ですので、クチコミサイトの確認は絶対にやっておきましょう。
よしあき
この章のまとめ
人間関係で悩まない介護事業所を見つける確率をできるだけ高めるためには次の8つの情報収集のポイントを確認してください。
- 厚生労働省のデータベースを活用し離職率や人材潤い率を見る
- 社内相談窓口があるか確認する
- 嘘の情報を掲載している介護施設を見破る
- 基本給から人材を大事にする施設か判断する
- 求人の情報量と具体性があるかを見る
- 長く頻繁に求人情報を掲載していないか確認する
- 求人情報に無資格OK未経験歓迎と記載されていないか確認する
- クチコミなどの評判を見る
情報収集を怠ることは、得体のしれない怪獣に裸で特攻するようなものです。
そんなことをしたら確実に失敗します。
ですが、しっかり転職先の情報を集めることでホワイトな介護施設を見抜くことができるようになり
悩める介護士
と後悔してしまう可能性は確実に激減します。
絶対に失敗しないように転職サイトの力を借りつつ、自分でもしっかり情報収集をして結婚相手を決めるくらいの覚悟で慎重に就職先を決めていきましょう。
悩める介護士
このように思った方もいると思います。
確かに、今回ご紹介したこの8つのポイントは、どれも単体で見れば確実性はありませんし推察の域を出るものでもありません。
ですがこれらの情報を複数の施設ごとにたくさん収集して比較検討して総合的に判断することで、人間関係で悩まないホワイトな事業所を見つけることができるようになるんです。
とはいえ、
悩める介護士
どうやって複数の施設を比較するの?
こう思った人でも大丈夫です。
いろいろな介護施設を比較検討できる『ホワイト介護施設見極めチェックシート』を読者様に無料プレゼントします。
このシートは、今回ご紹介した人間関係で悩まない職場選びのポイントをチェック項目としてまとめてあります。
その項目をご自身で調べて埋めていけばカンタンに気になる介護施設を一覧で一目瞭然で比較検討できるようになっています。
先で紹介した離職率やケア負担率の計算も、このシートに数字を入力するだけで計算できるようにしたので、電卓など使わなくてもこのシート1枚で人間関係で悩まない介護施設の比較が完結します
絶対に職場選びで失敗したくないという人は、ぜひ使ってみてご自身の職場選びに役立ててください。
とはいえなんですけど、ここまで読んでしていただいた介護士さんは
悩める介護士
つまり自分は具体的に何から始めたらいいの?
このように思いますよね。
ですのでここからは転職を成功させるための具体的な行動手順5ステップについてお話していきます。
これから話す5つの手順通りにステップバイステップで転職活動をしていけば、人間関係で悩まないホワイトな職場を引き当てる確率をグッと高めて転職を成功させることができます。
ひいては、今まで人間関係で悩んでたのにせっかく職場を変えてもまた同じく人間関係って悩んでしまう。
そんな悲しい取り返しの付かない失敗をして後悔することもなくなります。
それくらい大事な事なのでこれから紹介する手順通りに転職活動を実践してみてください。
- 介護専門の転職サイトに複数登録する
- 転職候補先の情報を集める
- 集めた情報を整理する
- 整理した情報から比較検討して絞り込む
- いざ見学面接へ
この5ステップを踏んでいきます。
ステップ1|介護専門の転職サイトに複数登録する
これはこの記事の前の方でご説明しました。
繰り返しになってしまって恐縮なんですが、転職サイトに登録することで
- 効率よくスピーディーにラクに転職活動ができる
- 自分の希望に合った求人が見つかりやすい
- 他の求人媒体では探せないレアな非公開求人を紹介してもらえる
- 書類作成や面接のフォローを受けられる
- 条件の交渉や調整をしてもらえる
- アドバイザーに悩みの相談ができる
- 転職サイトのサービスは無料で利用できる
これらのメリットがあるという話をしました。
転職活動中または転職に興味がある人の、70%という多くの人が転職サービスを利用していて、1人あたりの転職サービス利用数は4社で、複数のサイトを使い分けている。
- 転職サイトを情報収集源として活用する人の割合が75.8%
- 転職サイトを応募するために活用している人の割合も63.7%
というデータからも分かる通り、利用することは多くの人の常識になっているので、厚生労働省認可の安心して利用できるオススメの転職サイトに登録して次のステップに進んでください。
ステップ2|転職候補先の情報を集める
転職候補先の情報は
- 転職サイトで検索する
- 転職サイトの担当者に聞く
- 事業所のホームページを確認する
- 厚生労働省のデータベースを活用する
- 口コミサイトを確認する
これらの方法で集められます。
ですのでこの段階で、できるだけたくさんの情報を手に入れて下さい。
ここで情報をたくさん手に入れると次に紹介する最重要ステップをより効果的にできます。
ステップ3|集めた情報を整理する
ここが職場選びで失敗しないための最重要ポイントです。
