- 介護施設の人間関係が面倒でしんどい
- 職場の雰囲気がギスギスしている感じが嫌で居心地が良くない
こんな風に悩んでいる介護士さんはいませんか?
悩める介護士
と思っている人は要注意。
介護の仕事が嫌になるだけでなく、大きなストレスを抱えてしまいココロの病気になる可能性もあります。
僕は介護福祉士として10年ほど勤めてきた中で人間関係のストレスによってメンタルを壊したこともあります。
だからこそ読者様にはそんな状態にはなってほしくないのです。
今回私が本記事でお伝えするのは・・・
- 介護施設の人間関係が面倒になってしまう最も根本的な原因
- そんな面倒な人間関係の悩みを解決する5つの具体的方法
- どうしても悩みが解消されない時の奥の手
こんな内容をお伝えします。
この記事を読むと・・。
介護施設の面倒な人間関係を解決する方法が分かる
↓
今までのストレスフルな悩みが解消される
↓
悩みがない最高の職場環境を手に入れられる
↓
楽しく仕事ができる様になる
こんな未来が手に入ります。
ぜひ本記事を参考にしてご自身の介護施設のお仕事にお役立てください。
もくじ
介護施設には様々な考え方や性格の人がいるのでトラブルが起こりやすく人間関係が面倒になりがちです。
だからといって相手の考え方や性格を変えるのは現実的ではありません。
それよりも自分の中に人間関係が面倒でつらいと感じてしまう原因を見つけ直していこうと考えた方が合理的です。
結論を言うと介護施設の人間関係が面倒と感じてしまうのは
- 他の介護職員に嫌われないようにしなければいけない
- 良好な人間関係を構築しなければいけない
という『義務感』があるからです。
なぜ『義務感』が人間関係を面倒と感じる原因になるのかというと、『面倒・嫌だ・不快』などの感情の正体を見れば理解できます。
明日提出しなければいけない書類→超面倒
10年後に提出する書類→面倒と思わない
つまり人間は『しなければいけないと思っていること(義務感)を面倒と感じてしまう』という生き物なのです。
これを介護施設の人間関係に置き換えると・・。
- 嫌われないために良い人を演じなくてはいけない
- 介護施設の人間関係は良好に保たなくてはいけない
と思っているから人間関係が面倒になるということになります。
つまり、介護施設の人間関係が面倒で息苦しさを感じていても
- いい人を演じることを辞める
- 介護施設の人間関係は良くしなければという思い込みをなくす
このように考えると面倒という感情の正体である『義務感』から解放されます。
心理学の世界では3大巨匠と言われ、『嫌われる勇気』で有名なアドラーもこのように言っています。
『職場の人間関係はしょせん職場の人間関係。家族や親友の様に深い付き合いをする事は無い。』
この言葉からもわかるように『仲良くしなければ・良い人でいなきゃ』と思う必要はまったくありません。
むしろ、この『義務感という名の足かせ』を捨てることによって『精神的な自由』が手に入り面倒と感じたり息苦しさを感じることがなくなっていくのです。
職場のスタッフと良好な人間関係を作らなければいけないという義務感に囚われていると精神的に辛くなります。
介護施設は他の介護士や看護師ケアマネなど多職種と連携しながら仕事をしなくてはいけません。
ですが、中にはすぐ文句を言ってきたり価値観が合わない職員もいますよね。
しかし『連携をする=仲良くしなければいけない』というわけではありません。
連携をする上で業務的にコミュニケーションが取れればOKで、別に仲良くしなければいけないという義務はないからです。
利用者様の中には暴言や暴力を振るってくる方もいますよね。
しかし、そんな利用者様とも人間関係を深めようとする必要はありませんし良い人を演じる義務はありません。
もちろん、なぜ暴言や暴力を振るうのか仮説を立てて実践してみたり傾聴をして安心してもらうといった“仕事としての義務”は必要です。
だからといって仕事をこなす以上の『仲良くしなきゃ・良い人でいなきゃ』という義務は発生しないのです。
利用者の家族の方も同様にクレーマー的な方も一定数いらっしゃいますよね。
このような場合も仕事としての義務を全うすればOKで、これ以上の義務はありません。
つまり、介護施設の人間関係において無理をする必要はないということです。
人間関係が面倒だと悩んでいる間はまだ良いですが、それが積み重なると過去の私のようにメンタルを病むことになります。
無理をして自分を偽ば偽るほど面倒な人間関係に悩まされる。
仲良くなった人とだけ仲良くすれば良い。
というのが面倒な人間関係を解消させる結論になります。
- 介護施設の人間関係が面倒と感じるのは皆と良好な人間関係を作らなくてはいけないという『間違った義務感』があるから。
- 間違った義務感をなくせば精神的な自由が手に入り面倒な人間関係の悩みは消え去る。
- 誰であっても考え方は同じ。仕事上の義務を全うする以上の義務はない。仲良くなった人とだけ仲良くしよう。
悩める介護士
具体的にどうすれば良いの?
