悩める介護士
悩める介護士
こんな疑問や悩みはありませんか?
私はこの記事を書いている現段階で介護施設の夜勤専従として働き始めて丸2年になりました。
この2年で良い思いをしたりつらいことがあったりなど様々な経験をしてきました。
そんな私の経験を元に、この記事では介護施設の人間関係で悩みたくない人に向けて夜勤専従という働き方の良い面と悪い面についてご紹介していきます。
この記事を読めば自分が夜勤専従として働くか働かないかを判断する良い材料になるだけでなく、夜勤専従になる方法などが理解できます。
ひいては今まであなたを悩ませてきた介護施設の嫌な人間関係から解放され、ストレスフリーで自分らしく楽しく働けるようになる未来までご提供します。
せひ参考に今後の介護士ライフにお役立て下さい。
もくじ
悩める介護士
理由は以下の通りです。
- ほとんど1人で仕事をするから
- 人間関係で嫌な思いをする機会が少ないから
- イベントや委員会や会議などに参加しなくて済むから
介護施設の夜勤は1フロアを1人で担当することが一般的です。
ですので日中と比べると一緒に働く人がいない分、人間関係で悩む機会は減っていきます。
日中であれば他の介護職員さんや看護師さんと密に連携を取らなくてはいけないですよね。
中には怒りっぽい人や話しにくい人もいます。
ですが、そんな嫌な人とも夜勤であれば関わらずに済むので気楽に仕事ができます。
夜勤専従であれば嫌な人間関係で悩む回数が減ります。
16時間夜勤の場合だと1回の出勤で2日分働くことになります。
つまり、フルで入る場合であれば月に22回出勤するところが11回で済むということになります。
ですので・・。
悩める介護士
という毎朝思うあのイヤな感情も夜勤専従であれば半減します。
また、嫌いな人に会ったとしても朝食や夕食の限られた時間だけで済みます。
ですので人間関係で悩みがちな人はメンタルがかなりラクになると言えます。
夜勤専従であれば人間関係で悩みやすい人の宿敵『イベント企画&実施・委員会・会議』に合法的に参加せずに済みます。
介護施設で何かしらのイベントを行う時はほぼ日中ですので夜勤専従の介護職員はほぼ関わりません。
委員会や会議も同様です。
これらに参加する機会が無くなれば当然自分の嫌な人と顔を合わせて話をしなければいけなくなる機会も減ります。これは人間関係で悩みやすい人にとってはとてもありがたいことですよね。
また、介護施設の面倒な仕事に参加しなくても良いという副次的な効果もあります。
ですので人間関係で悩まされずマイペースに仕事がしたい人なら夜勤専従という選択肢は大いにありです。
よしあき
介護施設の夜勤専従という働き方は人間関係で悩みにくくなるというメリット以外にも様々な恩恵をもたらしてくれます。
よしあき
日勤帯に比べて夜勤帯は身体的にかなり楽だと感じます。
日勤帯だと休む暇もなく次から次へと仕事をしなければいけないほど忙しいですよね。
しかし、夜勤であれば排泄介助と巡視の時間を除けば後は待機時間がほとんどなので体力的に余裕を感じます。
それにともなって精神的に楽とも感じます。
やはり夜勤は時間に追われる圧迫感がありませんし嫌な人間関係を気にする必要もないので心に余裕を持って仕事ができます。
よしあき
夜勤専従になると16時間夜勤の場合、基本的に夜勤→明け→休み→夜勤・・・のサイクルになります。
ですので、1度出勤したら実質2連休となりプライベートの時間にかなりの余裕を感じることができます。
日勤帯のみしか働かない人の場合は仕事が終わっても明日も
悩める介護士
悩める介護士
と思ってなかなか心の休まる時間が無いですよね。
ですが夜勤専従の場合は一度夜勤が終わると次に出勤するのは明後日(2日後)の夕方です。
なので、波のように絶えずやってくる仕事のプレッシャーが半分になります。
もちろんフルの夜勤専従は日勤帯だけの介護士に比べて働く時間が少ないわけではありません。
ですが1度の出勤で2日分働く都合上、出勤する回数が減ることはかなりの心の余裕に繋がります。
よしあき
夜勤専従という働き方は夜勤に入らない介護士よりも給与をかなり多く貰えます。
