- 介護施設の上司との人間関係がうまくいかなくて困っている
- あの上司は現場のことを分かってないクセに文句ばかり言ってくる
- 上司と会うだけでストレスを感じる
こんな悩みはないですか?
- なぜ上司との人間関係が悪くなってストレスを感じてしまうのか
- 具体的な上司との人間関係を改善する6つの方法
- パワハラ上司に対する3つの対策法
僕は介護リーダーとして7年ほど仕事をしてきた中で、多くの嫌な上司に悩まされてきました。
そんな経験の中で得たことは『たった1つの単純な事を意識』さえすれば上司との人間関係が上手くいくようになり、ストレスも軽くなっていくという事です。
もったいぶっても仕方ないので結論からいうと
『上司が期待している介護士になる』
たったこれだけでOK。
本記事を読んでこれを実践すれば
最悪だった上司との人間関係が改善しストレスが無くなる
↓
働きやすい職場環境を手に入れられる
↓
人事考課の評価が上がり収入もアップ
こんな明るい未来が手に入ります。
上司との人間関係で悩んでいる介護士さんはぜひ参考にしてご自身の職場でお役立てくださいね。
もくじ
- 質問:最悪な上司との人間関係に悩んでストレスを感じます。何か良い解決法はありませんか?
- 答え:上司が求める介護士になれば信頼関係が構築されストレスを抱える事もなくなり、働きやすい職場を手に入れる事ができます。
なぜ上司が期待している介護士になると人間関係のストレスが消えていくのかというと、上司からの信頼を獲得することができるので溝が生まれにくくなるからです。
仮に部下が上司が求める仕事をしなかった場合、上司はそこを突っ込まざるを得ません。
それが積み重なってくると徐々に人間関係まで悪化して介護士はストレスに感じてしまいます。
しかし、上司の期待に応えられる介護士であれば信頼を得られるので人間関係も良くなっていきます。
だから『上司が期待している介護士になる』ことが大事なのです。
例えば上司は体調の悪い利用者さんの状況をわざわざ聞く前に教えて欲しいと思っているとします。
ですが、介護士は後でまとめて報告しようと思っています。
その結果、上司が介護士に対して「なんで報告しないんだ」と文句を言いますよね。
このように上司と介護士の間には微妙な認識のズレが発生しているのです。
- 『上司が求めている事が介護士に伝わっていない』
- 『介護士が上司の求めている事を把握できていない』
という認識のズレのせいで上司が介護士に文句を言ったりして結果的に最悪な人間関係で悩むことになります。
逆に上司が求めていることさえ実行できれば、確実に人間関係が良好になっていいきストレスを抱える事もなくなります。
では、具体的に介護施設の上司は介護士に何を求めているのでしょう。
重要なポイントを6つピックアップしてみました。
- 介護士としての仕事をしっかりこなして欲しい
- 小マメな報連相をして欲しい
- 自分の話を最後まで聞いてほしい
- 注意しても真摯に受け止めて欲しい
- 気持ちを察して欲し
- 指示を貰うだけじゃなく自分で考えて欲しい
これがシンプルかつ最も重要です。
介護施設の上司は介護士としての当たり前の仕事を当たり前にこなして欲しいと思っています。
職場の人間関係は『適切に仕事を行なう』という大前提の上で成り立っています。
いわば土台の様なもの。
その土台が無ければ、いくら良い人間関係を構築しようと思ってもできるはずはありません。
上司との人間関係に悩んでいる人は
自分は介護士としての当たり前の仕事を当たり前にやっているだろうか・・?
