悩める介護士
悩める介護士
こんな疑問や悩みは無いですか?
- 介護職はどのくらい変な人が存在するのか。
- 8年の介護歴の中で、実際に出会ってしまった変な介護職員の例。
- 変な介護職員で無駄にメンタルを消費しない方法。
- むかつく介護職員を『無害化』する具体的方法。
私は介護士の現場のリーダーとして約10年働いてきた経験から、変な介護職員や嫌だなと思う職員など多く関わってきました。
そんな経験から言うと施設には変な介護職員は多いですし、むかつく職員も多いです。
しかし、そんな嫌な人と仕事をしてもストレスを溜めずに上手に付き合っていく方法も存在します。
- もうむかつく介護職員で悩みたくない。
- これから行く新しい介護施設に変な介護職員がいたらどうしよう・・。
こんな方へ向けて有益な情報を記載しているので参考にしてご自身のお仕事にお役立てください。
もくじ
- 質問:介護職は変な人が多いの?
- 答え:介護施設の全体の『約2割』は変な介護職員が混じっている可能性があります。
もちろん、場所によってはまったく変な人がいない介護施設もありますし、全体の3割程度が変な介護職員で構成されている場所もあります。
また、個人の主観によっても感じ方は変わります。
2割という数字が多く感じるか少ないと感じるかも人次第。
あくまでも目安だと理解して下さい。
悩める介護士
と思った方もいますよね。
その理由としては以下の通りです。
『2割』という数字はイタリアの経済学者であるヴィルフレド・パレート氏が提唱した『パレートの法則』のから来ています。
- トラブルの8割は全システムの内の2割が原因である。
- すべての税収の内の8割は全国民中の2割の富裕層が納めている。
上記の様に『物事の8割を決めているのは全体のたった2割という少数である』という法則です。
これをそのまま介護施設に当てはめてみると
介護施設で起こる人間関係のトラブルの8割は職員全体の2割の人によって起こされる。
と置き換えることができます。
つまり結論としては『介護施設には平均で約2割ほど変な介護職員がいる』ということになります。
もう1つの理由としては私が5つの介護施設で働いてきた結果、どの介護施設も10人に2人くらいは変な介護職員がいたという経験則から出した答えです。
もちろん何百もの介護施設を経験した訳ではありませんし、私自身の主観もあるので信ぴょう性を保証する事はできません。
しかし、パレートの法則と合わせて考えてみても『約2割』という数字に関しては大きく的を外している事はないハズです。
これも変な介護職員という概念が曖昧ですし統計データもないので完全主観ですが、誤解を恐れずにお伝えすると・・・。
お年を召した女性に多い。
と感じます。
ネット上では「おばヘル」という俗語があることからも「おばさん介護士」に不満を持っている介護士さんはたくさんいる事が想像できます。
おばさん介護士に変な人が多い理由に関しては【3つの裏技公開】介護職のおばさんやお局との人間関係攻略法|対策はシンプルですという記事で解説しています。
よしあき
介護施設にいる人たちは介護職だけではありません。
ケアマネや看護師などの違う職種の職員にも約2割ほど変な人が混じっていることもあります。
職種が違うからと言って変な人がいないという訳ではありません。
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なぜ変な介護職員が多く存在するのかというと、介護業界特有の事情があるからです。
- ストレスの多い職場環境だから。
- 介護業界自体が採用のハードルが低く“ワケあり”な人の受け皿的なポジションである側面もあるから。
- 多種多様な年代・職業歴・価値観・介護観・職種などを持っている人が集まっているから。
こんな理由があるので他人から変な奴だなと思われる質の低い介護職員が存在してしまいます。
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まずは、男性介護職員をシンプルに3つの言葉で表すとこんな感じです。
- 優しい
- 力強さがある
- 頼りがいがある
介護施設は基本的に女性社会になっていますので、その中にいる男性職員はとても頼られる存在になっています。
重い利用者の介助をはじめ、女性介護職員にセクハラをしてくる男性利用者の対応だったり女性介護職員の話をまったく聞き入れない利用者の対応もできたりなど活躍できる場面は多くあります。
そんな姿を頼りがいがあると評価してくれる人は多くいます。
また、いろいろとある女性社会を上手く回してくれる潤滑油のような役割を果たせる場面もあります。
女性介護職員をシンプルに表すと・・。
- 優しい
- 気配りが上手い
- 人の話をよく聞いてくれる
こんなイメージを持つ人が多いです。
実際に男性では気づかないような小さなことに気づき対応してくれる気配りの上手さは女性ならではです。
また、女性は共感し合うことに長けており利用者さんの話をよく聞ける人が多くいます。
ですので女性介護職の人には優しく包容力のある人が多くいます。
介護職だからと言って特別に他の職種よりもメンタルが病みやすいというデメリットはありません。
上記で解説したパレートの法則のようにどんな職種でも変な人は存在しますし優しい人も存在しますしメンタルを病んでしまう人も存在します。
ですので介護職だけが特別にその傾向が強いわけではないのです。
とはいえ、一緒に働く職員や介護施設の環境によっては当たりはずれがあるのは事実としてあります。
ですので職場選びは慎重に選んだ方が得策なのは間違いありません。
悩める介護士
結論から言うとこんな人が嫌われたり変な人認定されることが分かっています。
- 注意されても相手の話を聞かない。
- マウントを取るために自分の凄さをアピールする。
- 自分が正しいと思い込み無理に意見を押し通そうとする。
実はこれらの行動は心理学でも『嫌われる行動の典型例』として様々な実験でも証明されており、名前までついているほどです。
- 自分はこれに当てはまる行動はしていないか?
