- 介護士さんって優しい人が多いの?現実を知りたい。
- 優しい介護士さんってメンタルがやられちゃいそうだけど実際はどうなの?
- 優しい介護士になって皆から好かれるためにはどうしたら良い?
こんな疑問や悩みは無いですか?
私は介護士として約8年ほど働いてきた経験があります。
そんな中で優しくて尊敬できる介護士さんと出会ったり、悪口ばかり言う嫌な介護士とも仕事をしてきました。
そんな経験からどんな介護士が優しくて周りから好かれるのかということに関して身をもって理解しています。
そこで本記事では・・。
- 優しい介護士がどのくらい存在しているのか
- 正直、本当に優しい人は介護の仕事に向いているのか
- 優しくて周りから好かれる介護士の特徴7選
について詳しくご紹介していきます。
この記事を読めば・・。
本当に優しい介護士がどんな人物なのか具体的に理解できる
↓
優しすぎてメンタルを壊してしまう人と優しくてもメンタルが安定している人の違いが分かる。
↓
介護の仕事でメンタルを消耗せず、同僚介護士や利用者から好かれる介護士になれる
こんな未来が手に入ります。
ぜひ参考にしていってください。
もくじ
- 介護士さんって優しい人が多いのでしょうか?
実際に優しい介護士さんの比率が分かれば教えてください。 - 介護士でも優しい人もいれば意地悪な人もいます。比率でいえば『優しい介護士2:普通の介護士6:意地悪な介護士2』くらいの割合です。
結論から言うと介護士が10人いたらそのうち2人は優しい介護士だと言えます。
これは私の主観や感覚でお伝えしている訳ではなく『パレートの法則』を参考にした答えです。
パレートの法則とは別名2:8の法則とも言われ『全体の大部分はほんの一部の要素が生み出している』という理論です。
例えば・・。
- 売り上げ全体の8割は2割の商品の売り上げで成り立っている
- 納税全体の8割は2割の納税者が納めている
の様な感じ。
これを介護に当てはめると・・。
介護施設で良い雰囲気が生まれる原因の8割は2割の優しい人が作っている
ということになります。
もちろん2割という数字はあくまでも目安です。
3割かもしれませんし1割かもしれません。
個人の主観によっても全然変わってきます。
しかし私が過去5つの介護施設を経験した感覚的にも大きく外れている数字ではないはずです。
ですので大体優しい介護士さんって2割くらいなんだなぁというイメージを持ってもらえればOKです。
『介護の仕事は優しい人がやるもの』というイメージがあるか方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際は他職種とほとんど変わりません。
あなたが通っていた学校のクラスやバイト先や職場を思い返してみても優しい人が約2割ほどいたと思います。
介護業界もそれくらいの比率だと思ってください。
このパレートの法則に当てはめると逆を言えば『意地悪で嫌な介護士も2割ほどいる』ということになります。
詳しくは【事実】介護職は変な人が多い!?むかつく職員を『無害化』する方法という記事を参考にしてください。
嫌な介護士が存在してしまう理由から対処法まで網羅的に解説しています。
また、どんな介護士が嫌わっるのかということに関しては【TOP3】性格の悪い介護士の特徴ランキング【解決法まで解説】という記事が参考になります。
- 優しい人は介護の仕事に向いていますか?
- 説明するまでもなく優しい人は介護の仕事に向いています。
しかし、注意点も存在します。
介護の仕事はモノを扱う仕事ではありません。
人間を相手に仕事をしています。
- 利用者さんの気持ちに寄り添ってケアできる。
- 同僚介護士の気持ちを気遣ってあげられる。
こんな人の気持ちを考えられる人が介護に向いていないわけがありません。
「早くくたばれク〇ジジイ」と思って介護をしていたら正しいケアもできませんし同僚職員や利用者さんからも信頼されませんよね。
もしあなたが介護される側の人間なら優しい介護士さんに介護して欲しいと思うハズ。
ですので優しい人は介護が天職と言えます。
でも介護の仕事ってシンドイから優しい人は潰れてしまうんじゃないの?