こんな風に思った方は以下の5つを実践してみましょう。
- 嫌われることを恐れない
- 1人でいることを恐れず派閥やグループから距離を取る
- 自分を犠牲にするのをやめて対立することも恐れない
- 本音を隠すことをやめる
- 作られた人間関係の中にいることを自覚する
介護施設の人間関係が面倒と感じる人は『嫌われることを恐れる』のをやめましょう。
ちょっと言い方を変えると・・。
よしあき
くらいに思っておくのが良いということです。
なぜかというと嫌われることを恐れていると気疲れしてしまい、それがめんどくささや息苦しさに繋がってしまうからです。
嫌われたくないと思っていい人を演じていると本音で語れる同僚がいなくなります。
本音で語れる同僚がいなくなると表面上だけの関係になるのでそれを維持していくために息苦しさを感じてしまうということです。
逆に嫌われることを恐れていなければ、同僚介護士のご機嫌に気を揉む必要もありませんし人間関係ストレスも一切なくなります。
だから嫌われることを恐れてはいけないのです。
実際に嫌われている人でも幸せそうに生きている人はいますよね。
ですので嫌われているかが問題なのではなく自分がどう感じるかが大事なのです。
悩める介護士
という人は嫌われた時に被るデメリットを考えてみましょう。
嫌われて被るデメリットとしては気まずくなるくらいなものです。
それによる“実害”はまったくありません。
面倒な人間関係を解消するには気を使ってメンタルや時間を消費するのではなく
嫌われてもいいと思って自分の仕事に集中する。
信頼は仕事で獲得する。
これくらい割り切ることができれば面倒な人間関係で悩まされることはなくなります。
悩める介護士
こう思っていませんか?
実は介護施設の人間関係が面倒と思っている介護士さんは『1人でいることを恐れずに思い切って派閥や固定グループから距離を取ってみる』ことが大事です。
なぜかというと、自分があまり好きではない同僚や価値観が合わない同僚に自分を合わせようとするとかなり神経を使うことになります。
その結果人間関係が面倒という感情になってしまうからです。
そもそも介護施設内での派閥や仲良しグループに所属する意味は何なのでしょうか。
メリットとしては『寂しさが和らぐ』程度のもの。
しかも、その寂しさが和らぐのは自分が無理をして感じている『幻』のもの。
そんな安心感に価値はありません。
むしろ無理をしていることによって自分を苦しめている重荷になっています。
仲良くするのは自分の友達や恋人や家族がいれば問題なし。
介護施設で自分の首を絞めてまで面倒な人間関係に縛られる必要は微塵もない。
この考え方を持つことが大事です。
もちろん心から許せる気の合う同僚とは仲良しグループを継続させていきましょう。
私は私の人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。
出典:JOICFPゲシュタルトの祈り
私はあなたの期待にこたえるためにこの世にいるのではないし、あなたも私の期待にこたえるためにこの世にいるのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし私たちが、たまたま互いを見つけ出すなら、それは素敵なことだ。
しかしそうならなくても、それもまた仕方のないことである。
この詩には人間関係で悩む人たちの気持ちをラクにするための本質的な要素が詰まっています。
もし介護施設の人間関係で悩むことがあればこの詩を思い出してみましょう。
よしあき
介護施設の人間関係が面倒と感じている人は『自分を犠牲にしてまで同僚介護士のご機嫌を取ることはやめる』ことが大事です。
そして『対立することを恐れず自分の主張をする』ようにしましょう。
人間関係が面倒で悩んでいるあなたはきっと『いい人』なのだと思います。
いい人と聞くと一見問題はないように聞こえますが、実は対立するのを恐れて自分を犠牲にしてしまう傾向があります。
そうすると結果的に神経をすり減らして人間関係でつかれてしまったり嫌な要求も飲まされてしまうのです。
例えば・・。
- 残業確定の仕事を断れなくて受けてしまう
- 断れず役割を複数抱えてしまう
- 断れず行きたくもない飲み会や食事会に参加してしまう
など仕事が増えてしんどくなってしまったり、余計に介護士同士の人間関係が面倒になってしまいます。
