悩める介護士
悩める介護士
こんな悩みはありませんか?
直接嫌みや悪口を言われることはもちろん、ヒソヒソ話をしている所を目撃すると「私の陰口を言っているんじゃないか?」と疑ってしまうなど女性介護士との関係が怖くなってしまってしまいますよね。
悩める介護士
と思いますよね。
ですが、間違った方法で関係を修復しようとしたり会話を試みてもさらにお互いの溝が深まってしまい逆効果になってしまうことも・・・。
そうなると今の職場が働きにくい環境になってしまって苦しむ結果になってしまうかもしれません。
ですが大丈夫です。
本記事を読めばなぜ女性介護士との人間関係が悪くなってしまうのか原因が分かるだけでなく、その解決法や傷ついた心の守り方まで網羅的に深く理解できます。
そしてもう二度と女性介護士との人間関係で悩まなくなり、楽しくストレスが少ない介護士ライフが送れるようになります。
ぜひ参考にしてご自身のお仕事にお役立てください。
- 女子の人間関係|サンクチュアリ出版
- めんどくさい女子の説明書|サンマーク出版
- 話を聞かない男、地図が読めない女|主婦の友社
もくじ
介護施設に勤めている介護スタッフの約7割は女性で看護師も9割以上は女性です。
ということは女性社会ならではの人間関係の悩みが多く存在します。
とはいえ、なぜこんなにも女性社会は悩みが絶えないのでしょうか?
まずは女性の特徴について考えていきましょう。
男女差の違いに関する研究によると女性にはこのような特徴があるとのことです。
文化による差や個人差は大きいものの,女性は男性に比べて他者や社会への志向性が高いという点で一貫している。この男女差は,自己概念における男女差の知見とも一致しており,多くの研究で女性の方が男性より「他者と共にある自己」という相互依存的・関係的な自己概念をもつことが指摘されている。(e.g., Cross & Madson 1997; Kashima et al. 1995)
(※2)選好や行動の男女差はどのように生じるか ―性別職域分離を説明する社会心理学の視点
つまり簡単に要約すると女性は男性に比べて他人に興味が行きやすく仲間意識も強くあるということになります。
この他人に興味が行きやすく仲間意識が強いことによって様々な人間関係の悩みに発展してしまうのです。
以下で女性社会である介護施設にて、なぜ人間関係で悩んでしまうのかについて4つに分けて解説していきます。
女性は他人に関して興味深々ですので嫉妬心も強いとされています。
この嫉妬心があるがゆえに悪口や陰口やいじめに発展してしまうことがあります。
女性が他人に嫉妬してしまう理由はいくつか考えられます。
- 容姿
- 若さ
- 評判やモテ度
- ブランド品などの所有物
- 結婚や恋人
など自分が持っていない物を持っている人を見ると羨ましくなります。
そんな「あの子だけズルい」という感情が「引きずり下ろしたい」という感情に変わってしまい悪口や陰口やありもしない噂話を流したりなどをしてしまうのです。
女性は介護施設内で派閥や仲良しグループを作って自分が安心できる場所を確保したいと思う特徴があります。
そんな派閥や仲良しグループを継続させ強固で楽しいものにするためには共通の敵がいると非常に便利です。
なぜならその敵を皆で攻撃することで女性グループ内での共通の話題や噂話にして結束を強めていくことができるからです。
共通の敵となってしまう人は派閥の外にいるちょっと変わっている人や仕事ができない人静かで反撃をしてくる可能性が少ない人などがターゲットになりやすいです。
こんな理由があるので女性の多い介護施設では人間関係の悩みが多くなりがちになります。
女性は他人に興味があり仲間と依存関係にあるという研究結果をお伝えしましたが、その点において噂話や密告は女性にとって仲間同士で他人の話ができる最高の楽しみの一つになります。
しかも、そこに嫉妬の感情も絡んでくるため非常に闇深いです。
例えば直近で私が聞いた噂話は
- 〇〇さんは男性職員の前だとイイ顔するからあの二人は付き合ってるんじゃないか。
- あの子すぐミスするしどん臭いから絶対彼氏なんかできないよね。
- 〇〇さんってこんなご時世(某感染症)なのに飲みに出かけたらしいよ。本当迷惑なんだけど。
など憶測で話をしてしまったり、事実であってもその一部を切り取ってそれに尾ヒレがついたような話ばかりです。
しかも拡散力も強く1~2日もあれば介護施設全体に広がってしまいます。
ですので噂話の話題に上がってしまった人は女性社会特有の人間関係で悩んでしまうことになってしまうのです。
女性は仲間同士での繋がりを大切にするのでプライベートまで干渉してくることがあります。
