- 介護職同士の人間関係でメンタルがやられそう・・・。
- つい良い人を演じてしまい、言いたいことも言えずシンドイ。
- 何か自分のメンタルを立ち直らせるカンタンな方法ってないかな?
介護職同士の人間関係のトラブルによって溝が生まれてしまい自分のメンタルまでもやられてしまうケースは多くあります。
僕は介護士の現場のリーダーとして7年間働いてきた経験から、この様な気持ちを体験したことは何度もありますし、同じ悩みを抱えている職員さんとも関わってきました。
そこで今回の記事では「職場の人間関係でメンタルがやられそう・・。」という介護職の方に向けて『人間関係がつらい原因からその解決法』までご紹介していきます。
この記事を読んで実践すれば、メンタルがやられそうなほど脳裏にこびりついていた介護職の人間関係の悩みがまるで氷が溶けていくかの様にスッと消していく為の知識が全てわかります。
人間関係の悩みをスッと消すための知識が手に入る
↓
実践すれば徐々に悩みが消えていく
↓
楽しくストレスなく仕事ができるようになる
という未来が手に入ります。
人間関係で悩まない自分を手に入れ、楽しく働ける未来を手に入れるためにもぜひ最後まで読んでいってください。
もくじ
結論から言うと人間関係の悩みで「メンタルがやられそう・・。」と思っている介護職の方は
『嫌われてもいい』
これを意識することです。
こちらのなぜあなたの介護施設の人間関係は悪くなるのか|5つの理由と解決法という記事でも解説していますが
- 色々な価値観を持っている人が集まっている
- ストレスが溜まりやすい職場環境
- 派閥が生まれやすい
こんな職場環境によって人間関係が悪化し、メンタルも消耗しやすいのです。
しかしこんな状況でも『嫌われても良い』と考えるだけでまるで氷が解けていくかのように心の中の『人間関係がつらい』という感情が溶けていきます。
なぜなぜ嫌われても良いと思うとやられそうだったメンタルが軽くなるのかというと
嫌われたくない
↓
嫌われないように○○はしないようにしよう
↓
つらくなる
という悪い思考回路の根元を断てるからです。
嫌われたくないから良い人でいなきゃと思うのは自分の体を重くて痛い鎖をぐるぐるに巻いている状態と一緒。
しかしその鎖を取ってしまえば心も体もラクになりますよね。
つまり、この嫌われたくないと思ってやっている『○○しないようにしよう』という行動が、逆に自分自分のメンタルを消耗することに繋がってしまうのです。
だから嫌われても良いと思うことが人間関係でやられそうなメンタルを軽くしていくのに必要なのです。
『嫌われても良い』と思えるようになるにはまず『○○してはいけない病』を治さなければいけません。
この『○○してはいけない病』を治す方法はとても簡単。
○○してはいけないと思うのではなく『しても良いし、しなくても良い』と考えるだけ。
この様に考えるだけで自分で自分の事を縛り付けている鎖を開放していくことができます。
とはいえこの様に思いませんか?
自分の○○してはいけない病って何だろう?
この様に思った方に向けていくつか例を挙げておきます。
あなたはどの『○○してはいけない病』ですか?
自分に当てはめながら見てください。
あなたは他の介護職員に甘えたり頼ったりしても良いのです。
人に頼ったり甘えると頼られた側も嬉しいと感じるもの。
最初は頼みにくかったり甘えにくいかもしれませんが、小さな頼み事からゆっくり始めてみましょう。
あなたは人に迷惑をかけても良いし心配をかけても良いのです。
介護の現場では想定外の事が起こりやすいです。
それはどの介護職員も分かっている事ですよね。
迷惑や心配を掛け合うのはお互い様。
何も悪い事はありません。
あなたは失敗しても良いし間違っても良いのです。
介護はどうしても失敗がつきものです。
そんな失敗や間違いに過剰に反応してくる人もいるかもしれません。
でも人間は誰でも失敗するし間違います。
その過剰に反応してくる人も間違うこともあるし失敗することもあります。
だから失敗しても間違っても良いのです。
あなたは自分の思った事を言っても良いし主張しても良いのです。
言いたいことも言えないとそのストレスが徐々に溜まっていったり悩みも一人で抱えてしまうことになります。
価値感や考え方は人それぞれ。
あなたの意見が良いと思ってくれる人は絶対にいます。
あなたは休んでも良いしダラけても良いのです。
介護施設の人間関係に悩んでつらいのであれば有給を取ってゆっくりした時間を過ごしましょう。
大丈夫。あなたは人間関係で悩んでいる中で充分頑張っています。
もし職場で嫌な事があったら怒っても良いし感情を爆発させても良いのです。
怒ってしまったらその後冷静になって説明すれば大丈夫です。