と自問自答してみてください。
これを意識すればどんな嫌な上司でも無害化することが可能です。
詳しくは【事実】介護職は変な人が多い!?むかつく職員を『無害化』する方法という記事で紹介しています。
介護施設の上司は『小マメな報連相』をして欲しいと思っています。
なぜなら上司からすると
- 「あの件はどうなった?」といちいち聞くのは面倒
- 小さな情報でも早めに知って、大きくなる前に対処したい
こんな理由があるからです。
具体的にはこんな行動をしましょう。
- ヒヤリハットを1日1件上げることを目標にする
- 利用者さんの小さな変化も見逃がさず報告
- 結論から伝えて簡潔さを意識する
- 報告後の経過も伝える
これらを実践できれば上司が期待している介護士へと一歩近づきます。
とはいえ、報連相に関してこの様に思っている介護士さんもいますよね。
報連相しても上司が嫌な顔をしたり文句を言ってくるんです・・。
こんな人は以下の2つを意識しましょう。
- 誤解されないように言い方を変えてみよう。
- 報連相を自分の仕事のアピールと考える。
話の始めが言い訳から入っていると話の全てが言い訳に聞こえてしまうことがあります。
ですので報告する際は『結論(事実)→詳細』という流れで行いましょう。
また、報連相が苦手な人は『自分の仕事のアピールをする機会』と考えると意識が変わります。
何か問題があって報告をしなければいけない際には、一緒に自分が考えた解決策の提案も一緒に伝えるようにしましょう。
そうすれば上司から「あいつは良く考えているな」と思われて評価がアップします。
介護施設の上司は自分の話を最後まで聞いて欲しいと思っています。
なぜなら上司は部下の心に響く自分を演出したいと思っているからです。
- 過去の経験からのアドバイス
- 自分の武勇伝や介護論
など介護士からしてみれば、まるでお経を聞いているように感じ「早く済ませてくれ」と思う事もありますよね。
しかし、そんな話を最後まで聞けば上司は「こいつは話を聞いてくれる分かるやつだ」と思い満足するのです。
- 上司の目を見ながら要所で頷ずく
- 話の途中で口を挟まない
- 最後に「つまり○○さん(上司)の言いたいことはこういう事ですね」と要約する
介護士から見ると上司は本当に面倒な生き物です。
しかし、広い心を持って上司と接することで人間関係も構築され結果的に自分にかかるストレスも軽減していきます。
介護施設の上司は注意をしても変に解釈せずに真摯に受け止めて欲しいと思っています。
なぜかというと
- 注意すると気まずい
- 何度も注意したくない
- 反発されたら面倒
- 強くいったら辞めてしまうのではないか
と思っているからです。
真摯に受け止めている印象を演出するには
反省の態度を示して、最後に感謝の気持ちを表す。
この様に対応すれば徐々に上司との信頼関係が構築されていきます。
信頼されれば良い人間関係を構築することに繋がりストレスのない関係になっていくのです。
だから注意されても真摯な気持ちで対応することが重要なのです。
そんな怒られて感謝の気持ちなんて表せないよ・・。
確かにこの気持ちは分かります。
ですが、怒られた後に感謝の気持ちを表せるのはかなり希少な存在です。
そんな希少な存在だからこそ上司から「お?コイツは違うな」と思われ結果的に信頼される事に繋がります。
介護施設の上司は『言わずとも自分の気持ちを察してほしい』と思っています。
なぜかというと上司というのは難しい立場だからです。
- 責任のある立場であるのでプレッシャーも大きい。
- 上司のそのまた上司からの圧力もある。
など介護士には分からない苦労が多いのです。
例えば何か問題が起きてからでは遅いので、普段からうるさく言って嫌われ役を担っているかもしれません。
上司のさらに上司から「もっとレクリエーションの時間を増やせ」と言われたら本望でなくとも介護へ命令しなくてはいけない立場だったりします。
この様に上司というのはプレッシャーを感じていたり上からも下からも挟まれているなど非常に肩身の狭いシンドイ立場なのです。
だから上司は大変であるという気持ちに対して理解をして共感を示しましょう。
こう思うことで「あの上司はうるさくて最悪だ」という固定概念をひっくり返すことができます。
結果的にストレスを感じる事がなくなり、上司との信頼関係の構築へも繋がっていきます。
介護施設の上司は介護士に対して自分でも考える力を養ってほしいと思っています。
- 将来的に頼れるリーダー的な存在になって欲しい。
- 自分で考えるのは正直面倒。
- ここまでは介護士の仕事でここからは上司の仕事と区切られるのは寂しい。
という感情があるからです。
もちろん上司にどの様に行動したら良いか相談をするのは大事です。
ですが丸投げをするのはNG。
ちゃんと自分の考えも一緒に提案するのが優秀な介護士です。
【誤】利用者の○○さんが最近△△なんです。どうしたら良いですか?
↓
【正】利用者の○○さんが最近△△なんですがどうしたら良いですか?
自分は□□か××をした方が良いと思ったのですがいかがですか?