転職候補先の情報を整理するかしないかで、あなたの転職活動が成功するか失敗するかが決まります。
そんな大事な転職候補先の情報のまとめ方なんですが
ご自身でメモしてまとめてもらってもOKですが
先にお伝えしたこの記事の内容を反映させたホワイト介護施設比較検討シートを活用していただくと気になる転職候補先を楽に比較検討することができます。
完成形のイメージはこんな感じです。
このように記事でお伝えしてきた内容や給与面を一目瞭然でまとめることができるようになっています。
使い方に関してはこのシート内に説明文を参考にしながら、ご自身オリジナルのホワイト介護施設比較検討シートを作ってみてください。
ステップ4|まとめた情報から比較検討する
ある程度メモできた、またはホワイト介護施設比較検討シートの中身を埋めたら、じっくり比較し良いなと思ったところを絞ってください。
例えば「A社B社C社D社E社」この5つの事業所で迷っているとしたら
この5つの事業所を比較検討してみて1個または2個の事業所に絞る。
このように転職先を選んで行きます。
ちなみに、どの項目を優先度高めで考えるかなんですが、これに関しては価値観や考え方は人それぞれですし、運も絡んでくるのでなんとも言えないのが正直なところです。
ですが、自分なら
- 離職率
- 基本給額
- 求人情報やホームページに情報量が多いかつ具体的
- クチコミ
この情報を優先度高めでチェックしていきます。
メモやチェックシートを参考にご自身の判断基準をもとにして慎重に比較検討して人間関係が良い介護施設を選んでください。
ステップ5|実際に見学や面接に行く
自分が行きたい転職先を比較検討して絞れたらいざ見学や面接にいきましょう。
見学や面接をするときにチェックして欲しいことは
- スタッフが元気よく働いているか
- 言葉使いはどうか
- 掃除は行き届いているか
これらをチェックしましょう。
とはいえ昨今の感染症の影響で細かい部分まで見学できないこともあります。
このような場合は、面接官や見学の対応してくれている人はどんな人柄か、信頼できそうか。
これをチェックしていきましょう。
特にあなたの対応をしてくれる人はその介護事業所の裁量権を持っているくらい上の立場な場合がほとんどです。
つまりその人はその事業所の顔であり未来のあなたの上司になる人の可能性が高いです。
もし、無能上司に当たってしまったら、今後また悩むようなことがあっても助けてくれない可能性が高いです。
せっかく転職したのにそんなことになってしまったら最悪です。
ですので最低限、上司の人柄はしっかりとチェックしておきましょう。
もうひとつ付け加えておくと、転職活動は在職中がオススメです。退職すると収入が途絶え、活動が長引くほど⽣活は少しずつ苦しくなります。決めないといけないというプレッシャーから、妥協して転職先を決めてしまい失敗に繋がることもあります。今の会社を辞めず、経済的な不安が少なく余裕があるうちに、納得するまで時間をかけて転職活動をした方が良い結果につながります。
以上、人間関係で悩まない優良な介護施設を見つける具体的な行動手順5ステップをお伝えしてきました。
- 介護専門の転職サイトに複数登録する
- 転職候補先の情報を集める
- 集めた情報を整理する
- 整理した情報から比較検討して絞り込む
- いざ見学面接へ
この手順通りにステップバイステップで転職活動をしていけば、人間関係で悩まないホワイトな職場を引き当てる確率をグッと高めて転職を成功させることができます。
今まで人間関係で悩んでたのに、せっかく職場を変えてもまた同じく人間関係って悩んでしまった。
そんな悲しい取り返しの付かない失敗をしないためにも、ぜひ、この手順通りに転職活動を実践してみてください。
とはいえ今までの話を聞いた中で
悩める介護士
こう思った人もいますよね。
では記事の最後にはなりますが、100%確実に失敗したくない!
そんなわがままな人に向けて
ハズレの介護施設を100%引かなくて済む方法を紹介していきます。
結構ズルいのですが、この方法やってる人は多く見るので再現性はかなり高いです。
一旦、今までの話は忘れて、頭をクリアにして続きをご覧ください。
では早速結論です。
派遣介護士をやりつつ自分に合った職場を探して正社員介護士として入社する
これです。
これをやれば介護施設のすべてが丸見えに
なぜかと言うと、いきなり正社員介護士として働き始めると当たりが引ければ良いですが、もし自分に合ってない職場だった場合結構しんどいです。
ですが、派遣介護士を1回挟むことによってその介護施設の中身
例えば
- どんな仕事をしているのか
- どれぐらいハードなのか
- どんな人が働いているのか
- どんな利用者さんがいるのか
このような求人情報では出ていない
施設見学じゃ分からない
介護施設の内部の詳細の詳細までを自分の目で見て肌で感じて把握してから入社することができます。
ベジマイトから学ぶこの方法の確実性
例えるなら、あなたはベジマイトという食べ物をご存じですか?
