悩める介護士
悩める介護士
このようにな悩みはありませんか？
介護施設の転職を実現させたのに実際に入ってみたら人間関係が最悪なところだったらまさに絶望ですよね。
実際に過去の私もテキトーに選んだ介護施設へ入ってみたら実はパワハラが横行していた・・・なんて失敗もありました。
しかし、現在は結婚相手を選ぶかの如く慎重に慎重を重ねて職場選びをした結果、とても人間関係に恵まれ働きやすい介護施設を見つけることができました。
読者様もせっかく新しい職場へ行くのであれば絶対に失敗したり後悔したりすることは避けたいですよね。
そこで今回は、私の失敗経験や成功経験を元に求人情報から人間関係が良い施設と悪い施設の見分け方について徹底的に解説していきます。
この記事を読めば介護施設選びで失敗したり後悔する可能性を極限まで減らして働きやすく楽しい介護士ライフが送れるようになります。
よしあき
もくじ
悩める介護士
この問いに対する答えは以下の通りです。
はい、人間関係の良い職場はある程度は見抜けます。
人間関係が悪い介護施設は人手不足が深刻化している可能性が高く、求人情報の裏に焦りが現れています。
つまり、求人情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、その求人情報を出している裏の事情を推察すれば自ずと人間関係の良し悪しも推察ができるということです。
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と思うかもしれませんが、分かりやすいように介護施設の人間関係の良し悪しを見極めるポイントを８つにまとめておきました。
- 嘘の情報を掲載している
- 具体的な表現が書かれていない
- 掲載されている情報が少ない
- 頻繁に求人情報を掲載している
- 求人情報に無資格OK未経験歓迎と記載されている
- 就職お祝い金がある
- ＳＮＳやクチコミなどの評判が悪い
- 厚生労働省のデータベースを参考にする
以下で詳しく解説していきます。
人間関係が悪く、労働環境が悪い介護施設は嘘情報を掲載していの求人(いわゆる釣り求人)を出していることがあるので騙されないようにしましょう。
人間関係の悪い介護施設は猫の手も借りたいほど慢性的な人手不足ですので、魅力的に見える条件を掲載して介護士を集めようとしている場合があります。
しかし『魅力的すぎる条件』は撒き餌にすぎず、実態とは異なる場合があります。
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嘘の情報を掲載しているかどうかは以下のポイントを押さえればOKです。
求人情報に掲載されている給与が同じ地域の他の介護施設に比べて明らかに高い場合は釣り求人である可能性が高いです。
介護士へ支払われる給与は国から支給される介護報酬で賄われています。
しかし、その介護報酬には上限が定められています。
ですので一般の会社のように企業努力によって売り上げをアップさせて社員に還元するということができないのです。
そんな制度の都合上、介護士の給与は上がりにくく差も開きにくいという背景があります。
つまり・・・。
介護士の平均給与が23~25万円の地域にも関わらず28~30万円の比較的高額な給与を提示している介護施設は“人手不足が慢性化していてその背景には人間関係の悪さがあるかもしれない”と推察することができます。
よしあき
よく介護施設の求人情報で『残業はありません』というアピールを見かけますが、これは信じない方が良いです。
人手不足が慢性化している介護業界で本当に残業がない介護施設はごく限られています。
そんな状況の中で残業がないとアピールしていることには違和感しか感じません。
介護施設は定時で帰れない状況が多々ありますよね。
- 記録の記入
- ケアの片づけ
- 利用者様への対応
- 委員会や会議や研修
- 帰れる雰囲気でない
などなど、現実は甘くありません。
実際に全国労働組合総連合が発表している『介護労働実態調査(※１)』のデータを見ても正社員のひと月の時間外労働の平均が10.2時間であるということが分かっています。
| 平均時間外労働(時間) | |
| 正社員 | 10.2 |
| 非正規(フル) | 5.3 |
| 非正規(フル以外) | 2.0 |
| 下請け・派遣 | 2.7 |
| 嘱託・雇用継続 | 8.0 |
| その他 | 9.0 |
このような実態があるのに安易に『残業はありません』と明記している介護施設は何か問題があるのではないかと疑ってしまいますね。