など、上司に相談するときは自分の考えも2~3パターンほど一緒に提案するようにしましょう。
そうすれば介護士として自分で考えられる力を養いつつも、上司から信頼され良い人間関係も構築できるようになっていきます。
まとめると以下の6つの『上司の期待』を把握し実践すれば信頼関係が構築されていきます。
- 介護士としての仕事をしっかりこなして欲しい
- 小マメな報連相をして欲しい
- 自分の話を最後まで聞いてほしい
- 注意しても真摯に受け止めて欲しい
- 気持ちを察して欲しい
- 指示を貰うだけじゃなく自分で考えて欲しい
こうして見ると上司は本当に自分勝手な生き物ですよね。
しかし、これらを実践していけば間違いなく上司と介護士の人間関係は改善されていきます。
あんな上司の期待になんか応えたくないなぁ・・。
と思っている方もいるかもしれません。
そんな人は上司のためではなく自分の利益のために実践しようと思ってください。
上司が求める介護士になった結果として
- 最悪だった上司との人間関係が改善する
- ストレスが無くなる
- 働きやすい職場環境を手に入れられる
- 人事考課の評価が上がり収入もアップ
という未来が手に入ります。
ですので上司が期待する介護士になることは結果的に自分の利益になります。
とはいえこんなパワハラ上司で悩んでいる方もいるかと思います。
- 明らかに指導という枠を超えている行動がある(物を投げる、怒鳴りながら机を叩く、など恐怖心を与える行動)
- 人のアラ探しが得意で、上司という職場の優位性を使って嫌がらせや人格否定攻撃をしてくる。
- 介護士に残業前提の膨大な仕事量を要求をする。
こんな上司と良い人間関係を作っていくのは難しいので、別の対策法が必要になってきます。
パワハラ上司で悩んでいる人がやるべき選択肢は3つあります。
- 別の上司か本部へ相談をする。
- パワハラの証拠を集めて第三者(労働基準監督署)などへ相談する
- 他の介護施設へ転職をする
この中から自分の行動を選択しましょう。
介護施設の上司からのパワハラに関して詳しくは【閲覧注意】実際にあった介護施設のパワハラ上司の事例と対策法という記事で解説しています。
【閲覧注意】介護施設のパワハラ上司の事例や判例と対策法【実際に目撃した】
具体的な相談の仕方に関しては介護施設の上司へ悩み相談する時に気をつけたい5つのポイントという記事で解説しています。
パワハラ上司に悩んでいてもう仕事を辞めようかな・・。
と迷っている人は自分がどのくらいパワハラ上司の事をストレスに感じているのかを冷静かつ客観的に判断することが重要です。
なぜかというと
- 一時的な感情の勢いで辞めてしまうのはもったいない。
- 逆に我慢しすぎても、うつ病などのリスクが高まる。
からです。
自分のストレス具合を冷静かつ客観的に判断する方法に関しては人間関係を理由に介護施設を転職する境界線は?介護現場リーダーが解説という記事で詳しく解説しています。
保護中: 247人の転職事例から学んだ人間関係で悩む介護士の職場ガチャ攻略法5ステップ|職場の選び方を徹底解説
本記事の結論を言うと『最悪な上司で悩んでいる介護士は上司が求める人材になろう』という事です。
介護施設の上司との人間関係でストレスを感じてしまうのは『介護士が上司の求めている事を把握できていない』からです。
逆を言えば上司の求めている期待を介護士が理解して実践さえすれば今まで最悪だった上司との人間関係のストレスは改善されていくのです。
介護士が上司の求めていることを理解していないとあいつは仕事ができないやつだと思われ『人間関係のズレ』生じてしまいます。
ですが上司の期待に合わせていくことで信頼関係が構築されて人間関係も良くなり、結果的に上司から受けるストレスも軽くなっていくのです。
- 介護士としての当たり前の仕事をして欲しい
- 小マメな報連相をして欲しい
- 自分の話を最後まで聞いてほしい
- 注意しても真摯に受け止めて欲しい
- 気持ちを察して欲しい指示を貰うだけじゃなく自分で考えて欲しい
これらを実践して自分の方から上司が求める人材へと変わっていきましょう。
そうすれば最悪だった上司で悩まない働きやすい職場を手に入れる事ができます。
とはいえ、このような理屈が通用しないパワハラ上司も一定数存在するのも事実。そんな最悪な上司に悩んでいる人は『』という記事を参考にパワハラに対処していってください。
>>【2021決定版】介護施設のつらい人間関係の悩み解消法7選【まとめ】
【2022決定版】介護施設の人間関係の悩み改善法の全て【まとめ】
以上
【介護職必見】最悪な上司との人間関係ストレスを無くす6つのポイント
でした。