感情をさらけ出すことでお互いの理解が深まっていきますし、自分のつらいという感情を思いっきりぶつければ一人で悩みを抱え込むこともなくなります。
あなたは働き続けなくても良いですし介護職を辞めても良いのです。
今の介護施設で頑張らないといけないと思っているからつらくなるのです。
長い人生ですから半年間仕事を休んだとしても大丈夫です。
自分にはいろいろな選択肢があると思うだけで心が軽くなりますよ。
『嫌われたくない』→『嫌われないように○○はしないようにしよう』→『つらくなる』
こんな思考回路があるので良い人でいようとすればするほどメンタルも消耗してしまいます。
ですので今後はこんな思考回路を目指しましょう。
嫌われても良いと思う
↓
だから○○はしても良いし、しなくても良い
↓
結果的にやられそうだったメンタルが軽くなる
まずは○○してはいけない病を治すことから始めてみましょう。
いきなり治すには抵抗があるかもしれませんが最初は小さな『自分がしてはいけないと思っていた事』から徐々に始めていきましょう。
そうすれば自分の体を重くて痛い鎖をぐるぐるに巻いている状態から解放され、メンタルも軽くなっていきます。
とはいえ、今まで良い人を演じてきた介護職の方はこう思いますよね。
急に嫌われても良いなんて思えないなぁ
それは当然です。
急に嫌われても良いと言われても困ってしまいますよね。
しかし、嫌われたくないと思って良い人を演じ続けるとメンタルがやられる以外にも多くの損をしてしまいます。
嫌われたくないと思って良い人を演じ続けるとこんなデメリットがあります。
- 嫌われることはないが、好かれることもない。(敵はいないが味方もいない)
- 八方美人がバレると信用を無くす。
嫌われないという事はいわば『中立』の立場です。
中立の人は誰も攻撃をしないし誰からも攻撃を受けません。
しかしこれは『誰からも嫌われないけど誰からも好かれない』という事になります。
仮に、あなたが困った時でも助けてくれる仲間は一人もいない状態になってしまいます。
つまり、『嫌われたくないから○○はしないようにしよう』という行動が皮肉にも誰にも好かれないという結果に繋がってしまうのです。
だから嫌われたくなから良い人を演じようと考えるよりも
ありのままの自分を出してそれを好きになってくれる味方を作った方が遥かに得策です。
さらに嫌われたくないが故に良い人を演じていると信用を無くす結果にも繋がります。
これは卑怯なコウモリというイソップ童話が明快に教えてくれます。
その様子を見ていたコウモリは獣が有利になると「僕は獣の味方だよ。ほら、立派な牙もあるし毛皮もあるでしょ。」と言い
鳥が有利になると「僕は鳥の見方だよ。ほら、立派な翼があるでしょ。」と言いました。
やがて争いが収まるとコウモリの裏切りが明るみに出て獣と鳥の両方から非難されました。
居場所がなくなったコウモリは仕方なく暗い洞窟で身をひそめる事になってしまいましたとさ。
おしまい
簡潔に話を説明すると、争っている獣と鳥の両方に気に入られようとしたコウモリは信用を失ったというお話でした。
嫌われたくないと思って良い自分を演じている人はこのコウモリになってしまっている可能性があります。
つまり・・。
嫌われたくないから良い人を演じる
↓
信用されなくなる
↓
メンタルがやられる
という未来になってしまうのです。
皮肉にも嫌われても良いと思っているの方が好かれる人間になることができます。
確かに嫌われても良いと思って行動すればあなたの事を嫌いになる人も出てくるでしょう。
しかし、そんなあなたのありのままの姿を好きでいてくれる人も必ずいます。
嫌われても良いと割り切る
↓
自分の素を出す
↓
そんな自分を好きでいてくれる人が集まる
これが現実です。
芸能界でいえば江頭2:50さんは抱かれたくない男ランキングに何度もノミネートされるほど女性から嫌われていましたよね。
しかし、男性からの支持は圧倒的なものがありました。
その証拠に、わずか9日間でYouTube史上最速の登録者数100万人超え、2021年4月20日時点で登録者数は233万人と驚異的な伸びを記録しています。
これは万人ウケする芸風をやらずに自分の芸風をさらけ出していった結果です。
ですのであなたも嫌われたくないと思って自分の素を出さないでいるよりも、『嫌われても良いから自分自身を出していこう』と思ってください。
そうすれば本当のあなたの事を好きでいてくれる人が現れます。
- 嫌われたくないから自分らしさを消した結果、誰からも信用されなくなり味方もいなくなりメンタルだけが病む未来。
- 嫌われても良いから自分らしさを表現した結果、自分に共感してくれる味方から信用されてメンタルも軽くなる未来。
どちらを選びますか?