よしあき
とはいえ、残業がない理由を添えていたりやむを得ない場合は残業を行ってもらうことが明記されていれば嘘情報とは言い切れないでしょう。
- 介護記録の電子化を採用し、記入時間や申し送りの効率化を図り時短に努めた結果、残業の削減を実現しました。
- やむを得ず月に2~3時間の残業をお願いすることがあります。
こんな感じでありのままを正直に公表してくれている介護施設であれば安心できますね。
『人間関係が良い介護施設ランキング１位獲得』などのアンケート結果を掲載し求職者を呼び込もうとしている介護施設も要注意。
このアンケート結果はまったく信用に値しないものですので信じてはいけません。
この１位獲得系のカラクリは質問を変えながら１位を獲得するまでやり続けるという手法を取っています。
ということは実態が伴っていないのに１位を獲得することが可能だということになります。
例えば・・。
- Ａ社とＢ社とＣ社を比較し３位だったのでＢ社とＣ社を比較対象から外す。
- 今度はＡ社とＤ社とＥ社を比較し２位だったので１位のＤ社を比較対象から外す。
- 改めてＡ社とＥ社とＦ社を比較し１位になる。
こうすればどんなランキングでも１位を獲得することはできますね。
このようにズルいやり方で求職者を騙そうとしている介護施設は内部に問題を抱えているおり、嘘情報で求職者を獲得しなければいけないほど窮地に立っている可能性があります。
わざわざそんな所に就職する必要はありません。
よしあき
- アットホームな職場です。
- 職員はみんなイキイキと働いていて活気に満ちています。
こんな良く見る人間関係は良好だよアピールをそのまま信じるのはＮＧです。
なぜなら内容に具体性が一切ないからです。
『アットホームな職場です』とアピールしているのであればどんな風にアットホームなのか？
『イキイキ働いています』とアピールしているのであればどんな風にイキイキ働いているのか。
その具体的な情報が書かれていないのであれば特別にアピールできるものがないからとりあえず書いてあるだけという可能性が高いです。
ですので具体的な説明がされていない介護施設のアピールは信じないで騙されないように注意しましょう。
よしあき
求職者が欲しい情報が極端に少ない場合は転職先として決定するには慎重になった方が良いです。
基本的な情報しか分からない介護施設は雰囲気や人間関係の良し悪しなどの判断がしにくくギャンブル要素が強くなりがちになるので避けた方が無難です。
最寄り駅○○駅｜通勤手段車通勤ＯＫ｜給与22万円｜勤務時間9:00~17:00｜福利厚生｜ぜひお待ちしています。
これだけだと情報が少なすぎてどんな介護施設なのか良く分からないですよね。
また、パっと見の文章量が多くても求職者目線で説明されているかも注目です。
例えば、真心のこもった介護で高齢者の生活をサポートすることをモットーに入居する高齢者目線でなんとかかんとか～・・・地域に根差した施設を目指してなんとかかんとか～・・・。
と長々と説明されても
悩める介護士
と思ってしまいますよね。
ですので運営理念は良いとしてもしっかりと求職者目線で欲しい情報が掲載されているかも注目して見てみましょう。
よしあき
様々な媒体に多くの求人を掲載している介護施設は人間関係も良くないのだろうと推測することができます。
なぜかというと多くの媒体に多くの求人を掲載している介護施設は人間関係が悪いが故に離職が進んでおり人手不足が深刻化している可能性があるからです。
人間関係が良くて離職も進んでいない介護施設であれば求人を出す量も限られた媒体だけで良いはず。
わざわざコストを多くかけて求人をたくさん出す必要はありませんよね。
だから頻繁に求人情報を出している介護施設は要注意なのです。
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と思っている人は自分に情報を提供してくれるプロの転職アドバイザーがいるサイトに登録しておくと便利です。
アドバイザーに話を聞けば『この介護施設はずーっと求人を出しているけどなかなか求職者は集まっていないですね』などと教えてくれます。
よしあき
- やる気さえあれば資格がなくても大丈夫です
- 未経験でも頑張る人を応援します
この様な求人情報を出している介護施設はなるべく避けるようにしましょう。
一見すると未経験や無資格でも受け入れてくれる良い介護施設なんだなと思うかもしれません。
しかし、現実は人手不足で現場がピリピリしていて“誰でもいいからとにかく人が来てほしい”と思っている介護施設の可能性があります。