しかし、『自分を犠牲にすることなく対立も恐れなくて良い』と考えると・・。
『無理をせず自分色を出して人と関わっていけば良いんだ』
という良い割り切り方ができるようになります。
現在私が勤めている介護施設は例にもれず人手不足の状態で、時々残業して欲しいと要求されることがあります。
その時私が出す答えは即答かつ被せ気味で
よしあき
と答えます。
これは過去に良い人を演じ続けて身も心も犠牲にした結果、体を壊してしまったという経験があるからです。
おそらく私のことを『残業をしない非協力的なやつだ』と思っている職員もいるかと思います。
ですが自分にとってそのように思われたところで特に問題はありません。
なぜなら自分を犠牲にして良い人を演じてもメンタルが疲弊してしまったり、相手にとって都合の良い人間になってしまい、さらにしんどくなることが分かっているからです。
悩める介護士
という気持ちも理解できます。
しかし、あなたがいい人(都合のいい人)である限り面倒な人間関係は一生続きます。
辞めたら終わりの仕事上だけの人間関係である同僚に、自分の時間や精神力を使い疲弊してまでもご機嫌を取ることはかなりコスパが悪いです。
それよりも
嫌なものは嫌という主張をはっきり示す事で今まで流されていた自分を変え、自分らしく仕事をする。
このように振舞ったほうが無駄な人間関係の悩みが消えてラクになっていくのです。
よしあき
介護施設の人間関係が面倒と感じている人は『本音を隠すこと』はやめましょう。
なぜかというと本音を隠して仕事をしていると自分らしさを出せずに我慢することが多くなり結果的に人間関係でストレスを抱える事になるからです。
例えば・・。
- その考え方は間違っているとはっきり言う。
- 同僚介護士の不快な発言があったら「その言葉は不快なのでやめて欲しい」とはっきり言う。
などです。
とはいえ・・。
悩める介護士
と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、それは間違いです。
確かに自分の本音を隠し黙っていれば他の介護士との確執は生まれません。
しかし、確執が生まれない代わりに自分の本音を理解してくれる味方もいないということになります。
よしあき
それよりも自分の本音をさらけ出した結果、それに共感してくれる本当の仲間と良い関係を結んだ方が精神的に良いのは明白です。
他の介護士と確執が生まれるかもしれないが、それは仕方のないことと割り切り自分に共感してくれる味方とだけ付き合っていく。
こうすれば面倒な人間関係から解放されます。
実は僕が働ているブラック介護施設に来た派遣介護士さんが本音を漏らして思わず共感してしまったエピソードがあります。
その派遣介護士さんが漏らした本音の一言は・・。
激おこ介護士
それを聞いた僕は
よしあき
と思ってしまいました。
もちろん本音を漏らしたとて共感してくれるとは限りません。
しかし、本音を言わなければ共感してくれる人は絶対に現れませんし味方も増えていかないのです。
ですので八方美人は今すぐやめましょう。
人間は本音を表に出すからこそ魅力的に見えて味方が増えていくものです。
最初は少しずつで良いので『本音を出してみる』ということを実践していきましょう。
よしあき
介護施設の人間関係が面倒と悩んでいる人は『自分は作られた人間関係の中にいる』ということを意識してみましょう。
介護施設は“たまたま”同じところで働くことになった人々の集団でしかありません。
よしあき
こう思うと良い意味で割り切れます。
そのたまたま作られた人間関係が偶然良い出会いになることもあればめんどくさい奴に出会うことだってあります。
中には悪口を言いまくったり、プライベートに首を突っ込んでくるヤツ、責任転嫁する先輩などむかつく介護職員もいます。
しかし、そんなたまたま同じ介護施設で働くことになった嫌な同僚にいい人を演じて愛想を振りまきメンタルを消耗必要がどこにあるでしょう。
めんどくさい人間関係は業務上最低限のコミュニケーションだけで済ます。
仕事上のコミュニケーションが取れれば十分。
自分と気の合う人がいればその人とだけ仲良くすればOK。
作られた人間関係の中ではこの様な割り切った考え方をした方が無駄にストレスを抱える事がなくなり得策です。
冒頭で『あなたが介護施設の面倒な人間関係で悩むのは“義務感”があるからです』とお伝えしました。