- 自分の介護施設にこんな奴はいないか?
これらを確認しながら以下の詳細をご覧ください。
また、性格の悪い介護士さんは極一部です。
ほとんどの介護士さんが嫌な奴ではないことを予めご了承ください。
同僚や上司に注意されても話を聞こうとしない介護士は性格が悪いと判断されます。
なぜかというと、話を聞かずにはぐらかそうとすると
怒る介護士
怒る介護士
と思われてしまうからです。
これを心理学ではデマンド・ウィズ・ドロー効果というやってはいけない行動の1つとして確立されています。
例え注意されても話を真剣に受け止めてくれる人は、注意した側の人から見たら「この人は改善しようとしてくれているんだな」と思われて好印象に見えます。
しかし、話を聞かずに言い訳ばっかりすると相手からは無責任な奴だと判断されてしまいます。
- 注意されたら自分のことを棚に上げて「そういうあなたも○○ですよね?」と話を逸らす。
- 明日になれば忘れているだろうと思ってテキトーな返事を繰り返す。
これらは絶対にNG。
ですのでもし先輩や上司から何かを注意されたら積極的に改善する姿勢でいる事をアピールしましょう。
性格の悪い介護士によくありがちなのが『自分は凄いぞアピール』です。
これは確実に嫌われる行動なので絶対NGです。
なぜかというと相手のすごいぞアピールなど誰も求めていないからです。
むしろ「この人は自分の自慢ばっかり・・。」と思われる原因になります。
- 比較対象を引っ張り出してきて「自分はアイツよりも凄い」と「私の彼氏はあの子の彼氏よりイケメン」などいう言い方をすると秒で嫌われる。(ハブリス)
- せっかく褒めてもらったのに「今日寝てないけど全然余裕だよ」という言い方をする。(ハンブルブラッキング)
確かに自分をアピールしてすごいと思われたい気持ちは分かります。
ですがこれは自分をアピールしたいという承認欲求が先走り相手から見た時の印象を全く考えていないので、自己中心的な印象を持たれる結果に。
そのせいで性格が悪い変な介護士だなと思われるので絶対にNGです。
もう一つ性格が悪い介護士だと思われる行動として『無理に自分の意見を押し通そうとする』という行為が挙げられます。
それが正論であったり筋が通っていたとしても介護施設には様々な価値観や考え方を持った人が存在します。
ですので他の人から見ると
- 傲慢だな
- 自己中心的だな
- 偉そうだな
と思われてしまいます。
確かに自分の意見を言う事はとても良い事です。
しかし、「自分は絶対にこう思う」「その意見は間違っている」など主張を押し通すような発言は確実に嫌われます。
意見を言う場合は必ず
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など他の人の意見も尊重するように配慮しましょう。
お互いにフェアな状態で話し合いを行わないと自分勝手な性格の悪い介護士だと思われます。
上記で解説した以外にも私の10年の介護歴を通して出会ってしまった変な介護職員の例を挙げておきます。
- 挨拶や礼儀がない
- 無視をする
- 職員のミスを常に探している
- いじめやパワハラをする
- 新人をいじめる
- 時間を守らない
- すぐ怒る
- 的外れな文句を言う
- 態度が大きく上から目線
- 噂話が大好き
- 注意されても話を聞かない
- 口は動くけど体は動かない
残念ながら挨拶は相手からされるものだと勘違いしている人がいます。
仕事も手伝ってもらって当然だと思っているので感謝の言葉も聞いたことがない人もいます。
挨拶の無視は標準搭載で完備している介護士もいます。
聞こえてないのかな?と思って同じことを言うとなぜかキレる。
もはやよく分からない。
「アナタ、ニホンゴ、ワカリマスカ?」と真顔で聞いてみたいと思ってしまいます。
自分のミスは棚に上げるが、他の職員がミスしたら鬼の首を取ったように責める介護職員。
揚げ足取りワールドカップが開催されたら間違いなく日本代表入りできると思う。
いじめやパワハラは歯磨きと同じ感覚の日課である。
そのせいで辞めていった人が多数いるのに本人は気づいていない。
実はこの行動は嫉妬や自分の自信の無さから生まれている。
\パワハラ上司/
\いじめるおばさん/
いじめやパワハラと同様に新人いじめで辞めていった人多数。
仕事ができないので言葉の暴力で自分の地位を守りたいという自信の無さと弱さが原因。
新人だから言い返してこないと分かってやっているのでタチが悪い。
遅刻はデフォルト。
しかも謝罪は無く言い訳から入る。