それよりも経験者歓迎経験者優遇と記載してある方が募集している介護施設の余裕さを感じられるので面倒な人間関係もなく安定しているのかなと思いますよね。
ですので介護経験がある人が転職する場合は未経験や無資格歓迎の介護施設ではなく経験者優遇と記載してある介護施設を選ぶようにしましょう。
『就職お祝い金10万円支給します』と書かれている介護施設も選択肢から外した方が無難です。
この就職お祝い金を出している介護施設は逆を言えばお金を出さないと人が来ないほど切迫しているという状況かもしれません。
そんな介護施設が働きやすく人間関係も良いところだとは考えられませんよね。
目先のお金で求職者を釣って入職させるのではなく、そのお金を使って１人１人が働きやすい環境を整えていこうと努力している介護施設の方が働きやすそうなのは言うまでもありません。
よしあき
求人情報ではありませんがネット上にあるクチコミの評判が悪いところも避けた方が良いです。
これらのサイトを確認して事前に内部の情報を手に入れておきましょう。
クチコミを収集するコツは良いクチコミも悪いクチコミも両方集めて精査することです。
偏った意見だけに集中するのではなく俯瞰的に見て総合的に判断していきましょう。
求人情報ではありませんが、厚生労働省が発表している介護事業所生活関連情報を検索というデータベースを見ることで
- どのくらい退職者が多くいるのか
- どのくらい勤続年数が長い職員が所属しているのか
を見ることができます。
厚生労働省が発表しているデータですので信頼性が高く内部の雰囲気をある程度推察することが可能です。
▼事業所の概要・事業所の特色・事業所の詳細のタブから細かなデータが見れます。
▼従事者情報
▼従事者の勤続年数別の人数
▼従事者の男女比や年齢構成
▼雇用管理に関する情報｜離職率
このデータを見る時に注目して欲しいのは
- 介護職員数に対する介護職員の退職者数
- 勤続年数別の人数
- 離職率や常勤換算
- 他
介護職員数に対する介護職員の退職者数が多すぎると『雰囲気があんまり良くないのかな』このように推察できますし
勤続年数別の人数を見ると新人さんが辞めちゃうのか継続できてるかが分かったりするので、新人さんに優しい職場なのかがある程度推察できます。
そして離職率が全国平均(14.1％)よりあまりにも高いと何か問題があるのかなと推察できます。
いずれにしろ推察ではありますが、人間関係の良い職場を引き当てる確率をかなり高めることができますので参考にしてください。
人間関係が悪くて離職が進んでしまっている介護施設の求人情報には焦りが表れていることがあります。
その焦りや個別のデータに関しては以下の８つのポイントを見れば理解ができます。
- 嘘の情報を掲載している
- 具体的な表現が書かれていない
- 掲載されている情報が少ない
- 頻繁に求人情報を掲載している
- 求人情報に無資格OK未経験歓迎と記載されている
- 就職お祝い金がある
- クチコミなどの評判が悪い
- 厚生労働省のデータベースを参考にする
ぜひこれらのポイントを参考にして気になった介護施設の求人に目を通していきましょう。
そうすれば・・。
悩める介護士
と嘆く可能性は激減します。
よしあき
悩める介護士
これは以下の３つのポイントを押さえておけばＯＫです。
- 介護施設のＨＰの求人情報が充実している
- 求人をめったに出さないレア求人である
- 社内に相談窓口があると記載されている
介護施設のホームページにある求人情報が充実していれば人間関係も良好であると推察することができます。
なぜなら求職者を大事にしてくれている介護施設は職員も大事にしてくれる可能性が高いからです。
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- 情報が多く掲載されている
- 情報が具体的である
この２点に注目して見ましょう。
情報が多く掲載されている場合はそれだけ中身に自信を持っているという表れでもあります。
- 離職率
- 有休消化率
- 職員の男女・年齢比率
- 職員の声
などなど、『え？ここまで教えてくれるの？』というほど掲載されている介護施設なら安心です。
とはいえいくら情報量が多くても具体的でなければ信用できませんよね。
ですのでどのくらい具体的に書かれているかも注目してみましょう。
例えば本当にアットホームな介護施設であれば『３か月に１回は皆でＢＢＱをしています』と写真付きで紹介することもできるでしょう。