一度夜勤に入ると施設によりますが大体5000円~10000円ほどの夜勤手当がもらえます。
これを月に10回やると5万円から10万円の収入の底上げになるということです。
残業をしても時給1000円換算で50時間から100時間やらないと達成しない金額です。
年収換算すると60万~120万UPという計算に。
夜勤に入るだけで収入が爆上がりするのはとてもおいしいです。
実際に私が貰っている手取りはコチラ。
よしあき
ですので給与目当てで介護の夜勤専従になるという選択肢もありです。
介護の夜勤専従はダブルワークにも最適であると感じています。
上記のように時間や心に余裕が持てるのも一つの要因ですが、夜勤中にもう一つの仕事についてゆっくり考えられる時間が確保できるのも夜勤専従のメリットです。
こちらの介護士にオススメの副業7選という記事でお伝えしている内容で例えるなら・・。
- ブログ・ライター→どんな文章を書こうか考えられる
- You Tube→どんな動画を作るか考えられる
- 動画編集→同上
- せどり→どんな商品を仕入れるかゆっくり考えられる
- webデザイン→どんなデザインを作るか考えられる
など夜勤中の暇な時間にいくらでも考えることができます。
また、新しくスキルを身に着けたい人や資格を取得したい人も夜勤中の暇な時間を見つけて勉強することもできます。
しかも、介護施設からお金をもらっている時間内にできます。
これは日勤帯が中心の介護士では絶対にできない超優れたメリットです。
よしあき
これはかなり時間効率が良いですしお得ですよね。
時間効率を最大化して将来に役立つ何かを身に着けていきたい人や副業に力を入れたい人にとっては介護の夜勤専従という選択肢は非常にオススメと言えます。
悩める介護士
確かに夜勤専従という働き方は良いことだけではありません。
様々なデメリットが存在しています。
ですのでメリットとデメリットを天秤にかけてやるかやらないかの判断をしなくてはいけません。
- すべて一人で対応しなくてはいけない
- 慣れるまでは眠気がつらい
- 家族の理解が必要
- ずっとできる働き方ではない
- 必ずしも人間関係の悩みが解決されるわけではない
夜勤は基本的に1フロア1人配置ですので、自分が担当しているフロアで高齢者に何かあれば自分1人で対応しなくてはいけません。
- 急に体調を崩してしまった利用者さんがいた。
- 転んで怪我をしてしまった利用者さんがいた。
- 大失禁している利用者さんがいた。
- 看取りの利用者さんの容態が急変した。
などなど、介護の現場はトラブル続きの毎日です。
これらの対応を自分が責任を持って対応していかなければいけないプレッシャーがあるのは夜勤専従の気が抜けないところです。
1フロア1人配置とはいえ、他のフロアの介護職員さんにヘルプを要請することもできるので厳密にいえば1人だけではありませんが、それでも責任というプレッシャーはのしかかってきます。
言うまでもありませんが、夜勤専従は毎日が眠気との戦いで大変です。
実際に私も夜勤専従として働き始めて1~2か月はかなり眠くてしんどかったことを記憶しています。
- 夜勤入りの日はしっかり昼寝をしてから出勤
- 夜勤中は炭水化物を摂らない(眠くなるから)
- カフェインを摂取する
- 歯磨きをする
などすればある程度乗り切ることができますがやはり眠いです。
とはいえ、3か月ほど夜勤をやり続けていれば体も慣れてくるのでさほど眠気は気にならなくなります。
よしあき
夜勤専従介護士になるということは夜に家を空けることが多いということですので家族の理解がどうしても必要になってきます。
一人暮らしの介護士さんであれば問題は無いのですが・・・
- 結婚している
- 小さな子供がいる
- 家族に病気がちな人がいる
などの家族環境で生活されている方は簡単に夜勤専従になるという選択肢が取りにくいのがネックです。
夜勤専従という働き方は朝起きて夜寝るという人間の生活リズムに抗って仕事をしていく都合上、年を取っていくにつれて出来にくくなってしまう可能性があります。
この記事を書いている私は現在30代ということで労働者としては比較的若い部類にいるので正直なところピンとこない部分はあります。