仕事中や休憩中のプライベートな話題はもちろん、LINEなどのSNSで24時間いつでも繋がれてしまうのでせっかくゆっくり過ごしたいのに相手をしなければいけないこともしばしば。
しかし、そんな干渉を嫌がって拒否するものなら仲間はずれにされ新しい攻撃対象になる可能性もあります。
ですので拒否がしにくく渋々でも受け入れざるを得なくなることがあります。
- 仲間だからそこ飛んでくる答えたくない何気ない質問(子供作らないの?など)にも答えなくてはいけない。
- 今度ランチに行こうと言われたら断れない。
- 誕生日にプレゼントを貰ったので自分からも相手へ誕生日のお返しをしなければならない。
など、断るものなら仲間外れ認定されてしまい上記のような噂話をされたりなど困ってしまいます。
つまり、仲間であっても仲間でなくなっても人間関係で悩んでしまうことがあるのが女性社会のしんどいところです。
悩める介護士
結論としては大きく分けて以下の6つが考えられます。
- 共感する気持ちを大切にしよう。
- 嫉妬されるような情報は出さないようにしよう。
- 謙虚な姿勢で仕事をしよう。
- 悪口や噂話に参加するのはやめよう。
- お局様は完全スルーでOK。
- 嫌な看護師とは職種の違いだと理解しておこう。
男性は伝達手段として会話をすることが多いのに対して女性は気持ちを共感し合う手段として会話をすることが多い傾向にあります。
ですので女性介護士さんと会話をするときは“相手の話に共感を示してあげる”ように意識してみましょう。
共感するにはまずはじっくりと相手の話の聞き役に徹すること。
比率的には『相手7:3自分』か『相手8:2自分』くらいのつもりでOK。
自分が話したいことをしゃべるのはグッと堪えて相手が気持ちよく話せる環境を整えてあげましょう。
悩める介護士
他の女性介護職のスタッフから嫉妬されるような情報は出さない方が無難です。
嫉妬されれば攻撃対象になることもあるため無駄に苦労が増えてしまうためです。
- 彼氏や夫婦仲や子供の話は極力しない
- 通勤時の服やアクセサリーはシンプルでブランド物は控える
- メイクはやネイルはナチュラルに
- 男性職員と話すときは勘違いされないように
など気を付けるべきことは色々とあります。
悩める介護士
と思っていてもあなたは自分では気づかないけれど他人から見れば羨ましいと思われる要素をたくさん持っているはずです。
会話相手の女性介護スタッフは思っている以上にこちらの情報に敏感になっているということを念頭に置きながらコミュニケーションを取っていくようにしましょう。
悩める介護士
女性が敏感なのは嫉妬や羨ましいという感情だけでなく、会話相手の言葉や仕草にも同じように敏感に反応します。
無意識でも相手の気に障るようなことを言ってしまえば悪口や噂話の対象になってしまうこともあります。
これを避けるには謙虚な気持ちで接すること。
- あいさつは自分から
- 言葉を崩さずに敬語を使う
- 相手から学ぶ姿勢を忘れない
- 感謝の気持ちを示す
などの基本的なことを押さえて介護の仕事に取り組むようにしましょう。
そうすれば自分が攻撃の対象にされる可能性はかなり減っていきます。
よしあき
女性は派閥や仲良しグループを形成してその中で悪口や噂話に花を咲かせています。
ですので・・・。
悩める介護士
と思ってしまいがちですがそれはNGです。
なぜなら悪口や噂話をしているグループの女性たちと仲良くしても他のスタッフから見たら『あの人はそういう人たちの仲間なのね』と思われて評判を下げられてしまうからです。
確かに悪口や陰口を言っているグループに入って仲良くしておけば自分が攻撃されることはなくなるので安心できるかもしれません。
しかし、悪口や噂話に参加参加している側にいるという安心は紙のように薄っぺらく幻想でしかありません。
しかも、その代償として他の人からの信頼は失ってしまいます。
そこまでして悪口や噂話に参加する価値はありませんよね。
ですのでそのような会話には参加しないようにしましょう。
よしあき
介護施設という女性社会で厄介とされているのがお局様(おつぼねさま)と言われるおばさん介護士の存在です。
お局様はその介護施設の在籍年数が長いのが自分の誇りです。
そんなアイデンティティを守るために他の介護士に対して偉そうな態度をとり言葉の圧力でねじ伏せてこようとします。
しかし裏を返せば圧力でねじ伏せないと自分の優位性を維持できない可哀そうなおばちゃんだったりします。
そうと分かれば対策法はカンタン。
そんな可哀そうなお局様の言うことは気にせずにスルーすればOK。
いちいち気にすることはありません。
悩める介護士
と思った人は介護職のおばさんやお局との人間関係攻略法|対策はシンプルですという記事を参考にすると嫌なおばさん介護士への対策法が詳しく理解できます。