イキイキ働いているのであればその様子を動画に撮影して公開することもできるでしょう。
人間関係が良好ですとアピールするなら昨年度の離職率を公開しても良いですよね。
ですので、情報量が多くあるか？かつ具体的であるか？に注目して介護施設のホームページを確認してみましょう。信頼できそうな求人情報を掲載しているのであれば人間関係の悩みも少なく済む可能性が高いです。
ちなみに介護施設がこまめにＳＮＳやブログで発信しているところは時間にゆとりがあり内部事情にも自信がある介護施設である可能性が高いのでおすすめです。
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求人情報をめったに出さないレア求人を出している介護施設もおすすめです。
求人情報をめったに出さないということはすでに人手が足りているということ。
つまり人間関係が良好だったり働きやすい環境であるため人がなかなか退職しないという表れてもあります。
ですのでもし近くの介護施設でレアな求人を発見したら検討してみると良いかもしれません。
悩める介護士
こんな人は介護専門の転職サイトに登録しておくと“未公開求人”というレアな求人を確認できるようになります。
この未公開求人は一般には公開されておらずそのサイトに登録した人しか見れない求人です。
その中には質の良い求人が多く掲載されていますので人間関係で失敗したくない人は要チェックです。
社内に相談窓口がある介護施設は人間関係の悩みが少なく定着率も良いということが分かっています。
もし悪口やいじめやパワハラがあった場合は社内の相談窓口に相談することで問題解決のために動いてくれる体制が整っており、またそれが新しい人間関係のトラブルを起こさせにくくする抑止力にもなっているからです。
実際に介護労働安定センターが発表した令和２年度介護労働実態調査の結果(※２)のデータを見てみると社内に相談窓口が設置されている介護施設はあらゆる悩みが少なく、人間関係の悩みに関しては19.2%も低い傾向にあるということが分かりますね。
私の勤めている介護施設も相談窓口が設置されており、直属の上司や施設長を通さなくても本部へ悩みを相談できる仕組みが整っています。そのおかげか、人間関係で悩んで辞めてしまう人は直近１年の間では見ていません。
ですので今から介護施設を転職する人は求人情報を見て社内の相談窓口が設置されていないかしっかりとチェックしておきましょう。
そうすれば転職先でまた人間関係で悩んでしまったという失敗を避けることができます。
よしあき
人間関係が良く働きやすい介護施設の求人には以下の３つの特徴があります。
- 介護施設のＨＰの求人情報が充実している
- 求人をめったに出さないレア求人である
- 社内に相談窓口があると記載されている
ホームページ内の求人情報の情報量が多く具体的に書かれている介護施設は求職者のことを大切に考えてくれているため介護士も大切に扱ってくれる社風があると推察できます。
求人をめったに出さないレア求人を出している介護施設はそもそも求人を出す必要がないくらい社内が平和で定着率も良いことが予想できます。
社内に相談窓口がある介護施設は悩みのタネが少ないことがデータによって証明されています。
ですのでこれらの条件に当てはまっている介護施設を狙って応募をすれば今まで人間関係で悩んでいた過去から抜け出して働きやすい悩みが少ない介護士ライフが送れるようになっていきます。
次の転職は絶対に失敗したくないという人は介護専門の転職サイトを活用してプロのアドバイザーの方へ相談すれば同じ失敗を繰り返さずに済むのでお勧めです。
介護施設の求人情報を見るとその職場の裏側をある程度推察することができます。
介護専門の転職サイトに登録するのは大前提ですが、それにプラスして自分でしっかりと情報を集めていくことも同じくらい大事です。
検討している介護施設の数が多ければ多いほど情報を集めるのは大変かもしれません。
しかし大変だからといって皆がやっていないことこそ自分が積極的にやることで他の求職者よりも良い結果を手に入れることができるわけです。
介護施設に就職することはこれからの人生の約１/３の時間を過ごす場所を決めることです。
ということは結婚相手を決めるくらい慎重かつ徹底的に調べることは必須です。
ぜひ本記事を参考に人間関係で悩まない働きやすい介護施設を見つけましょう。
そうすればもう同じ悩みを抱えずに済みますし楽しい介護士ライフが送れるようになります。
悩みのない楽しい介護士ライフへGood Luck