しかし、同僚の50代や60代の介護職員さんとお話をしていると「昔は良かったけどこの年齢になると夜勤はツライ」と口をそろえて言っています。
ですのでやはり夜勤専従で働けるのは今のうちだけと思って仕事をした方が現実的であると感じています。
やや記事の趣旨とズレてしまいますが、そもそも介護の仕事自体が肉体労働である以上、一生できる仕事かどうか疑問ではあります。
やはり介護職をやりながらケアマネやサービス提供責任者(サ責)などの資格を取ったり、副業をやりながら肉体労働系以外の他のスキルも学んでいった方が将来に役立てるのではと思います。
上記で解説した通り、介護施設の人間関係で悩んでいる人は夜勤専従として働けば多くの人間関係の悩みを軽減できます。
しかし、介護の仕事をしている以上すべての人間関係の悩みが夜勤専従で解決できることはありません。
- 夜勤者でも当然夕方の申し送りや朝の申し送りに参加しますので、ある程度コミュニケーションが取れなくていけません。
- 朝食や夕食の介助もやることになるので周りとの連携も必要になってきます。
- 夜勤を担当する以上は他の同僚からの信頼も必要になってきます。
ですので人間関係を構築する努力が不要というわけではないですし、人間関係トラブルがまったく無くなるわけでもないので過信は禁物です。
よしあき
\ここまでのまとめ/
メリット
- 1人で仕事をするので気楽
- 嫌な人と顔を合わせる時間が少なくて済む
- イベント・委員会・会議などを合法的にサボれる
- 身体的・精神的にラク
- 高収入が可能
- プライベートの時間にゆとりを感じる
- ダブルワークに最適
デメリット
- すべて一人で対応しなくてはいけない
- 慣れるまでは眠気がつらい
- 家族の理解が必要
- ずっとできる働き方ではない
- 必ずしも人間関係の悩みが解決されるわけではない
でもさ、夜勤専従の介護士になるにはどうすればよいの?
こんな疑問を抱いた方へ夜勤専従介護士になるための3つのルートをご紹介しておきます。
- 今勤めている介護施設の夜勤専門になれるか相談してみる
- 転職するなら派遣の夜勤専門から始めるのがラク
- 正社員の夜勤専門介護士になるには派遣から
一番手っ取り早い方法は今あなたが勤めている介護施設の夜勤専従になれないか交渉してみることです。
とはいえ、施設によっては夜勤専従の前例が無かったり他にも夜勤に入りたい人などがいて上手くいかないことも考えられます。
その際は、徐々に回数を増やしていけるように相談するか下記の方法を試してみましょう。
派遣の夜勤専従介護職員であれば派遣サイトを見るとチラホラ募集しているところがあります。
そういったところに応募して夜勤専従介護士を目指すのが一番現実的かと思います。
悩める介護士
と思われる方もいるかもしれませんが、夜勤専従であれば月収27万~30万くらいの収入を確保できます。
しかも派遣介護士は介護施設側から見たら外部の人間ですので、パワハラや悪口などの対象になりにくいです。
仮に人間関係が最悪な介護施設に派遣されてしまったとしても派遣介護士であれば気楽に他の介護施設に移ることができますのでハズレの介護施設を引いてしまった場合のリスクを最小限にできます。
つまり、人間関係で悩みやすい人は派遣の夜勤専従介護士を目指すという選択肢は大いにアリということです。
よしあき
とはいえ派遣介護士の大きなデメリットとして「ボーナスがない」ということが挙げられます。
これは非常に痛いデメリットですよね。
だからといって正社員の夜勤専従介護士の募集を探してもほとんど募集がされていません。
悩める介護士
と思うかも知れませんが・・・。
派遣介護士として働きながら介護施設の人事の裁量権を持っている上層部からの信頼を獲得し、そのまま夜勤専従の正社員として雇ってもらうという方法を採用すればなかなか募集がない夜勤専従の正社員というポジションを獲得できます。
このポジションを獲得するメリットは非常に大きく、毎日夜勤手当を貰いながらボーナスも受け取れるという2重に美味しい立場になれます。
この方法が介護士という低収入の職業で年収を最大化させ、人間関係の悩みまで軽減させる一番現実的であると確信しています。