介護施設の女性社会でもう一つ猛威を振るっているのが看護師の存在です。
私は今まで多くの看護師さんと仕事をしてきましたが、ほとんどの看護師さんはとても良い人で親切に接してくれました。
しかし、ごく一部ではありますが介護士に対して偉そうにする看護師や高圧的な看護師がいたことも事実です。
そんな嫌な看護師と上手に人間関係を構築していくには介護職と看護職との職種の違いを理解することが重要です
- 介護士は高齢者の生活を支援すること。
- 看護師は高齢者の健康や命を守ること。
これが職種の違いになります。
悩める介護士
そう考えておくと高圧的な態度をとる看護師と一緒に仕事をしても割り切ることができます。
さらに看護師と介護士との人間関係について詳しく知りたい方は看護師が介護士を見下す5つの原因と良い人間関係を作る7つのポイントという記事が参考になります。
男性介護士
男性は女性に比べて力があり論理立てて物事を考えていくことが得意です。
一方、細やかな気遣いは女性に比べて劣るためそこから人間関係に亀裂が入ってしまうことがあります。
では男性介護士は具体的にどのように女性介護士と関わっていけば良いか。
以下の5つを押さえておきましょう。
- 仕事をガサツにしない。
- 会話の内容に気をつける。
- 理屈っぽいアドバイスはNG。
- 力仕事を引き受ける。
- セクハラする認知症の高齢者の介助を引き受ける。
私が勤めている介護施設の女性スタッフが男性スタッフに文句を言うパターンの多くが『雑!!』です。
確かに個人差はありますが・・・。
- パットのうまく当たってない。
- お尻がキレイに拭けていない。
- 物が置きっぱなし。
など雑な面が見られます。
細かいことに良く気付く女性にとっては信じられない!といった感想を抱くのは当然です。
ですので男性介護職員の方は介助やフロアはキレイに丁寧にを意識して仕事をしていきましょう。
そうすれば女性職員からの評価や信頼度はアップしていくことでしょう。
言わずもがなかとは思いますが恋愛系や下ネタ系の話は絶対NGです。
自分にそんなつもりがなくても話が大きくなって噂になることもありますし、女性社会での噂の広まり方は思っている以上に早く大きくなって拡散されていきますので要注意です。
女性は自分の気持ちを相手に分かって欲しいと思っています。
その気持ちを共感するツールとして会話をしています。
ですので女性と話しをするときに良かれと思ってアドバイスをするのはNG。
例えば・・・。
悩める介護士
という話をしてきたら
男性介護士
とアドバイスをするのではなく
男性介護士
など、しっかり相手の気持ちを汲んで共感してあげるようにしましょう。
当然ながら女性介護スタッフよりも男性介護スタッフの方が力がありますよね。
ですので思い高齢者の介助は自分が引き受けるように提案するなどの気遣いを示してあげましょう。
悩める介護士
介護の現場でよくある認知症の男性高齢者からの女性介護スタッフへのセクハラ行為。
このケースも女性介護スタッフに変わって男性介護スタッフが引き受けた方が良い場面です。
女性からしたら仕事を変わってもらうなんて申し訳ないという感情があるかもしれません。
ですのでこちらから気を使って一言『変わろうか?』と声をかけてあげる配慮もあると良いですね。
そうすれば女性介護スタッフも安心して働くことができますし、良い人間関係も構築していけるようになります。
よしあき
ここまで読まれた方は・・・。
悩める介護士
と思われたかもしれません。
しかし、女性が多い介護施設だからこそのメリットもあるのも事実です。
そんな女性が多い職場のメリットを3つご紹介していきます。
介護施設は女性社会ですので子供の行事や急な発熱による休みへの理解をしてもらいやすいです。
また、出産や子育ての悩みにも親身に答えてくれる人が多いのでママさん介護士にとってはとても心強い存在になります。
男性が多い職場ではなかなか受け入れてもらえない事でも女性の多い介護の仕事であれば理解してもらいやすいのは大きなメリットの1つです。
また、生理痛への理解もしてもらいやすい環境と言えます。
男性が多い職場だと整理に関する相談はしにくいですし理解してくれる人も少ないです。
しかし介護施設は女性社会。皆同じ悩みを抱えています。
ですので生理痛が重い人にとっては良い環境だと言えそうです。
以下のような女性ならではの細かな気遣いが多いのも女性社会のメリットです。
個人差があるとはいえ、男性介護士よりも女性介護士の方が介助が丁寧ですし高齢者の悩みにも寄り添える人が多いと感じています。
それにより笑顔も増えて雰囲気もパッと明るくしてくれるのが女性介護職員の魅力です。
高齢者が過ごすフロアやトイレなどの水回りはもちろん、裏の倉庫や書類の整理などまでキレイに整えてくれる人が多いです。