彼(彼女)に罪悪感や申し訳ないという感情が存在するのかは今世紀最大の謎である。
感情のコントロールができない。
言葉で伝えられないので感情で押すしかない可哀そうな人。
おそらくカルシウムが不足しているので、今度会ったら牛乳の定期便でもオススメしようと思う。
介護の基本を無視した「謎のマイルール」を持っている。
しかも、そのルールを人に押し付けてくるのでタチが悪い。
自分が世界の中心にいるつもりなのだろうか?
『世界の中心でマイルールを叫ぶ』という映画の主演に抜擢したらアカデミー賞取れると思う。
施設の古株であることが自分の誇り。
別名:施設内大物政治家。
仕事はできないので態度で自分を上に見せることで自分の身や立場を守ろうとしている。
他人の噂話や悪口が最高のデザート。
あることないこと広めまくる。
他人の失敗は蜜の味。
男女関係の噂はA5ランクの和牛レベルで美味しい。
介護士を辞めてデタラメ週刊誌の会社に就職した方が良いのではなかろうか?
自分のミスは認めない。
それどころか他人のせいにする。
責任転嫁するときの口の上手さは、あのアメリカ元大統領ドナルド・トランプ氏を上回るとも言われている。
身体が動かないならまだしも、おしゃべりで他人も巻き込んでしまっているのも迷惑。
介助に入って出てきたらまだおしゃべりしているなんてこともザラである。
よしあき
今回ご紹介した嫌われる行動の典型例は意外と無意識にやっている人が多いです。
もし自分がやってしまっていると知らない間に同僚介護士から信用を失ってしまうかもしれません。
ですのでもし自分に当てはまっている項目があったらその点に気を付けて仕事に取り組んでいきましょう。
変な介護職員に悩まされない方法はシンプル。
人間関係を深めようとしないと決める。
↓
変な介護職員とは仕事上で困らない程度の人間関係があれば良いと考える。
↓
自分の仕事に集中する
この3stepを行えば変な介護職員も完全に無害化できます。
変な介護職員で悩まずに自分の身を守るには難しいことは必要ありません。
『職場の人間関係を深めようとしない』
たったこれだけ覚えておけばOKです。
悩める介護士
人間関係をなんとか改善しなきゃと思うとつらくなるだけ。
だから無理して人間関係を深めなくても良いのです。
実際に心理学の三大巨匠のうちの一人であり、『嫌われる勇気』で話題にもなったアルフレッド・アドラーもこの様に言っています。
『職場の人間関係はしょせん職場の人間関係。家族や親友の様に深い付き合いをする事は無い。』
ストレスなく働けてお給料が貰えればそれで良いと考えましょう。
とはいえ・・。
悩める介護士
と思われた方の気持ちは理解できます。
しかし、介護施設は様々な価値観や考え方を持っている人がいるので全員と仲良くすることは不可能です。
仮に苦労して仲良くなったとしても
- 辞めてしまう
- 部署移動がある
という事も考えられるのでエネルギーの無駄使いで終わってしまうパターンが多くあります。
だから仕事が円滑に進むだけの最低限の人間関係さえあれば十分と思うことが一番コスパが良く自分のメンタルもラクでいられる方法なのです。
よしあき
無理して関係を深めなくても良いと考えましょうね。
最低限の人間関係を構築するには次の2つだけ守ればOKです。
- 職場の決められた仕事とルールを守る
- 『報・連・相』を徹底する
あなたが変な介護職員に悩んでしまう理由の多くはどちらかが欠けているパターンが多いです。
なぜこの2つが大事なのかというと
- 介護職をしていく上での信頼の土台になるから。
- 変な介護職員から攻撃される隙を無くせるから。
だからこの2つが重要なのです。
僕は夜勤専門職員として働いていますが、夜勤中にやるべき決められた仕事内容があります。
その決められた仕事に抜けがあれば出勤してきた職員から文句を言われます。
しかし、きちんと決められた仕事を行ない次の朝に出勤してきた職員に分かりやすく申し送りを行なえば何も文句は言われません。
つまり自分の仕事を100%やって報連相もできているからこそ信頼され、変な介護職員からの攻撃も無いのです。
だから文句や悪口を言ってくる変な職員に悩まないためには
- 職場の決められた仕事とルールを守る
- 『報・連・相』を徹底する
の2つだけ意識していれば良いのです。
実践すればあなたの介護施設にいる変な介護職員へ攻撃する隙を与えないので完全に無害化することができるようになります。
悩める介護士
こんな人は次の事を考えてみましょう。
- 自分は決められた仕事とルールを守れているのだろうか?