よしあき
悩める介護士
こんな人は以下の方法を試してみましょう。
夜勤の回数をちょっと増やすだけでも多少は嫌な人間関係から逃れることができます。
とはいえその効果も限定的ですので以下の方法を同時に試していく必要があります。
最も根本的に介護施設の人間関係の悩みを解決するにはやはり努力を積み重ねて自分自身を変えていくことが最重要です。
夜勤専従という選択肢はあくまでも悩みを軽減させることであって根本的な解決をすることには至らないからです。
悩める介護士
と思った方は以下の記事に介護施設の人間関係の悩みに関する解決法を網羅的に解説している記事がありますので参考にしてみて下さい。
悩める介護士
という切羽詰まっている介護士さんもいるかと思います。
そんな時は頑張りすぎずに転職を検討してみることも選択肢の1つです。
よしあき
率直に夜勤専従をやり始めた最初の方が眠気との戦いが一番しんどかったと記憶しています。
ですが慣れてしまえばこっちのもので、むしろ日勤帯で働く人の方がつらいんじゃないかとまで思うようになりました。
悩める介護士
と言われますが私からすれば良く毎朝起きて仕事に来れるよなぁと感じるほど。
最初はしんどいですが慣れてしまえば眠気の問題は問題なく解消されていきます。
夜勤専従で一番大変なのがコレ。
基本的に緊急時は1人で対応するので責任感やプレッシャーは2年経過した今でも感じています。
時には119番通報したりあの世へ旅立つ瞬間にお見送りをすることもありますので朝が来るまで気を抜くことはできません。
ですので介護経験はそれなりに必要になってくるのではないかと思います。
仕事が終わったら毎回2日以上の自分の時間が取れるのはかなりの時間と心の余裕が得られると感じています。
仕事で疲れた心身を十分にリフレッシュできますし、こうして長文の文章を書く時間もしっかり取れます。
ですので、毎晩明日のことを憂いて毎朝憂鬱な気分になっていた昼間勤務のあの日にはしばらく戻れないと思っています。
夜勤専従を初めて貯金の増え方が圧倒的に多くなりました。
昔の月の手取りは約21万~23万ほどしかなく、貯金に回せる金額もかなり少なかったです。
ですが、現在は32万円ほど貰えているので月収が10万円ほど上がったことになります。
生活水準はまったく変えていないので差分の10万円はそのまま貯金に回せます。
よしあき
過去の私は介護施設の人間関係でとても悩んでいました。
しかし、今はまったくと言ってよいほど悩むことがなくなりました。
これは夜勤専従という働き方を選んだことも1つの理由としてありますが、他にも人間関係に関する何十冊という書籍から学び実践してきた経験があるからです。
悩める介護士
と思われた方でも大丈夫です。
介護施設の人間関係の悩み改善法の全て【まとめ】という記事に介護施設の人間関係に関することをすべてまとめておきました。
まずはこの記事を参考に悩みを改善できるように実践しつつ、夜勤専従として働くか働かないかを考えてみてはいかがでしょうか?
そうすれば今の私のようにストレスがほとんどない楽しい介護士ライフが送れるようになるのではと思っています。
介護施設の人間関係で悩んでいる人は夜勤専従という働き方を実践すれば悩みを軽くすることができるようになります。
とはいえ、夜勤専従ならではのデメリットも存在します。
メリット
- 1人で仕事をするので気楽
- 嫌な人と顔を合わせる時間が少なくて済む
- イベント・委員会・会議などを合法的にサボれる
- 身体的・精神的にラク
- 高収入が可能
- プライベートの時間にゆとりを感じる
- ダブルワークに最適
デメリット
- すべて一人で対応しなくてはいけない
- 慣れるまでは眠気がつらい
- 家族の理解が必要
- ずっとできる働き方ではない
- 必ずしも人間関係の悩みが解決されるわけではない
このようなメリットやデメリットが存在するので、その両方を自分の天秤に掛けていただき進む道を決めて貰えればと思います。
人間関係の悩みを改善していくには行動あるのみ。
ぜひ本記事を参考に私のようなストレスフリーの介護士ライフを過ごせるようになってもらえれば幸いです。
以上
よしあき