男性ばかりだと散らかってしまいがちな職場環境でも女性がキレイに保ってくれるのは非常にありがたいです。
女性は些細な言葉や表情や仕草から気持ちを察するのが上手ですので元気がない人に声を掛けられる気遣いができます。
そんな気遣いが高齢者の元気の源になったり職員が働きやすい環境を整えてくれています。
悩める介護士
悩める介護士
このように悩んでいる人は無理に人間関係を修復しようとすると余計に負担がかかってメンタルがどんどん病んでいってしまいます。
ですので自分のメンタルを守るという方向性で対処していくことを意識していきましょう。
自分のメンタルを守っていくには大きく分けて6つの方法が考えられます。
- 上手にストレスを発散する
- 職場の人間関係は職場の人間関係だと割り切る
- 介護の仕事に集中する
- 上司に相談する
- いじめやパワハラは許さない
- 転職をして新しい介護施設で頑張る
以下で詳細について解説していきます。
まずは嫌な女性との人間関係で溜まってしまったストレスを上手に発散していくことが重要です。
女性によくあるストレス解消法としては買い物などがありますが、実は間違ったストレス解消法と正しいストレス解消法は科学的に判明しています。
介護士でもお手軽にできるコスパが良く正しいストレス解消法に関しては介護士のストレス解消に効果的な方法5選という記事で解説していますのでご覧ください。
よしあき
そして“職場の人間関係はしょせん職場だけの関係である”と思うことも大事です。
職場の人間関係は仕事に差支えのない範囲でコミュニケーションが取れればOKでそれ以上は考えなくても良いと思うと心が軽くなります。
【9割が気づいていない】介護施設の面倒な人間関係をラクにする秘訣という記事を読むと具体的にどのように考えれば心が軽くなって嫌な女性との人間関係で悩まなくなるのかが理解できるようになります。
介護の仕事に集中することでも介護施設の女性との人間関係の悩みを軽くすることができます。
介護の仕事に集中すると・・・。
- 仕事に集中すれば人間関係を気に病む必要がなくなる
- 周りからの評価がアップし信頼を獲得できる
- 嫌な女性からの攻撃のタネを無くせる。
などのメリットがあるからです。
悩める介護士
と宣言して頑張っている女性はどこか吹っ切れたような感じに見えますよね。
それと同じで嫌な女性のことは気にせずに仕事に集中すればいつのまにか人間関係の悩みも消えてしまいます。
上司に相談することでもシフト調整や異動などで悩みを解決してくれる可能性があります。
とはいえ上司も忙しいですしあなたの悩みをすべて把握しているわけではありません。
ですので相談する方法には注意が必要です。
具体的な上司への相談方法に関しては介護施設の上司へ悩み相談する時に気をつけたい5つのポイントという記事で解説しています。
悩める介護士
こんな人も上記の方法で上司に相談しましょう。
とはいえ、その上司がパワハラをしている場合はさらにその上の上司や介護施設外の第三者へ相談をしていく必要があります。
こちらの介護施設のパワハラ上司の事例や判例と対策法という記事を参考にパワハラやいじめに対処していきましょう。
よしあき
悩める介護士
と思っている人は転職を検討しても良いかもしれません。
ですが・・。
悩める介護士
と思うかもしれませんがそんなことはありません。
転職の理由が人間関係の悩みだとしても現実を変えていこうと行動している訳ですのでそれは甘えではなく攻めの行動です。
だから転職は逃げでも甘えでもないのです。
とはいえ、コロコロと職場を変えてしまうのもダメだよねという気持ちも理解できます。
ですのでこちらの人間関係を理由に介護施設の転職を決断する判断基準と職場ガチャ攻略法という記事で判断基準を学んでおきましょう。
今のあなたが転職をすべきか今の介護施設で頑張るべきかが分かります。
介護施設という女性社会の人間関係は複雑です。
女性介護士だけならまだしも、男性介護士も一定数存在しているのでその複雑さがより深くなってしまっています。
ですが対策法はシンプル。
仲間意識が強く、他人に興味津々な女性の特徴を理解しそれに対応していくだけです。
具体的な対策法は本記事で示しました。
後は実行していくだけです。
合わせてこちらの介護施設の人間関係の悩み改善法の全てという網羅的に解説している記事を見てもらうとより理解が深まります。
ぜひ本記事を参考に女性介護士との人間関係で悩まない楽しいストレスのない介護士ライフを手に入れてください。
以上
(※1)公益財団法人介護労働安定センター|令和元年度「介護労働実態調査」の結果
(※2)選好や行動の男女差はどのように生じるか ―性別職域分離を説明する社会心理学の視点
よしあき