と思う方もいるかと思います。
答えを言うと優しい人でも介護の仕事で潰れません。
しかし、自分を犠牲にして頑張りすぎてしまう人は介護の仕事でつぶれてしまいます。
『優しい人=人のために頑張りすぎる人ではない』
これを覚えておきましょう。
頑張りすぎてしまったり親切心から何でも屋さんになってしまう人は優しい人ではなく『お人好し』と言います。
お人好しだから介護の仕事がつらくなって潰れてしまうのです。
例えば・・。
- 利用者さんに感情移入しすぎて自分までつらくなってしまう
- 自分の仕事だけでも忙しいのに他の職員からの仕事の依頼を断れない
- 利用者さんが心配だから他の同僚介護士が忙しそうだからと思って残業を進んでやってしまう
これらは自分への優しさを忘れてしまったお人好しです。
大事なのは・・。
同僚職員にも優しくできる
利用者さんにも優しくできる
そして自分にも優しくできる
こんな人が本当に介護の仕事に向いている優しい人です。
では具体的にどんな介護士さんが周りから優しいと思われて好かれていくのでしょうか。
7つの要素をまとめてみました。
- 他人の気持ちを考えられる
- 分け隔てなく人に接することができる
- 感謝の気持ちやねぎらいの言葉をかけられる
- 忙しい時でも優しく振舞える
- 言葉だけでなく行動でも優しさを示せる
- 悪いことは悪いとしっかり怒れる
- 自分にも優しくできる(自己犠牲的な優しさはしない)
相手の気持ちを考えられる人は優しい人です。
相手の気持ちを考えられれば・・。
- どんなことを言ったり行えば喜ぶか
- どんなことを言ったり行うと傷つくか
が理解できるからです。
相手の気持ちが理解できれば相手に優しく接することもできる様になります。
ですので例外なく優しい介護士さんは相手の気持ちを考えられる人です。
でも他人の気持ちなんか分かるわけないじゃん!
という意見もありそうです。
確かにその通りで、人間は超能力者ではないので他人の気持ちはわかりません。
しかし、相手の気持ちを考えるという習慣さえ持っていれば相手のことを理解しようと頑張れるし分からないことは聞くこともできます。
10年ほど前私が介護の新人で毎日のようにミスをしていた時
「もう自分は介護の仕事に向いていないんじゃないか・・。」
と1人で落ち込んでいた時期がありました。
そんな悩みを察して当時の上司が1時間ほど話を聞いてくれたことを今でもよく覚えています。
あまり自己主張しない過去の僕のような介護職員や、意思を上手く表せない利用者さんでも、相手の気持ちを理解しようという心持さえあれば些細な様子の変化も感じ取れるようになったり相手に「何か悩んでいるの?」と聞くこともできるようになります。
相手の気持ちが分からないのは当たり前。
だから相手の気持ちを考える習慣を持ち理解する努力をしよう。
これが優しい人になる第一歩です。
人によって態度を変えずに分け隔てなく接する事ができる人は優しい人です。
人によって態度を変えている人は「相手はこういう人だからこう扱う」という自分流のマニュアルな様なものが心の中にあったりします。
しかし、分け隔てなく接することができる人は相手に優劣や損得勘定を交えることなく1人の人間として接することができます。
そんな人こそ優しいと思われて信頼も獲得できるのです。
- あの利用者はウザいから適当に対応すればいいや
- あの介護士はウザいからあいさつしなくていいや
こんな介護士が信頼されるはずがありません。
大事なのは誰にでも優しくできる心を持つこと。
それが本当の優しさであり信頼される介護士になる秘訣です。
感謝の気持ちやねぎらいの言葉をかけられる介護士さんは周りから優しい人だと思われます。
自分は評価されたい感謝されたい認められたい
でも現実はそうではない・・。
と思っている人は多いです。
あなたもこんな風に思っていませんか?