その義務感とは介護施設では他人と仲良くしなければいけない、良い人を演じなくてはいけないという思い込みです。
これらをなくすには以下が重要です。
- 嫌われることを恐れない
- 1人でいることを恐れず派閥やグループから距離を取る
- 自分を犠牲にするのをやめて対立することも恐れない
- 本音を隠すことをやめる
- 作られた人間関係の中にいることを自覚する
今回ご紹介したこれらを実践すれば今まで自分を苦しめていた“無駄な義務感”を払しょくすることができます。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、一個ずつでも良いので徐々に実践していきましょう。
そうすれば今までの苦しみから解放されるはずです。
今回ご紹介した方法をしっかり落とし込み実践すれば面倒な人間関係から解放されてストレスのない職場環境が手に入ります。
しかし・・。
- どうしても人間関係の悩みが解消されない
- 理解はできたけど実践するのが怖い
- そもそも実践するほど心に余裕がない
という人もいらっしゃるかと思います。
そんな方は以下の方法で人間関係をガラッとリセットしてしまいましょう。
上司へ相談することで配置転換やシフト調整をして無理やり面倒な人間関係を解消させるという方法があります。
この方法にはメリットやデメリットが存在します。
メリット
- 即効性が期待できる。
- 環境が変わることで心にゆとりができる
デメリット
- 必ずしも自分の希望が受け入れられるとは限らない。
- 問題の根本から解決することにはならない。
ですので、メンタルが限界に近くて早くこの現状から解放されたいという人は上司に相談して具体的な解決法を探っていきましょう。
転職という方法でもめんどくさい人間関係をリセットしてゼロから再スタートすることができるようになります。
悩める介護士
と思われる方もいますよね。
ですのでそんな人は下の記事を参考にしてください。
この記事では自分が転職をする方が正しいのかそうでないのかを判断することができますよ。
質問|介護施設の看護師や上司との人間関係が面倒です。おすすめの解決法はありませんか?
答え|今回の記事を参考にしつつ、上司や看護師の立場を理解するようにしましょう。
介護士が上司や看護師に対して面倒と感じてしまうのは立場が違うために相手の気持ちを理解していないからかもしれません。
上司には上司の都合が。
看護師には看護師の都合があったりします。
そんな都合を介護士が理解してこちら側から歩み寄ることで心の溝を埋めていきましょう。
こちらの記事を参考に人間関係で悩まない方法を学んでいってください。
質問|嫌なおばさんやお局様的な職員がネチネチ文句を言ってきて面倒です。何か対策法はありませんか?
答え|おばさんがネチネチ攻撃してくるのは相手の『劣等感』が原因の場合が多いです。そんなのに付き合うのは時間の無駄なのでスルーしましょう。
具体的な攻撃のスルー方法に関しては以下の3つがオススメです。
- 感情的にならず無表情
- 相手を否定しない
- 会話はサッと終わらす
さらに詳しく嫌なおばさんへの対応法を知りたい方は↓の記事が参考になります。
質問|面倒な同僚のせいでストレスを抱えています。対処法を教えてください。
答え|科学的に正しいストレス解消法を実践しましょう。お金をかけなくてもカンタンに実践が可能です。
介護士はお給料が少ないのでなるべくコスパ良くストレスを解消させていきたいですよね。
ですのでストレスが溜まっていると感じている人は以下の記事を参考に解消させていってください。
本記事でお伝えしたかった一番重要なポイントは・・。
介護施設の人間関係は良好であるべきだ。
嫌われないために良い人を演じなければいけないんだ。
という『義務感』を捨てれば面倒な人間関係の悩みは消える。
ということです。
その『義務感』を捨てるには以下の5つの方法がオススメ。
- 嫌われることを恐れない
- 1人でいることを恐れず派閥やグループから距離を取る
- 自分を犠牲にするのをやめて対立することも恐れない
- 本音を隠すことをやめる
- 作られた人間関係の中にいることを自覚する
ぜひこれらを実践して介護施設の面倒な人間関係を解消させていってください。
以上
【介護施設の人間関係が面倒】こんな介護士がやるべき対処法【5選】
でした。