ダメな人はダメで良い。
それより敵を作らない事より自分の味方を見つけよう。
これが「嫌われてもいいなんて考えられない」と思っている人への答えです。
「まだダメな人はダメで良いと思えるほど自分に自信がないな」と思う人はなぜ自信がない無能介護士でも人間関係で悩まなくなるのか【3つだけ】という記事を参考にしてください。
↑の記事の『ゲシュタルトの詩』を読めばダメな人はダメで良いと思えるようになります。
とはいえすでにメンタルが病んでいて『そんな理屈じゃ無理』と思っている介護職の方もいらっしゃるかと思います。
そんな方はもう一歩先に進んだ対策が必要かもしれません。
すでにメンタルがやられてしまった介護職の方は『自分はまだ頑張らないといけないのかな』と思っている方もいらっしゃるはず。
結論は
『頑張っても良いし、頑張らなくても良い』
が答えです。
それじゃ答えになってないという方もいるかと思います。
しかし、自分のメンタルを軽くするには『○○してはいけない病』を『○○しても良いし、しなくても良い』と考える事が重要とお伝えしました。
ですので・・。
- 自分は頑張らなきゃいけないと思い込むのは不正解。
- 自分が『頑張ろう』と思えばそれは正解。
- 自分が『もう頑張るのはやめよう』と思えばそれも正解。
です。
もし判断基準に迷うようであれば人間関係を理由に介護施設を転職する境界線は?介護現場リーダーが解説という記事が参考になります。
では上記の事を踏まえたうえであなたは今後どんな行動をしていけばよいのでしょうか?
タップして選んでみてください。
もうちょっと頑張ってみようと思った人は本記事でご紹介したことを意識しつつ、自分のストレスを上手に解消させていくようにしていきましょう。
介護職の方が人間関係で溜まったストレスを低コストで効率的に解消させていく方法は【コスパ最強】介護士のストレス解消に効果的な方法5選【科学で証明済】という記事で解説しています。
また同時並行で人間関係を改善させるために実践できることを行なっていきましょう。
詳しい人間関係改善の方法は【2021決定版】介護施設のつらい人間関係の悩み解消法7選【まとめ】という記事にすべてまとめてあります。
もう人間関係のストレスでメンタルやられちゃっているし介護職を続けていく自信がないよ・・。
という人は介護職という働き方はたくさんある事を理解しましょう。
何も今勤めている介護施設があなたの全てではありません。
選択肢はいくつも存在します。
- 自分にピッタリの選択肢は何だろう。
- メンタルが病むことなく働くにはどうすれば良いのだろう。
と思った方は『介護士のストレスが限界で仕事を辞めたい』選択肢は3つあるという記事が参考になります。
介護職同士の人間関係でメンタルがやられそうな人は自分は嫌われても良いんだと思いましょう。
メンタルがやられそうな人はついつい嫌われたくないと思って良い人を演じてしまいます。
ですがその結果・・。
嫌われたくない
↓
嫌われないように○○はしないようにしよう
↓
つらくなる
と皮肉にもメンタルがやられてしまう結果になってしまうからです。
これを解消させていくには今まで我慢していた『○○はしないようにしよう』という思いを『○○しても良いし、しなくても良い』と考える事。
最初は抵抗があって難しいかもしれませんが、小さな事からでも始めてみましょう。
とはいえ
そんな簡単に嫌われても良いなんて言われても無理だし怖い
と思う方もいるかもしれません。
しかし、嫌われないように良い人でいようとする事は敵は増えないかもしれませんが味方も増えないし信頼も獲得できないという事。
いざ困った時に誰も助けてくれない童話卑怯なコウモリのように信頼まで失う可能性があるという事態にもなりかねません。
それなら一部の人には嫌われても良いから自分の素を出して本当に自分の事を好きでいてくれる人と付き合った方が遥かに有益です。
無理に良い人を演じて消耗したりメンタルがやられることもありません。
つまりこの記事の結論としては
- 嫌われても良いから自分らしさを介護施設で出していけばメンタルは軽くなる。
- そんな本当の自分に共感してくれる味方を作っていこう。
- ダメな人は元からダメなので気にしなくて良い。
これを覚えておきましょう。
どうしてもメンタルがやられそうで切羽詰まっている人は【2021決定版】介護施設のつらい人間関係の悩み解消法7選【まとめ】という記事を参考にしてください。
【2022決定版】介護施設の人間関係の悩み改善法の全て【まとめ】
他にも以下の記事が役立ちます。
以上
【秒でOK】介護職の人間関係でメンタルがやられそうな時の魔法の思考法
でした。