そんな時に「あなたは頑張っているね。」と言われたらすごく嬉しいですよね。
実は、自分が言われて嬉しい言葉を他の人にかけてあげられているかが優しい人とそうでない人の違いです。
- 同僚職員へ→残業お疲れ様です。すごく頑張ってますね。無理しないでください。
- アメをくれた利用者さんに→アメちゃんありがとうございます。おかげで元気が出ました。
のようにさりげなく感謝の気持ちやねぎらいの言葉を伝えるようにしましょう。
そうすれば満たされない相手の自尊心を満たすことができるので優しい人だと思われて信頼される介護士になっていきます。
心に余裕がない時こそ人の本性が試されます。
よく利用者さんに対して「今忙しいんだからじっとしてて!」と言う介護士を見かけます。
介護職員に対しても「今忙しいんだからテキパキ動いてよ!」という人もいます。
確かに介護の仕事は忙しいですが優しい言い方もできるはず。
そんな忙しい時だからこそ横暴にならずに冷静に振舞える人が本当に優しい人と言えます。
優しい人は言葉だけでなく行動でも示せる人です。
優しい言葉だけなら誰でも言うことは可能です。
詐欺師であろうと優しい言葉は言えますよね。
だから本当に大事なことは行動で優しさを示ことなんです。
クシャミにをしている人がいたら大丈夫?と声をかけるのではなくティッシュを差し出すみたいなイメージ。
こんな気が利く人ほど優しい人だなと周りから思ってもらえます。
優しい人は怒らないは間違いです。
怒らない人は・・。
- ただ怒るのが面倒なだけ
- 確執が生まれるのが嫌
という理由から怒らないという選択をしているパターンが多いです。
本当に優しい人は面倒な怒るという行動を相手のためを思って実践できる人です。
自分が嫌われてもいいから相手のためを思ってはっきり言う。
そんな人が本当に優しい人だったりします。
もちろんイライラをぶつけるために頭ごなしに怒るのはNG。
怒った後は必ず許したりフォローすることも忘れずに。
『怒ることと許すことはワンセット』です。
本当に優しい人は自己犠牲をせずに自分にも優しくできる人です。
なぜなら・・。
- 自分に優しくして健康な心を持っているからこそ、その心をもってして他人にも優しく接することができる
- 介護の仕事でメンタルを消耗しないように自分の身を守る必要がある。
こんな理由があるからです。
私が介護施設で見かけるパターンとして
- すでに多くの仕事を抱えているのに新しい仕事を振られても断れない。
- 人がいないからと言って明らかに他職員よりも多く自ら残業に入る。
などの行動をする人がいます。
一見協力的で利他的な姿勢なので優しい人と感じます。
ですが、自分の時間や体力やメンタルなどを犠牲にしていては消耗してしまいます。
さらに、自分を犠牲にして他人に協力しすぎると『いい人→どうでもいい人→便利屋さん』になってしまいます。
昭和のたとえで申し訳ないですが
女性を送迎するいわゆる『アッシー君』
女性にご飯をごちそうする『メッシー君』
のように便利屋として使われてしまいまうのです。
これは優しさではなくただのお人好しです。
- 優しさを持つことは忘れず。
- でも自分を犠牲にすることはしない。
- NOと言うべきはNOという。
こんな優しい介護士を目指しましょう。
他人に優しく接する為にはまず自分に優しくなること。
優しい人とは自分を犠牲にして他人に貢献する人ではありません。
では上記の点を踏まえて自分が優しい介護士として介護の仕事に向いているのかカンタンにチェックしてみましょう。
- 他人の気持ちを考えたり想像する習慣を持っている?
- 人を見て判断せずに誰にでも同じように接することができる?
- 感謝の気持ちやねぎらいの言葉をかけている?
- 忙しい時でも人に強く当たることなく冷静に仕事ができる?
- 言葉だけでなく行動でも相手を助けようとしている?
- 感情的にならずに冷静に悪いことは悪いと怒ることができる?
- 自己犠牲をすることなく自分にも優しく接している?
いくつ自分に当てはまりましたか?
また、当てはまらなかった項目はありましたか?
少なかった人も「あぁ・・自分は優しくない人間なんだ・・。」と落ち込む必要はありません。
今回ご紹介した優しい介護士の特徴を理解し今後の仕事に役立てていきましょう。
そうすれば同僚介護士や利用者さんから信頼されて好かれる優しい介護士になることができます。
介護士は優しい人が多いというイメージを持っている人もいるかと思いますが実際は特別優しい人が多い職業ではありません。
目安の数字を答えるとしたら介護士全体の約2割ほどです。
そんな優しい人が介護の仕事に向いているかというと言うまでもなく向いています。
しかし優しさを勘違いしお人好しになってしまうと一気に介護の仕事がつらくなり潰れてしまいます。
ですので本当に優しい介護士とはどの様な人なのかを把握しておく必要があります。
具体的な優しくてメンタルも潰れない介護士の特徴は以下の7つです。
- 他人の気持ちを考えられる
- 分け隔てなく人に接することができる
- 感謝の気持ちやねぎらいの言葉をかけられる
- 忙しい時でも優しく振舞える
- 言葉だけでなく行動でも優しさを示せる
- 悪いことは悪いとしっかり怒れる
- 自分にも優しくできる(自己犠牲的な優しさはしない)
この中で一番重要なものを挙げるとすれば『自分にも優しくすること』です。
これを意識せずに優しい介護士を目指しても良いように使われ都合の良い介護士になって潰れてしまいます。
ぜひ同僚職員にも優しく利用者さんにも優しく。そして自分にも優しい介護士を目指してください。
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