- 自分はきちんと報連相ができているのだろうか?
これさえできていればよっぽど性格の悪い変な介護職員がいない限り嫌な思いをする事はありません。
もし思い当たる節があるならこれからゆっくり改善していけばパワハラや嫌な文句は減っていくはずです。
これから新しい介護施設で働こうとしている人の悩みとして
もし自分が行く介護施設に変な介護職員がいたらどうしよう
と心配になる人もいらっしゃるかもしれません。
結論としては以下の3つを意識すれば大丈夫です。
- 介護施設の仕事とルールを理解して徹底的に守る
- 分からない事はそのままにしない
- 変な介護職員のターゲットにされない様に礼儀と謙虚を意識
最初につまずくと後々が大変ですので気をつけましょう。
介護施設の人間関係は『職場の決められた仕事とルールを守る』『報連相を徹底する』の2つが大事とお伝えしてきました。
これは新人職員であろうと変わりません。
なぜなら仕事で困らない最低限の人間関係を構築していくために不可欠だからです。
- いくら良い性格をしていてもルールが守れないと変な介護職員からの攻撃のエサになる。
- いくら話が上手でも仕事ができなかったらムダ話ばっかりと突っ込まれる。
こんな事態になります。
『職場の決められた仕事とルールを守る』
『報連相を徹底する』
この2つは職場で困らない最低限の人間関係を構築する土台の様なもの。
あなたの優しい性格もこの土台があるからこそ輝きます。
だからこそ新人介護士さんにも気を付けて欲しいのです。
でも最初から完璧に仕事なんて無理だよ。
もちろん最初は怒られる事も多くあるでしょう。
しかしそれは新人介護士なら当たり前のこと。
だからこそ謙虚な姿勢で早く仕事を覚えたり
分からない事そのままにせず積極的に質問をする姿勢が大事になってきます。
コツとしては信頼されている先輩職員を早めに見つけ、その人の真似をしてみる事がオススメ。
- 先輩介護職員はどんな動きをしているんだろう?
- どんな情報をどのくらいの頻度で報連相をしているんだろう?
- なぜあんな行動をしたのだろう?
これらを良く観察して分からない事は質問しつつ自分でも実行してみましょう。
以上を意識すれば変な介護職員からの『新人いじめ』の被害に会う可能性を極限まで減らすことができます。
さらに新人介護士さんが気を付けるべきポイントを知りたい方はなぜ介護職の新人は先輩との人間関係が最重要なの?理由と3つの対策法という記事が役に立ちます。
これから転職を検討している方は【職場ガチャ攻略】人間関係で悩む介護士の職場の選び方5ステップを参考に。
本記事を一言にまとめると
『介護職は変な人が多いが無害化すれば大丈夫』
ということです。
介護施設には約2割ほどの変な介護職員がいるのは事実。
しかし、その様な介護士と関係を深める努力をするのはコスパが悪すぎるしシンドイです。
だから『介護施設の人間関係を深めようと思わない事』が重要になります。
その為には仕事が円滑に進む最低限の人間関係さえあれば良いと考えましょう。
- 決められた仕事とルールを守る。
- 『報連相』を徹底する。
- 新人介護士の場合は礼儀正しく謙虚に分からない事をそのままにしない。
これらを守ればOK。
その結果として文句や悪口を言う変な介護職員で悩むことはなくなります。
ぜひ本記事を参考にして楽しく働きやすい職場環境を作っていってくださいね。
>>精神科医が教えるストレスフリー超大全―人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト
>>嫌われる勇気
以上
【事実】介護職は変な人が多い!?むかつく職員を『無害化』する方法
でした。