ベジマイトっていうのはオーストラリアでは一般的にパンに塗って食べられているジャムみたいなやつなんですけど、塩辛い中にも酵母エキスのおかげでうま味も感じられるんですけど、匂いが結構独特な食べ物なんです。
なので嫌いな人は嫌いなんですけど、ハマる人はハマっちゃう不思議な食べ物なんです。
はい。
この説明を聞いた人でベジマイトの味や風味を鮮明に想像できた方いますか?
分からないですよね。
でも、もし「はいこれがベジマイトだよ」って渡されて食べたら一発で分かりますよね?
で、マズかったらもう食べないし
上手かったらリピートしますよね。
これと一緒で職場選びも体験することが大事なんです。
派遣介護士として体験してみて 自分に合ってたら入る ダメなら他のところに行く。
要は、転職で絶対勝てる後出しジャンケンが可能ということです。
これは上記で紹介した厚生労働省のデータベースだったり転職サイトの担当者に聞いてもどうしても分からない部分なんです。
ですので、実際に派遣介護士として自分でその職場に行って働いてみることで、いわゆる職場ガチャのハズレを引く可能性を誇張表現じゃなく本当にゼロまで減らすことができるということです。
ガチャガチャで当たりが出るかわからないものを引くのよりも 次当たりが出るって確信してから引くほうがもちろんいいですよね。
ガチャガチャの場合はそのあたりか外れかっていうワクワクドキドキ感を味わえるかもしれませんが、職場選びの場合はそんなわくわくドキドキ感いらなくて確実性が欲しいですよね。
そういう意味で派遣介護士を1回挟むというのは自分に合った職場を選ぶ方法としてはめちゃめちゃ再現性高いですし、後出しジャンケンもできるのでズルいんですけどかなりおすすめです。
具体的なやり方2選
具体的なやり方は2パターンあります。
- 今の仕事をやりつつ副業として単発の派遣介護士の仕事をやってみる
- 長期派遣の介護士でフルタイムで仕事をしつつ2、3ヶ月おきに来る契約更新の時に違う施設に移るか今の施設に残るかを決める
この2つです。
今の仕事をやりつつ副業として他の施設で単発の派遣の仕事をやってみるパターンは、休日を潰す必要があるなどのデメリットがあるものの、職場を変えずにできたり色々な事業所で働けるので気軽に挑戦できるのがメリットです。
一方で長期のフルタイムで派遣介護士をやるパターンは、どうしても最低1回はボーナスを損してしまうことになったり2~3か月の契約期間の縛りがあるので短期間で色々な事業所を回ることはできません。
ですが、派遣介護士自体の時給は高いですし、その介護施設の上司と長期派遣の間に信頼関係を結んでおくと、入社する時の給与、シフト、その他もろもろの待遇の交渉が楽に、しかも受け入れてもらえる確率も高くなるメリットもあります。
実際に、就業規則で正社員の夜勤専門はNGっていうルールがある介護施設に、夜専の派遣介護士として働いている間に上司との信頼関係を作ってから上手に交渉して、本来は許可されない正社員の夜勤専門で入って、しかも給与の等級も高い状態で入れた人もいます。
一度入社してしまうと、給与交渉をしたりシフトの融通を通すことはかなり大変です。
ですが、この方法を使うと
- 後出しジャンケンでホワイトな事業所を狙い撃ち
- 給料も多く貰える
- 自分に有利な形で入社できる
一度で二度三度おいしい。
このような方法になっています。
悩める介護士
という人は 単発派遣介護士または長期派遣介護士をやりつつ、自分に合った職場を探して後出しジャンケンで正社員介護士として入社するという方法を実践して下さい。
最後に介護士の視聴者さんにお伝えしたいことがあります。
転職はあくまでも、人生の質を高めるための『手段』に過ぎないということです。
本編前半でもお伝えしましたが、大事なのは、
転職後の行動です。
ホワイトな介護施設を見つけたとしても、それはゴールではなく、むしろスタートです。
「また人間関係で悩む日々を送りたくない」
そんな人は新しい環境でとにかく仕事を頑張ってください。
それがあなたへの信頼につながり、結果的に人間関係で悩まない低ストレスで楽しく働ける環境を自分の手で作ることにつながります。
正解を選ぶのではなく選んだ選択肢を正解にして行こうという話を動画の前半で紹介しました。
本当にこの通りなんです。
これからのあなたの行動と頑張りが未来を変えます。
未来が変われば楽しく生きれます。
人生は楽しく生きたもん勝ち。
これを肝に命じてこれからの介護士生活を送ってもらえると幸いです。
以上です。
長い記事になりましたが最後まで読んでいただきましてありがとうございました。